「子育てに後悔しかない」。子どもに怒り続けた日々を思い出し、最近は涙が止まらない
親というのはわが子がどんなに大きくなろうとも、子育てに悩んだり後悔したりすることが尽きない生き物なのかもしれません。特に子育ての中心になりがちな母親は、その思いを強くするときもあるでしょう。そんなことを実感させられるコメントがママスタコミュニティに寄せられました。
『長男もう大学1年なんだけど、小さい頃怒りすぎた。もっと優しくしてあげれば良かった。最近、小さい頃のことを思い出しては落ち込んで、涙出てくるんだよ。ごめんね、長男』
読んでいて切なくなるような投稿です。後悔と自責の念に押しつぶされてしまいそうな投稿者さん。けれどこう感じるのは投稿者さんだけではないようです。共感する声が届きました。
同感!なんであんなに怒ってしまったのだろう……
『同じく、後悔しかない。でも時間は戻せない。辛いよね』
『思う。もう一度やり直したい。2歳ぐらいまで戻らないかな』
『わかる。あの頃は余裕なくて怒りすぎた』
『まだ小学生だけど、すでにやり直したい』
『長女高校生。私もやり直したいよ。ごめんなさいしか言えないわ』
投稿者さんと同じように、過去を振り返っては後悔するママは少なくないようです。「もう一度やり直したい」「ごめんなさいと言いたい」と、その胸中は複雑です。さらにはこんな体験談も……。
『母に「そんなに怒らなくても」って言われたのを思い出した。あのときは「人のこと言えないじゃん。口出ししないで!」って思ってたけど、「自分が叱りすぎたことを後悔してるから」って言ってたな』
母親自身の反省から、ママになりたての娘に忠告したかったのでしょう。時代や世代が変わっても、「怒り過ぎたな」と反省するママたちがいかに多いか、ということなのかもしれません。
反省はしているけれど、最初からは遠慮したい
子育てに反省や後悔はつきものです。とはいえ、またやり直すのは遠慮したい……という率直な意見も聞かれます。
『後悔はあるけど、また最初からはキツイな』
『今、中学生。全て完璧にできてるわけじゃないけど、今から赤ちゃんとか幼稚園児を育てる気力はない』
『やり直しなんて絶対イヤだ!』
『「もっとこうしておけば」と後悔はするけれど、やり直したいかと問われたら否。やり直しても変わらないというか、その問題は解決してもまた別のところにしわ寄せがくると思うから』
やり直したところで、別の問題が起こり得るだろう、しわ寄せもあるだろう、と冷静な判断をするママもいます。
まったく怒らずに育てられるのであれば、親子ともにストレスも少なく快適かもしれません。けれどそうして育てられた子どもが、万が一わがままで野放図な大人に成長してしまっては、やはり困ります。
どこまで許して(待って)どのタイミングで怒るのか。そのバランスが難しいからこそ、私たち親は悩むのですよね。
これからの子育ての参考にします!
寄せられたコメントを読んだ、小さなお子さんをもつママたちが反応しました。
『今3歳と1歳育てているけど、すごく参考になった。ありがとうね』
『やっぱりそう思うんだね。長男が小学2年生。今日から改めて優しくしてあげなきゃ!』
『5歳の娘に怒りすぎてる……。投稿者さんみたいに後悔しないよう、可愛さをちゃんと噛み締めながら優しく育てます。教えてくれてありがとう』
幼いお子さんをもつママたちは、将来後悔することのないように、今の子育ての仕方を反省したようです。「教えてくれてありがとう」という素直な言葉は、投稿者さんにとっても救われるコメントだったのでしょう。「ほんとにそうしてあげて! まだやり直しきくよ! これから優しくしてあげて」と答えています。
子育ては反省と後悔の連続。でも大丈夫、立派に成長しているから
「後悔しかない」と落ち込む投稿者さんや、同様に後悔を口にするママたちに向けて励ます声も続々と届きました。
『投稿者さんの子は怒りすぎたからきちんと自立できてるんじゃない? 子育てきちんとできてるよ!』
『そのときはそのときで必死に子どもと向き合ってるから怒るわけじゃん』
怒るということは、怒る側である親たちもエネルギーを使うことです。それはわが子に対して愛情があるからこそ、ともいえますよね。真剣に向き合ったからこその結果、とも捉えられます。
『すごい虐待してるとかでない限りは、それができる精一杯だったんだと思ってる。私だけじゃなく、すべての人が』
たとえ怒り過ぎたとしても、それがそのときにできる最善のことだったと思えるようになれれば、気持ちも少しラクになるかもしれませんね。
『この世に私は子育て完璧にこなせました! って人がいると思う? みんな初めての子育てなんだから大丈夫よ』
そうですね。わが子が誕生したその日は私たち親にとっても親になった誕生日です。子どもが1歳になったときに、親も親としてようやく1歳になれるわけです。それは、人生の経験が豊富であろうと、社会人経験が豊富であろうと関係ありません。子育ては誰にとっても初めてのことであり、戸惑い、悩みながら進むものなのですよね。
別の視点でコメントを寄せるママもいました。
『子育てする中でプレッシャーが多すぎるんじゃない? うるさくさせるな、甘やかすな、しつけしっかりしろ、みたいな。子どものためというか、社会に対するポーズで怒ることあるもん。周りを気にせず、子どもの気持ちに寄り添って子育てするのって、勇気がいること』
とても意義深い意見です。人前で子どもにかける言葉は「本人のため」なのか、それとも周りの目が気になる「私自身のため」なのかということをよくよく吟味しなくてはならない、と思わされます。
子育ては反省と後悔の連続といえるかもしれません。心配も不安も尽きません。けれどわが子が今日も元気に笑って生きている。その事実だけで、親としての多少の失敗も後悔もカバーして余りある幸せがあるのではないでしょうか。
投稿者さんのように「これまでの子育ては後悔ばかり」と思うママたちも、目の前のわが子の姿を改めてじっくり見つめてみてはいかがでしょう。きっとママが思っている以上に「素敵で立派なわが子」に育っていますよ。
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・Ponko
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