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<モラハラの連鎖を断ち切る>父親から圧力。息子に託す思い「自分で選んだ道を進め」【第6話まんが】

前回からの続き。これは数年前の出来事だ。嫁と2人の子どもアサヒとユウヒが母とともに家を出ていった。急な離婚の申し出にびっくりしたが、いつかこんな日が来るのではないかということは俺も薄々感じていたのも事実だ。
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親父は最後まで「家族経営」にこだわり続け、他人を雇うことを嫌がった。その結果がこれだった。俺は地元の小さな企業に雇ってもらい、夜勤もしながら働いている。生きがいだった農場を失くした親父は、以前の様子からは想像できないくらい、おとなしくなってしまった。今は週に数回デイサービスに通っている。

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携帯を握ったまま、俺はしばらく立ち尽くしていた。そうだ俺は農場の跡取り息子だ。あの農場をこれからも繋いでいく役割がある。「自分で決めたやりたいこと」なんて、きっとどうでもいいこと。農場を継ぐことが俺にとっての「責務」なんだから……。早く家族を作って農場を継がなくては……。そう思ったのだ。

【第7話】へ続く。
脚本・子持ち鮎 作画・よしはな 編集・Natsu

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