<旦那が勝手に姪の奨学金の保証人に>【前編】離婚をちらつかせて反対する私は意地悪?
国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校に通うにあたり、奨学金を申し込む際には、「機関保証」や「人的保証」が必要になってくる場合があります。
もしもみなさんは自分のきょうだいの子どもから、「保証人になってほしい」と頼まれたらどうしますか? 今回の相談者さんは、旦那さんが相談もなく姪っ子の奨学金の保証人になる約束をしたことで、たいへん憤慨しているようです。
『旦那が勝手に義姉の子(つまり姪っ子)の奨学金の保証人になる約束をしていました。わが家は私も正社員で働いている共働き家庭なので、「私には関係ないは通用しない」と旦那には言いました。
「もし本当に保証人に捺印したのならその時点で離婚をする」と旦那に伝えました。旦那はそのまま義姉と義両親に伝えていて、揉めているようです。私にも義実家から連絡が何回も来ていますが、着信拒否しています。ちなみに、義兄(長子)は断っています。
明日から週末に入るので、今晩あたりから義姉家族や義両親がわが家に乗り込んでくる可能性もあるかと思います。とりあえず私は実家に逃げるか、私の両親をわが家に泊まらせようかと考えています』
相談者さんの怒りを見て取って、すぐに断りの連絡を入れた旦那さん。けれどお義姉さんも、きっとそれでは納得できない事情があるのでしょう。義両親も巻き込んで、ひと悶着ありそうな予感がしますね。
大事なことなのに相談もないのは腹が立つ
相談者さんが今回怒っているポイントは“勝手にOKを出したこと”、そして“保証人になること”の2点。しかし相談者さんと同じように、旦那さんの行動に怒りたくなってしまった人は少なくないようです。
『嫁に内緒は頭にくる。むしろ嫁に相談すべきだわ』
『学費貯められないうえにお金ケチって頼んでくる身内とか無理』
『黙って保証人になるとかありえない。義姉夫婦、姪は頭下げてお願いしにこなきゃだめでしょ』
なぜ奨学金を利用しないように姪っ子の両親はお金を貯めなかったのか、なぜわが家を頼ってくるのか、なぜ旦那は自分に相談をせずに勝手にOKを出したのか……相談者さんの頭の中は、「なぜ?」だらけになっているのではないでしょうか。
旦那さんは保証人についてちゃんと考えている?
保証人は、もしも返済者が返済できなくなれば、その分の保証債務を負わなければならなくなります。相談者さんはその“もしも”を考えたのでしょう。しかし旦那さんは、そこまで考えて決めていたのでしょうか? 「とくに害はないだろう」と安易な気持ちで引き受けたように感じられるところも、きっと相談者さんを怒らせたポイントのひとつだったのでしょう。
『保証人になっても、ほとんどの場合名前を貸しただけで終わるんだよね。ただ、そのほとんどの場合に自分が当てはまらなかったときのことを考えると、簡単に引き受けちゃいけないと思う』
『もし義姉の子が返済できず、義姉夫婦にも返済ができなかったとき、相談者さんの旦那が返済することになる。その返済に追われれば、自分の子が進学できなくなる可能性もある』
『保証人をとても軽く考えている人がいるけれど、奨学金にしろ賃貸にしろ、それこそ借金にしろ、連帯保証人ってのは自分が借金したこととほぼ同義だからね。連帯保証人になれるかどうかは、その借入金額を実際にそいつに貸せるかで考えるものなのよ』
姪っ子の奨学金の返済が滞ったら、旦那さんが責任を負わなければなりません。それはまわりまわって、二本柱で家計を支えている相談者さんにも迷惑がかかるということ。そしてその家計の負担は、一緒に暮らしている子どもにも迷惑がかかってくる話で……。
いろいろなことを考えると、親族の奨学金といえど、家族との相談なしに保証人になるべきではないのは明白です。今後同じようなことが起こらないようにするためには、旦那さんにもリスクを考えてもらいたいものですよね。
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