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<窓ガラスを破壊>「もう無理、助けて!」暴れる息子と私のバトル【息子と母の物語:エピソード15】

前回からの続き。私はフルタイムで働く中2息子の母です。朝は仕事のため、私も旦那も息子より早く家を出るのですが、最近ちょくちょく息子が登校していない日があるのです。学校から連絡があって息子に問いただすと、途端にキレて暴れて手がつけられません。
ドア破壊息子1

以前は素直で成績が良くて、先生からの評判もよかったのに……。キレた息子がテーブルをひっくり返すのはあたりまえ。私も応戦して椅子や扇風機を投げ合うバトルを繰り広げ、部屋のなかはいつもめちゃくちゃになっていました。帰宅した旦那は物が散乱する家の惨状に絶句するばかりです。そしてついに……。
ドア破壊息子2
助けを求めたところ、児童相談所の方が家に来て私の話を聞いてくれました。張り詰めていた糸が切れてしまったように泣きながら「もう限界です……」と言ったのを覚えています。とはいえすぐに問題が解決するわけではなく、中2の秋から息子は完全に学校に行かなくなりました。

ドア破壊息子3
現在、高校生になった息子はすっかり落ち着いて毎日学校にも通っています。激しいバトルを繰り広げたあの日々は何だったのだろうと思うくらいの穏やかさです。息子の場合は「一緒に高校に合格しよう」と誘ってくれるような良い友達に恵まれていたことも幸いしたのでしょう。

今思えば力でやり合うのは決して良いことではなかったと反省しています。私が一歩引いたことで息子も冷静になれたのかもしれません。子育てにはこれが効果的だというような正解はないのでしょうが、自分の経験したことが誰かの力になればと思います。

【息子と母の物語:エピソード16】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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