<服に興味なし>中学生の娘は、いつでもどこでも学校ジャージか部屋着。おしゃれに興味を持たせるには?
おしゃれが大好きで、洋服に興味がある子は少なくありません。「この色じゃなきゃダメ」など、こだわりの強さに振り回される家族のエピソードを耳にすることもあるでしょう。反対に、おしゃれにまったく興味のない子だっています。こだわりがないのならどんな洋服も受け入れてくれそうで、親としてはありがたいのかと思いきや……?
デパートでのランチに、ほぼ部屋着のままやってきた娘
投稿者さんが「ダサい」と称するのは、中学2年生の娘さん。一般的にはおしゃれに興味しんしんのお年頃というイメージですが、服装にまったく無頓着なのだそう。ママスタコミュニティに相談を寄せてくれました。
『服装は着心地を最優先で、塾に行くときは学校のジャージ。髪型も短めのひとつ結びです。今日はデパートでランチするのに駅で待ち合わせをしたのですが、500円Tシャツとゆったりパンツの部屋着みたいな格好で来ました。ダサすぎて、正直恥ずかしい。もう少しおしゃれに興味を持ってほしい!』
娘さんがおしゃれに興味を持つように努力はしている投稿者さん。かわいい洋服を見かけるたび「これ、いいんじゃない? 買ってあげようか?」と声掛けしているそうです。でも娘さんの答えは、「うーん? 多分着ないから、いらないよ」。おしゃれで着心地もよさそうな洋服を買って用意しておいても袖を通さず、結局タンスの肥やしに。娘さんにとっての洋服は、どうやらジャージか部屋着の二択のようです。
このお悩みに対して集まったのは、意外にも娘さんを擁護するコメントでした。
『「自分というものを持っている、素敵な子だな」としか思わない。おしゃれしたくなったら、するときが来るでしょ。親が批判するところじゃない』
『中学生ならまだ子どもだし、そこまで考えなくていいんじゃない? そんなくだらないことで自分の娘をさげすむ、投稿者さんのほうが心配』
おしゃれは趣味嗜好のひとつです。興味がある子もいれば、ない子だっている。興味がないものを強引に好きにさせることなんて、できるのでしょうか? 「娘をおしゃれにしたい」というのは、もしかして投稿者さんのエゴなのかも……?
おしゃれに興味なし!清々しいほど自分らしさを貫く娘さん
そもそも娘さんは「自分をよりよく見せたい」という気持ちが希薄なのでしょう。「周りからこんなふうに見られたい」という意識は、成長に伴いこの先少しずつ芽生えてくるのではないでしょうか?
わが子や自分自身がおしゃれに目覚めたきっかけを教えてくれたコメントもありました。
『上の娘は小さい頃から「動きやすい服装が一番!」という子だった。ある日友達の家で中学生向けのファッション誌を見せてもらってから、おしゃれに興味が出てきた。ちょうど好きな子ができた頃だったらしいよ。娘さん、好きな子はいないの?』
好きな男の子ができれば、「かわいく見られたい」という気持ちが自然と芽生えてきそうです。しかし投稿者の娘さんは違うようです。
『好きな子がいた時期もあったみたいだけど、片思いで満足するタイプ。”おしゃれしたい!”にはならない』
と、投稿者さん。相手と両思いになりたいというよりは、単なる憧れで終わる感じでしょうか。
『うちの子が選ぶボトムスは、ジャージかチェック柄のパンツだけだった。だからチェック柄を複数枚用意していたのね。でもある日友達から「チェック、大好きなの?」と言われ、恥ずかしくなったみたい。「他にも買って」と言い出し、そこから洋服に興味を持ち出したよ』
『わが家は家族がダサく、おしゃれを教えてくれる人がいなかった。中学校のとき友達と遊ぶことになり私服で行ったら「こういう服……着るんだ……」と言われ、たまらなく恥ずかしかった』
第三者からズバリ「その服装、変だよ」とまでは指摘されなくても、なんとなくの反応や表情から”あ、この服装ってセンスがないのかも?”と不安になることもあるでしょう。中学生であれば、とくに友達の存在は大きいですよね。おしゃれな友達がいれば刺激され、「自分も素敵になりたい」と思うようになりそうです。
ところが投稿者の娘さんは……
『小学校からの友達がおしゃれな子。でも娘は”私は興味がないから、別にいいかな”というスタンス。ふたりで並んでいると見た目の落差がすごかった。最近はその子とも遊ばなくなったわ。まぁ女子中学生なら、おしゃれとか共通の話題で盛り上がりたいよね』
かなり手強い娘さん。本当に、まったくおしゃれに興味がないのですね。「自分は自分」と潔く考えられるのは、ある意味大きな長所かもしれません。
興味がないのは仕方ない。”タネ”をまいてその日を待つのみ
ママたちからは提案も寄せられました。
『一緒に買い物に行って、褒めながら洋服を与えるしかないよ。長女がちょっとダサかったけど、だいぶマシになった』
たくさん試着をさせて「かわいい!」「カッコいい!」と、ひたすら褒めるのはよさそうです。家のクローゼットには”かわいくて着心地もよい洋服”が眠っているようですから、それらと合わせやすいものをおすすめしてみてはどうでしょう? 将来おしゃれに興味が出たときに役立ちそうです。
『私自身たくさんの洋服に囲まれて育ったこともあり、娘も小さい頃からおしゃれが大好き。育った環境も大きいのかな? しばらくは投稿者さんがTPOを考えて洋服を出してあげたり、アドバイスをしてみたりしたら? おしゃれじゃない子は組み合わせを考えるのが面倒だと思うから、一式にして出しておくとか』
ママが毎日あれこれとおしゃれを楽しむ様子を見ていれば、娘さんも自然と興味が湧いてきそうです。
ママが必死になって興味を持たせようとしても、当の本人にその気がなければ意味がありません。今は興味につながりそうな”タネ”をまき、娘さんの気持ちの変化を待つのが賢明ではないでしょうか? いつか母娘で「これはどう?」「こっちのほうがかわいいよ」と、ショッピングを楽しめる日が来るといいですね!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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