<新米ママの心配>絵本を食べてしまう1歳児にウンザリ。止めさせなくても大丈夫?
乳幼児をもつママは、子育てに迷ったり悩んだりすることが少なくないですよね。とくに最初のお子さんを育てている新米ママにとっては、何もかもが初めての経験。授乳に睡眠に離乳食に……と「これで大丈夫?」「このやり方で間違っていない?」と気になることが次々と出てくることでしょう。
ママスタコミュニティにも、1歳のお子さんをもつママからこんな投稿が寄せられました。
『1歳の子どもが絵本食べるんだけど……。もう嫌になる』
投稿者さんにとっては「絵本を食べるなんて!」と衝撃的だったのでしょう。「もう嫌になる」と悲壮感も漂っています。
あるある!みんなが通る儀式のようなもの
悩む投稿者さんに向けて、たくさんの先輩ママたちからコメントが寄せられました。
『わかる! うちの子も食べてた。なぜか通信教育で届く本ばかりかじってた。ほかの本より柔らかかったのかな?』
『1歳過ぎくらいまで噛むし食べるし破ってたよ』
『食べるよね、食べてボサボサになったところをムシるしね』
『みんな食べるよ(笑)。絵本なんてボロボロにされたからセロハンテープで補強!』
「みんな食べるよ」というように、乳幼児期のお子さんであれば、多かれ少なかれ「絵本を口に入れる」経験をしています。まるで大人になるための通過儀式(?)のようですね。
「食べてもきちんと消化する?」「絵本に使っているインクは体に悪くない?」などお子さんの体を心配するママもいるでしょう。大事な絵本を傷つけられたと嘆くママもいるかもしれません。
にもかかわらず、多くの先輩ママたちは「あるある!」と言い、おおごととは捉えていません。それにはこんな理由があるようです。
2歳くらいでおさまったという声が
『2歳になったら止めるから大丈夫!』
『2歳くらいでおさまったよ』
『2歳半くらいから大切にするようになったよ』
『3歳になった今は、端っこがボロボロの絵本を見て「なんでこれ皮むけてるの?」って聞いてくるよ。そのうちやらなくなるよ』
何でも口に入れてしまう、ときには食べてしまうお子さんたちも、2歳頃にはパッタリと止めるようです。3歳にもなると自分の悪事(?)もすっかり忘れて「なぜこの本がボロボロなのか?」と尋ねるお子さんもいるくらいですから、本をかじる心配はなさそうですね。お気に入りの本との出合いをきっかけに、「噛む」ことを止めて、「眺める」ようになったというお子さんもいます。
乳歯が生えてくるタイミング?歯茎がむず痒いのかも……
それにしても、誰もが「わが子もやりました」と告白する「絵本をかじる」という行為。こんな理由が考えられる、とママたちは言います。
『歯が痒いんだろね』
『歯が生えるのが落ち着いてきたら、おさまると思うけど』
『歯がムズムズするのかもね!』
乳歯が生えるタイミングは個人差があるものの、生後6カ月くらいから始まり、3歳くらいまでには生えそろうのが一般的です。投稿者さんのお子さんは1歳ですから、ちょうど乳歯が出てくる時期にあたりますね。乳歯の生え始めの頃は歯茎がむず痒くなり、機嫌が悪くなるお子さんもいるようです。絵本を口に入れて噛むのは、そのイライラを解消させたいお子さんなりの方法だとも考えられますね。
ママの工夫次第でストレスも軽減
投稿者さんに向けて、こんなアドバイスも寄せられています。
『大事な絵本は届かないところに置いてた』
『噛み始めたら代わりに噛んでも良いものを手渡してあげるのを繰り返していれば、そのうち理解するよ』
歯茎がむず痒くて絵本をかじる、ということであれば、歯固めになるものを渡すのも良い方法ですよね。また大切な本は高いところにしまうなど、ママのちょっとした工夫でストレスは解消されそうです。さらには、こんな潔いアイデアもありました!
『うちは1冊、かじり用にしてた』
「これは噛んでもいいよ」と差し出してしまえば、他のいろいろな本が傷つくことは避けられるでしょう。潔く諦めてしまえば、投稿者さんのように「もう嫌になる」とパンクすることはなくなるかもしれません。
発想の転換はママ自身をラクにする
『「ヤギか!」ってツッコんで楽しんでた。気にしてたらキリないから』
『嫌になるのではなく、それを、子育てを楽しむ。大きくなったら、そんな経験は2度とできない。今を楽しんで』
お子さんの行為を嘆くのではなく、ママは楽しんでしまおう! という力強いメッセージです。「ヤギか!」とツッコんで笑い飛ばせるようなママになれたら、気持ちもぐっとラクになりますよね。
筆者にも同じような経験があります。わが家の息子が絵本をかじる様子を見ていた、子育て経験者の義弟が「この歳から読書好きとは! 将来が有望ですね~」と言ってくれたのです。それは「止めさせた方が良いのかな」と迷っていた筆者の心に笑いと安心を与えてくれた一言でした。肩の力がふっと抜けたことを覚えています。
『あー懐かしい! うちの大学生の娘も絵本の角を食べてました。今は丈夫に元気な成人になりました。何の心配もいらないよ』
これが多くのママたちの共通する思いでしょう。絵本を食べていたわが家の息子も元気に小学校に通っています。義弟の言うとおりの「本好きの男子」になって……。
子どもが絵本を食べてしまうのは、ほんのわずかな期間です。しかもほとんどは口に入れるだけで、飲み込んでしまうことは少ないでしょう。子どもが本をかみちぎったとしても、そのときに親が口からかき出せばいいですよね。自宅所有の本であれば、多少の「絵本かじり」は大目にみても良さそうです。
文・すずらん 編集・千永美
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