信号機のない横断歩道で待つ歩行者を発見。ちゃんと一時停止していますか?
自動車の運転中に信号機のない横断歩道の手前に立つ歩行者の姿が視界に入り、ゆっくりとブレーキを踏む。車が一時停止をするのは当然ですが、歩行者は慌てて小走りで渡ったり、なかには「先に行って」と運転手に譲る人もいます。対する運転手も「いえいえどうぞ」と譲り返したり……。
投稿を寄せてくれたママは交通ルールを理解しつつも、横断歩道で車を一時停止させたときの歩行者と運転手とのやり取りについて煩わしく思うときがあるそうです。
『自分の車に後続車がなく対向車も来ていないときは、自分もそのまま止まらずに行っちゃった方が、その後、歩行者はゆっくり渡れると思いませんか? 車が止まって「どうぞ!」「ありがとう!」、会釈! みたいなジェスチャーをする時間がもったいないし、めんどうくさいし……』
特に体の不自由な方や小さなお子さん連れの方、高齢者にはゆっくりと横断歩道を渡ってほしいですよね。横断歩道での交通ルールについて運転手・歩行者それぞれのご意見や体験談をお聞かせください。
いえいえ!横断歩道は一時停止しています!
『渡らせる。後悔しないように』
もしも歩行者に衝突してしまったら取り返しがつきません。停止はちょっとの間、後悔は一生ですよ!
『警察がいるともれなく反則金だから止まる』
『歩行者妨害で捕まるともっと時間がもったいないわ』
一時停止はわずかな時間。一方、違反により失う時間はどれぐらいでしょうか? 警察官による取り締まりや捜査にかかる時間、反則金の納付の手間のほか、次の免許更新で影響が及ぶ場合もありますよね。
一時停止するけれど……歩行者を急がせちゃうのが気になってしまう
『止まると逆に歩行者を急かす感じがするよね。後続車がいない場合は私も行って、その後ゆっくり歩行者に渡ってもらいたい気持ちにはなる』
横断歩道を歩行するとき車に待たれると、申し訳ないような気持ちになって急いで渡るようにするという歩行者の声もありました。投稿者さんと同様に歩行者が運転手に気兼ねしなくても良いように、との配慮の気持ちがあるようです。
『わかる。高齢者のなかには車側が止まる前から「行け、行け」とジェスチャーしている人がたまにいるけど、警察がいたらなぁと迷う』
歩行者が運転手に「先に行って」と促すのは、足が不自由など急いで渡れないなど何かしらの理由があるからでしょうか。しかし交通ルールの違反はしたくないと躊躇してしまいますよね……。
車が一時停止をしたのに歩行者がヒヤリ!?
横断歩道で予想外の出来事に遭遇し、恐怖を覚えたママの体験談も寄せられました。
『子どもと信号機の無い横断歩道渡ろうとしたら止まってくれた。お辞儀してやや小走りで渡ろうとしたら、見えづらい位置から出てきた後続車がクラクションを鳴らしながら停車している車を抜かそうとして、私たちが轢かれそうになった』
誰かのタイミングが少しでもずれていたらと想像すると、後続から追い抜かそうとする自分勝手な運転手に憤りを感じます。自動車が「走る凶器」になり得ることを自覚してほしい、と心から願います。
横断歩道付近等における交通ルール
警察庁によると、以下のように横断歩道を付近を運転する場合の交通ルールが定められています。
『横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければなりません』
交通ルールを厳守し「横断歩道は歩行者が優先」と意識して
交通ルールを独自に解釈したり地元の人だけが知るような暗黙の了解があったりすると、人によって認識のずれが生まれ、大惨事を引き起こしかねません。あくまでも共通認識である交通ルールは「横断歩道は歩行者が優先」です。後続車からの追突が気になるのであれば、早めの減速やブレーキランプで後続のドライバーに一時停止の合図を送ってコミュニケーションを図るのも一つの手だと思います。歩行者と自動車の双方が快適に過ごせる社会をみんなでつくっていきたいですね。
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