ママが働くことに難色を示す旦那さん。収入は増えるのになぜ嫌がっているの?
子どもがある程度大きくなって手がかからなくなってくると、ママも仕事をしようか考えることもあるでしょう。夫婦共に働けば収入も増えて家計も助かると思うのですが、旦那さんが賛成してくれない場合もあるようです。ママスタコミュニティに投稿をくれたあるママから、このような相談がありました。
『子どもにも手がかからなくなっているし、働こうかなと思っている。収入も増えるから、旦那に話してみたらなんとなく嫌そうな感じ。「え。嫌なの?」と聞いても「いや、別に。良いと思うよ?」と返事をするけれど、本心はそう思っていない雰囲気。はっきりしないのは嫌なので追及したら、「だって俺、ごはんを作れないしさ」と言うから「別に夜勤をするわけでもないし、なんで私がごはんを作れなくなる前提?」と聞いた。でもはっきりした答えはなく。私が働くかどうかに旦那の意思は関係ないけれど、なんかモヤモヤする。どうして旦那は嫌がっているのだと思う?』
投稿者さんはなにか仕事を始めたいと思っているようですが、相談した際の旦那さんの態度を見ると、100パーセントの賛成ではない様子だったそうです。理由が明確にわかれば解決策も見つかると思いますが、旦那さんからこれといった明確な答えはなかったとのこと。これでは投稿者さんもどうすれば良いのかわからず、困ってしまいますよね。しかしママが働くことに関して煮えきらない態度をとる旦那さんは、意外といるようです。それではなぜ賛成してくれなかったのでしょうか?
家のことを分担させられるのが嫌だから
『旦那の答えから察するに、「家事を自分にやらせるな」ということでしょ。妻が働きだせば、今まで当たり前に妻にやらせていた家事(家事に限らず、手続きとか子どものことなど全般)を自分がやる可能性が高くなるのが嫌なのでは? 妻が専業主婦なら全てをやらせることに正当性があるけれど、1円でも稼いでくると妻側が家事を全部するわけにもいかないじゃない』
『家事を手伝いたくないんだよ。「私だって働いているんだから家事をやってよ!」と言われたくないだけ』
投稿者さんが専業主婦であれば、おそらく家事をするのは投稿者さんの仕事になってくるでしょう。そしてお金を稼いでくるのが旦那さんの仕事、というようにそれぞれの役割が決まっていたはず。しかし投稿者さんが仕事をしてしまうと、そのバランスが崩れてしまうことになります。家計を共に支えることになるならば、当然家事も分担という話になってきますよね? 旦那さんが「自分はご飯を作れない」と言っていることから察するに、食事の用意を担うことは、絶対的に嫌なのでしょう。しかし食事の用意にとどまらず、掃除や洗濯など、これまで投稿者さんが行ってきた家事全般をするのに抵抗を感じていることもありそうです。
「自分が家計を支えている」という立場が脅かされるから
『対等になりたくないから』
『自分と対等に稼げる立場ではなく、ずっと下の立場でいて欲しい』
旦那さんは、投稿者さんと自分の立場を無意識に比べているのかもしれません。生活していくうえで絶対に欠かすことができないお金、それは自分が稼いできている。そのような気持ちがあれば、自分が上の立場でいられると思っているのかもしれません。そしてそれが旦那さんにとって、自身の優越感につながっている可能性もあるでしょう。対等であったり、場合によっては立場が逆転してしまったりすることに、脅威を感じているのかもしれません。
「自分の稼ぎだけでは足りないのか?」というプライドの可能性も
『「俺の稼ぎだけではダメなのか?」という男のプライドかな? 共働きを希望する男性が増えているのも事実だけれど、「俺が家族を養っているんだ!」というのをモチベーションとして働いている男性がいるのも事実だからさ』
『まさにうちの旦那。私が働くと言うと、「俺の給料では足りないの?」となる。「働かれる」のがプライドを傷つけられるらしい』
もしかしたら旦那さんはまるで「あなたの給料が少ない」と言われているかのように感じてしまったのではないでしょうか? 投稿者さんがそのような意味合いで言ってなかったとしても、言葉の受け止め方は人それぞれ。旦那さんに「お金は自分が稼いできている」という自負があれば、それが傷つけられたことでカチンときてしまったことも考えられます。
子どものために、まだ家にいて欲しいのかも……
『うちは旦那が小さい頃に家でいつも留守番をしていて、それがすごく嫌だったからダメと言う。もう高校生になったのに、「何があっても大丈夫なようにしていて」と言う』
『夫の実家は自営だったからきょうだい3人、あまり母親にかまってもらえなかったそうだよ。話を聞いてもらいたくても、仕事をしているからと思って子どもたちは話すのを黙ってしまう。寂しい思いもしたので、自分の奥さんには家にいて、家事や子育てに邁進して自分は外で働く、帰宅して玄関の明かりが見えて子どもたちと妻の笑い声が聞こえると、自分はなんて幸せなんだろうと思うそうだよ』
学校から帰宅したときに誰もいないと、子どもが寂しい思いをすることもあるでしょう。もし旦那さんが子どもの頃にそのような経験をしていたのであれば、「自分の子どもには同じ思いをさせたくない」と考えるのは自然なこと。だからこそ家に投稿者さんがいて、子どもたちをあたたかく迎えてほしいと思っているのかもしれません。学校から帰ってきた子どもたちと今日の出来事を話したり、子どもとのコミュニケーションをとったり、一緒にすごす時間を大切にして欲しい。旦那さんは自分のことよりも、子どもの気持ちを優先させている可能性もあります。
働き方や仕事の種類によっては、旦那さんの考えも変わるかも
『私も在宅で仕事をしている。家にいるから子どもの面倒も十分見られるし、家事も仕事の合間にできる。だからできる限り続けてほしいと言われているし、私もそうしたいと思っているよ』
旦那さんが働くことに反対していたのは、家事の分担をさせられることへの不満や、一家の大黒柱としてのプライドを傷つけられること、そして子どもへの影響など、さまざまなことを考えていたからなのかもしれません。もしかしたらどれか1つというよりも、総合的に考えていたのではないでしょうか? そのような旦那さんの気持ちを踏まえると、働き方を工夫することによって、解決できることもあるのかもしれません。例えば、働く場所を自宅にするのも方法の1つ。時間管理も自分でできるので、仕事の合間に家事ができますし、子どもの帰宅時間に家にいることもできるでしょう。今の生活スタイルを崩すことなく収入が増えるので、旦那さんに変化を悟られず、家計の余裕を増やすこともできそうです。
今はさまざまな条件でインターネット上にも求人がでています。投稿者さんだけでなく旦那さんの要望も叶えられる働き方をこまめに探してみると、もしかしたら思いどおりのものが見つかることもあるでしょう。まずはそれを探してみるのも良さそうです。そのうえでもう一度旦那さんに話してみると、旦那さんの反応も少しずつ良いものに変わっていくのかもしれませんよ。
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