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<野球なんかさせなければよかった>【後編】高校で野球を諦めた息子、今までの努力は無駄だったの?

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前回からの続き。投稿者さんの息子さんは現在高校3年生。小学生のころからずっと野球に打ち込んでいて、中学生までは素晴らしい成績を残していました。しかし強豪校からの推薦はなく、地方にある全寮制の高校で野球を続けることに決めました。しかし高校に入ると成績は伸び悩んでしまい、息子さんは野球を辞める決心をしました。そんな息子さんの様子を見た投稿者さんは「家族旅行にも行けなかった。高校時代も一緒に過ごせなかった。野球なんてさせるんじゃなかった」と後悔。ママたちからは共感の声があがりながらも、「それでも野球を続けた意味はあるはず」と励ましのコメントが寄せられました。

後悔なんてしないで!学んだことはたくさんあるはず

後悔の念を口にする投稿者さんに、ママたちからは「そんなことを言わないで」と元気づける声が寄せられました。

『投稿者さんのように後悔に似た感情を持つ親は多いかもしれないけど、お子さんはどうですか? 努力は裏切らないと思います。何かに打ち込んだ一家、素敵ですけどね』

『母としてはそういう気持ちなのかもしれないけど、今まで野球頑張ってきた息子さんに失礼じゃない?』

『その発言は子どもの歩んできた人生を否定してるよ。うちも息子2人は高校野球まで頑張ってきたよ。やりたがったのは本人たちだし、夫婦で子どもたちの野球をバックアップできたことがいちばんの思い出。お母さんがそんな悲しいこと言わないで! 子どもが悲しむよ』

「野球をさせなければよかったなんて言わないで!」と諫めるようなコメントをしたママたち。投稿者さんは息子さんが野球を辞めたことによって、今までの努力や時間もすべて無駄なものだったかのように思ってしまっているのかもしれません。しかしそんなことはありませんよね。息子さんの人生は、野球から学んだことがたくさん詰まっているはずです。「野球をさせなければよかった」というひと言は、息子さんの人生そのものを否定することになりかねないとママたちは判断しました。頑張ってきたわが子を否定してしまうかもしれない言葉は、心の中にだけにとどめておく方がよさそうですね。

野球こそが家族みんなの思い出

「家族での思い出がまったくない」と嘆く投稿者さんでしたが、それに対しては「息子さんが野球に打ち込んだことこそが思い出」とのコメントも。

『お子さんが野球を頑張ってて、遠征に一緒に行って応援したり、みんなで頑張った野球の思い出が家族の思い出じゃないの?』

『野球をしてキラキラしてる息子さんを応援したり誇らしさを感じたり、勝ったら自分のことのように喜んだり、それはもう投稿者さんの特権だったんじゃないかな。野球の中に家族の思い出も息子さんが育った軌跡もあると思う』

『家族で同じ夢を追いかけて全力で頑張るなんてほとんどの家庭では味わえないことだよ! 野球で家族みんなが悔しい思いや嬉しい思いをしていい思い出じゃん。歳とっても子どもとは野球の話できそう』

「家族旅行にも行けなかった、高校時代も一緒に過ごせなかった」と嘆く投稿者さん。しかし本当に投稿者さん一家に「家族での思い出はない」のでしょうか? 息子さんが長い間野球に打ち込み続けた姿はもちろんのこと、試合のたびに手に汗を握って応援をしたり、自分のことのように喜んだり悔しがったり。その時間や経験こそが投稿者さん家族の素敵な思い出でしょう。野球をしていたことによってできなかったこともあるかもしれませんが、逆に野球をしてたからこそ楽しめたこともたくさんあるはずですよね。

人生にタラレバはない。後悔に振り回されないで

「あのときこうしていれば……」「あちらを選んでいたら……」と思い悩んでしまうことは誰にでもあるでしょう。しかしよくよく振り返ってみれば、人生の岐路に立ったときには悩みながらも「良いと思える選択」をしているのではないでしょうか。

『どうしても結果論になるよね。野球をしてる最中は「これから活躍出来るかも」と期待するから旅行どころじゃないしね』

『その日その時選択したのは息子さんと家族で、それを応援していたのは事実でしょ。今さら過去を振り替えってのタラレバは意味ないよ。息子さんが結婚して孫も生まれたら家族旅行に行きなよ!』

『「家族であのころああしたかった、こうしたかった」って誰にでもあると思う。みんなで協力して野球をやってきたからこそ、今の投稿者さんの家庭があるかもしれないよ。野球をしてなかったら、野球をしている友だちを見て「うらやましい」と思ったかもしれないし』

後悔の念は、簡単になくせるものではありません。しかし「あのときの選択があったから今がある」と考えることで、現在の状態を大切に思えるかもしれませんね。

息子さんが高校まで続けた野球を辞めたことで後悔の念を抱いてしまった投稿者さん。「野球をしていなければもっと家族での思い出を作れたかもしれない」と考えてしまうのは無理もないかもしれません。しかし長く続けた野球生活のなかから息子さんが得たものはたくさんあったはずです。後悔に振り回されることなく、家族みんなでこれからもずっと野球の思い出話ができるといいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<義父よ……>【前編】義父からの電話のせいで家族での外食は中止。イライラして旦那を無視している

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
野球なんかさせなければよかった