小学生のオンライン授業をチェックするのは過保護?親はどこまでフォローすべき?
最近は感染症拡大防止のため、オンライン授業を行う学校も少なくありません。わが子の授業中は極力音を立てないようにするなど、家にいるママは気を遣うこともあるでしょう。職場に行っているママはわが子が真面目に授業に参加しているかどうか、気になる場合もありそうです。
オンライン学習中はパートを休んで子どもをチェック
ママスタコミュニティにトピックを立てたのは、小学5年生のお子さんを育てるママ。学校は感染症の影響で休校中。お子さんはオンラインで授業に参加しているそうです。
『オンライン授業がある午前中のパートをできる範囲で減らしてもらい、私がフォローしています。しかしパート先の店長は「高学年なのに、親がそこまでやる必要がある?」「宿題をやらないのなら、先生に叱ってもらえばいい。恥をかかせればやるようになる」と言います。小学生のうちは親のチェックが当たり前と思うのですが、私が過保護なのでしょうか?』
名目は「オンライン授業」だそうですが、実際は朝に出席確認をした後は児童側のカメラとマイクはオフ。投稿者さんはお子さんと一緒になって、授業を見ているようです。毎日オンラインで送られてくる課題の提出もあるため、進み具合や内容を逐次チェックしているとのこと。
小学校高学年は親がフォローするかどうかの、ちょうど境目くらいかもしれません。集まったコメントを並べてみても、さまざまな考え方がありました。
『オンラインや自主学習は、小学生にしてみればほぼ”自由時間”。先生の代わりに親がフォローするのは当たり前のことだと思うけど』
「小学生のうちはフォローしないと」と、考えるママも少なくありません。
一方で、子ども自身に任せているママたちも一定数いました。
『うちは小学4年生。最初の頃はパートを休んでオンライン接続を確認していたけど、今は本人に任せて仕事へ行っている。一度途中でタブレットの充電が切れて困ったらしいけど、その後は自分で事前確認をしているよ』
最初に接続法などを教えてあげれば、デジタル世代の子どもはあっという間にオンライン授業に慣れていくでしょう。そうなれば、毎回つきっきりで見ている必要はないのかもしれません。
細かくチェックするのも放任するのも、その家庭次第
とはいえ圧倒的に多かったのは、「その子による」「その家による」という意見。投稿者さんの考え方も店長さんの考え方も、どちらも間違いではないというものでした。
『うちは放っておいてもやるけど、やらない子は見たほうがいい。年齢というより個人差だと思う』
『子どもによるし、親の考え方によるよね。親がいなくてもできる子もいるし、やらない子もいる。叱られて直る子もいれば、直らない子もいるように』
投稿者さんは普段の学校生活でもわが子が忘れ物をしないよう、宿題をちゃんとやるようにチェックを欠かさないのだそう。「忘れるのは親に責任がある」と考えているからのようです。
『それが誰に対しての責任かといえば、わが子に対してよね? だから周りは関係ない。宿題忘れは”本人のためによくない”と考える親がいれば、”困るのは本人だから任せればいい”と考える親もいる。どちらも正解だよ』
”ちゃんとやっておかないと、この子が困る”と考える親であれば、わが子を手厚くフォローするでしょう。反対に”子どもが困って自分で気づくときまで待つ”という方針であれば、放っておくことも1つのやり方です。まさに家庭の考え方次第です。
『小学3年生でもできる子はできるし、中学生でも親の手が必要な子もいる。その子次第よね。いずれにしても、わが子に責任を持つのは大事。投稿者さんは他人の意見を気にしすぎじゃない?』
投稿者さんは「これがうちのやり方です」と、もっと自信を持ってもよさそうです。
堂々と休んでOK。ただし、周囲への感謝は忘れずに
じつは投稿者さんと店長さんがこうしたやり取りになったのには、理由がありました。最近職場にいる主婦パートの多くが、「子どもがオンライン授業で」という理由で休みがち。シフトに必要なパートさんの人数がなかなか集まらない事情があるようです。
『同じ小学校の子のママで、普段通りに出勤するパートさんもいます。なので余計に「どうしてあなたは出られないの?」となっていて。私も夜間で人手不足のときは、ダンナに任せて出勤しているのですが……』
出勤してくるパートさんの家には、同じく休校中の中学生のお姉さんがいるのだそう。自宅にお子さんを1人だけ残してくる投稿者さんの家庭とは事情も違うのに、比較されるのはつらいですよね。
これに対しては「プライベートな部分に踏み込みすぎ」「シフトに不満なら本部に文句を言えばいい」など、店長を批判する声もありました。
『何を言われようが、子どものために休めばいいよ。ただ店長や代わりに出ている人への気遣いは必要じゃない? そのパートさんだって本当は休みたいのかもしれない』
『私なら「ですよねー。すみません」と店長に同意しつつ、今までどおり休むよ。それで居心地が悪くなるようなら転職する。パートなんていくらでもあるから』
店長さんは店長さんで、シフトの人数が埋まらずに困っているのでしょう。ここは逆らわずにサラリと流しつつ、「自分の価値観に従って休めばいい」というのが多くの意見でした。
「自分なりの価値観で」というアドバイスに、大いに納得がいった様子の投稿者さん。
『代わりに働いてくれている方に感謝しつつ、もうすぐ始まる通常登校までがんばります。少しずつ子離れもしなきゃいけませんね』
投稿者さんがフォローしていただけあって、お子さんは今のところ問題なくオンライン学習を進められているようです。”やるべきことは自分できちんとやる”という意識も、5年生になった今はかなりできあがっているのではないでしょうか? 投稿者さん自身も考えるように、そろそろわが子から少し手を離してみてもよさそうです。横につきっきりで見ている状況から、遠くでそっと見守る立ち位置に、うまく移行していけるといいですね。
【つぎ】の記事:<ママが叱り役>【前編】「ママ嫌い」と小学1年生の娘に言われた。ダンナの甘やかしで私が悪者に
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- 小学生の親の責任どこまで?