<クセになる絵本の秘密>【後編】子どもの頃大好きだった絵本は?親子で読み継がれる古典的名作
前回からの続き。小さい頃に読んだ絵本で今も記憶に残っている本はあるでしょうか。ママたちが挙げてくれた絵本には、絵本作家・林明子さんやかこさとしさんの絵本がありました。他にも続々と思い出の絵本について投稿がありました。どうやら記憶に残る絵本には、ある特徴がありそうです。
おいしそうな絵本は記憶に残りやすい!?
『『しろくまちゃんのほっとけーき』『はらぺこあおむし』。よく覚えているのはこのへんかな』
『『からすのパンやさん』『しろくまちゃんのほっとけーき』『ちびくろ・さんぼ』など食べ物が出てくる絵本が好きな食いしん坊だった(笑)。1番好きなのは『ノンタンのたんじょうび』。みんなでノンタンの誕生日に絵本いっぱいのクッキー作るシーンが大好きだったなぁ』
『『どうぞのいす』が大好きだった。栗とかパンが美味しそうで。あと『うたうぼうし』。これもアヒルが作るケーキが美味しそうだった』
『『ぐりとぐら』』
『「こまったさん」シリーズ』
『「14ひきの」シリーズ。このねずみシリーズめっちゃ見ていた!』
おいしそうな食べ物が描かれた絵本は、五感を刺激するため記憶に残りやすいのかもしれませんね。ちなみに挙げてくれた絵本に登場する食べ物は、ホットケーキやパン、ケーキ、オムレツ、カステラなど。どれもフワフワした食べ物ですよね。子どもはフワフワした食べ物にそそられるのかもしれませんね。
また、絵本作家・いわむらかずおさんの「14ひきの」シリーズは、ねずみの大家族が作るごはんが印象的ではないでしょうか。筆者も自然豊かな食卓にあこがれていました。今でも理想の暮らしがあの絵本に描かれているような気がします。今度本屋さんに立ち寄ったら、おいしそうな絵本を探してみるのもいいですね。
こわ〜い絵本はクセになる!?
『『はじめてのおるすばん』、『花さき山』などちょっとコワイ絵本がお気に入りだった』
『『ねないこだれだ』』
どこかドキドキハラハラするこわ〜い絵本を挙げてくれたママもいました。子どもの頃は、夜や押し入れ、林など得体の知れない何かに怯えていたような気がしますよね。大人になるとあの頃の気持ちは忘れてしまいがちですが、食べ物と同様、生存本能を駆り立てる何かがあるのかもしれません。しかも、「こわい」とはいえ、絵本の世界は安全です。子ども心に「絵本は作りものだ」とわかっているからこそ、絵本のなかで何度も冒険したくなる子もいるようです。こわいけれど、安全な絵本の世界で子どもの冒険心を培ってみるのもいいのではないでしょうか。
まだまだあるママが好きだった絵本
『『てぶくろ』毎日毎日読んでいた』
『『おかえし』。おかえしのおかえしのおかえしの……と延々と続くと、子どもたちには、なぜか大ウケしていた』
『『きんぎょがにげた』。一番好きで印象に残っている絵本。実家に残っているかなと思ったけれど、なかったから同じの娘に買った。今も変わらずにあるからうれしいね』
『『ルドルフとイッパイアッテナ』。いっぱいアンテナだと勘違いして読んでいたよ』
『『もこ もこもこ』、『ぞうのたまごのたまごやき』、『ちいちゃんのかげおくり』』
たくさんのママが思い出の絵本を紹介してくれました。なかにはタイトルが思い出せずに内容を書いてくれたママもいました。タイトルを覚えていなくとも、誰かに聞いたり、表紙をみたりすれば、すぐ思い出せるのが名作のいいところですね。親子2代、3代で楽しめる名作が絵本にはたくさんあるので、ママが好きだった絵本を子どもに読み聞かせ、自分と子どもの反応を比べてみてはいかがでしょう。筆者も自分の好きな絵本を子どもに読み聞かせしましたが、子どもはさして好きでもないようで、逆に「これはママが好きな本だから読んでいいよ」と気を遣ってもらった経験がありますよ。好みはそれぞれですが、子どもが大人になったときに「どんな絵本が記憶に残っているか」子どもと語り合うのは楽しそうです。ぜひ、たくさんの絵本を読みきかせして、思い出づくりをしてくださいね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ
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