お薬手帳を忘れて怒られたと話すママ。しかしお薬手帳には大切な役割が!
病院で診察を受けた後、大半は治療のため薬局で薬を処方してもらうことになります。その際「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれることが多いかと思いますが、うっかり忘れてしまうと……。
『お薬手帳を忘れて、薬剤師に普通に怒られた。ちょっと凹(へこ)んだ』
今回ママスタコミュニティに投稿をくれたあるママは、お薬手帳を忘れてしまい、薬局で怒られてしまったそうです。なぜ忘れただけで怒られることになったのでしょうか? 「お薬手帳」の役割を知ると、その理由が見えてきそうです。
お薬手帳ってどんな役割があるの?
お薬手帳は、自分が使っている薬を記録するための手帳です。
お薬手帳を医師や薬剤師に見せることで、副作用や飲み合わせ、薬の量が適切かどうかなど、さまざまな安全確認をしてもらうことができます。また、自身で記入することもできるので、服用後の体調の変化や自身で購入した市販薬などの記録ができ、その内容がよりよい治療の手がかりとなることもあります。厚生労働省では医療機関や薬局へ行った際に提示することを呼びかけており、治療において大切な役割を果たしていることがわかります。
お薬手帳を忘れて、怒られた経験があるママも
そんな大切な意味合いをもつお薬手帳。忘れてしまい怒られた経験をもつママは、どうやら投稿者さんだけではないようです。
『いる。なくしたとか忘れたと言うと、ちょっと怒り気味になる薬剤師』
『分かるー。私も怒られた。「すみません、忘れました」と言ったら「今回はシールを渡しますけれど、次回からはないですからね!!」とキレられた』
『私もあるー。「急病で仕事を早退して行ったんだから仕方ないじゃん」と思った。忘れたら普通にシールでくれたらいいだけなのにね』
「お薬手帳がない」というのは、薬剤師からすれば、今まで飲んできた薬の把握ができないことを意味しています。つまり自己申告がなければ、過去に相性の悪かった薬の情報や、他に処方されている薬との飲み合わせが全くわからないということ。もしかしたら薬剤師の方は怒っていたのではなく、「万が一のことがあったらどうするの!」と心配していたのではないでしょうか?
忘れても怒られない。シールをもらって終わったママも
『最初に「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれて「あ、忘れました。」と言ったら、「これ、手帳に貼っておいて下さいね」とシールを渡されて終了』
『忘れたらシールを渡されて、何も言われないけれど』
また、「怒られることなく処方した薬の内容が記載されたシールをもらった」と話すママも少なくありませんでした。あくまで推測でしかありませんが、病気の中身や病状の深刻さ、薬剤師さんの性格など、さまざまなものが対応に関係しているのかもしれませんね。ただ、どちらにせよお薬手帳は持っておいたほうがいいもの。どうしても忘れてしまうようならば、このような手もあるようです。
アプリで管理をするのもアリ!
『怒られたことはないけれど、毎回忘れちゃうからお薬手帳のアプリで管理している』
お薬手帳は「eお薬手帳」として、スマホのアプリにもなっています。スマホなら手元にある場合が多いので、病院に行ったとしてもきっと忘れることは少なくなるはず。それに飲み忘れ防止の服薬アラーム機能など、スマホアプリだからこそできる機能も多数あります。使い方によっては紙ベースのものよりもっと身近で、もっと使い勝手のよい存在になってくるのかもしれませんよ。
病院に行く際に必要なセットとしてまとめておくのもおすすめ
お薬手帳は今飲んでいる薬のことがよくわかる大切な手帳。病院に行く際持参したほうがいいのは明らかです。とはいえ、ついつい忘れてしまうことがあるももちろん理解できます。
実は筆者も以前、何度か忘れてしまったことがあったので、今は診察券・保険証・お薬手帳を1つのポーチに入れて管理するようにしています。そのおかげか忘れることがなくなり、薬局で申し訳ない思いをすることもなくなりました。もしもアプリに抵抗がありながらもお薬手帳の持参に不安がある人は、「病院セット」のようにひとまとめにしておくと、忘れにくくなるだけでなく、緊急時にも持ち運びやすい安心できる存在になってくると思いますよ。
文・こもも 編集・古川純奈