いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<妊活のプレッシャー>「僕たちなりの幸せを」夫の言葉に涙。前を向く【第4話まんが:私の気持ち】

前回からの続き。これは数年前の話です。私はバツイチ。今の夫と再婚し、彼とのあいだに赤ちゃんを望んでいます。不妊治療5年目です。先日、「妊娠したかもしれない」という希望を見出した矢先。夜、目が覚めると、下腹部に鈍い痛みを感じました。
私:「生理痛……」
思わず取り乱してしまいました。もう私は限界。子どもを授かることができない。きっと夫との赤ちゃんを産むことができないんだ! でも、私は「母親」になれなくても、彼は「父親」になることはできるのではないだろうか。私とは別れて、子どもを産める人と結婚した方が……。
そう思いながらリビングに向かうと。
【完成版】394妊活のプレッシャーに押しつぶされそうです……④01
朝食の温もりをあいだに向かい合って座ると、私は自分の気持ちを夫に話そうとしました。すると夫が問いかけます。

【完成版】394妊活のプレッシャーに押しつぶされそうです……④02
夫:「そうじゃない。僕たちは一生懸命頑張ったよ。でもその妊活のせいで、本来大切にしないといけないものが壊れてしまいそうだ」

【完成版】394妊活のプレッシャーに押しつぶされそうです……④03
私:「……私、諦められる自信……ない」
夫:「いますぐ諦める必要はないよ。治療をしたいならしよう。でも期限を決めよう。あと何回やったら、別の生き方も探してみる。そうやって違うところに目を向けていこう」
私:「別の生き方……」
夫:「ふたりで旅行にたくさん行ったり、ペットを迎えるのもいいんじゃないか? 一緒に習い事をやってもいい。老後はどこに住もうかな~とか考えたり、子どもがいない人生を一緒に探していこう」
私:「…………」
夫:「そうすれば、いつか自然に“子どもがいない人生”を受け入れられるかもしれない。僕はキミが笑っていてくれれば幸せなんだよ。だから間違っても“他の人と再婚して子どもを~”なんて思わないように!」
夫は私に笑顔を向けました。
私:「私は……あなたにも。あなたのご両親にも申しわけなくて」
夫:「この前、母さんが言っていたんだ。親というものは、いつも、いつでも子どもの幸せを考えているものなんだって。僕たちが幸せに笑っていてくれれば、それだけでいいんだって。今の僕たちをみて、親はどう思うかな?」
私:「…………」
夫:「そりゃ子どもがいる人生は素敵だと思うよ。だけど子どもがいない夫婦だけの人生だって、同じくらい素敵なはずだよ。いや、素敵にしていこうよ! 子どもがいても、いなくても、自分たちの人生を輝かせるかどうかは自分たち次第なんだからさ!」
こうして、私たちはあと2回、不妊治療をしたら終わりにする……そう約束をしたのです。
しかし、2回の不妊治療も妊娠には至らず……。悲しくて苦しくて涙が止まりませんでした。ただ一方で少しだけスッキリした自分もいました。
それから私たちは里親を探している犬を飼うことにしました。まだまだ子連れの親子とすれ違うと胸が痛むこともありますが、愛する夫とカワイイ犬と、幸せに暮らしています。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・Ponko 編集・秋澄乃
【つぎ】の記事:<女性の高所得は嫁失格!?>義母が「仕事をやめなさい」と言ってくる!でも家計を支えているのは私……

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

関連記事

<不妊治療中の失言>夫がしつこい!昔のことをいまだに掘り返され、面倒くさい!【第1話まんが】
これは最近のエピソードです。私たち夫婦には、2歳の娘ミライがいます。長い不妊治療の末に授かった待望のわが子――。はじめて産院でミライを抱いたときの感動は今でも覚えています。ずっと、ずっと会いたかった私...
<妊活のプレッシャー>私もママになりたい!不妊治療5年目、ついに!?【第1話まんが:私の気持ち】
これは数年前の話です。私はバツイチ。再婚して今43歳です。不妊治療5年目です。 わずか2年にも満たない結婚生活を終わらせ、これからはひとりでもしっかりと生きて行こう! と仕事に邁進していた33歳...
<無神経な義母>あぜん……義母が不妊治療を諦めた夫婦に渡そうとしていたもの【前編】まんが
うちの義母は、なかなかに無神経な人です。 子どもが無事産まれてからも、サイズが全然違う服を送り付けてきたり、安価な雑貨を1時間かかる義実家に「取りに来て」と言ったり、義実家の電気が切れたとい...