同じ保育園のママが「学童に入れなかったら近所のママ友に預かってもらおうかな」と……それってアリなの?
保育園に子どもを通わせて働くママは、小学校に入学した後の預け先をどうしようかと頭を悩ませるかもしれません。放課後の居場所になる学童保育も地域によっては希望通りに入れるとは限らないようですね。知り合いが「もし学童保育に入れなかったら近所のママ友を頼ろうと思っている」と話していて、とても驚いたという相談が寄せられていました。
『下校したあと働いてるママの子を預かるってそんなに珍しい話じゃない? 仲が良ければそういうことってある?
同じ保育園のママが「小学校に上がったら夕方1~2時間、近所のママ友に預かっててもらおうかなーと思って」って話してて、そんなの快諾する人いるのかな? って思ったんだけど。近所でバーベキューやったりアウトドアもするような仲らしいから、ありなのかなーとか思ったけど……』
疑問を持ったママにとっては、よその子を預かるのはかなり気をつかうことだそう。そのため「ママ友に毎日預かってもらう」と気軽に発言されてビックリしてしまったのですね。ママスタコミュニティのママたちはこの状況をいったいどう思うのでしょうか?
自分ならナシ!リスクを考えるとためらう
同じように考えたママは他にもいるようです。自分ならば子どもをママ友に預けることは考えないし、頼まれても快諾できないだろうとの声がありました。
『ないなぁ……。うちは学童がない小学校だったから、民間の学童みたいなところにみんな入れてたり、親族が近所にいたりしてたな』
『たとえ1~2時間でも毎日はあり得ないわ。学童か実親か義理の親に頼めばいいのに』
預かれない理由として最も多く挙げられていたのは「万一のことが起きたときのリスク」でした。もし預かった子がケガをしたら、何か予期せぬトラブルになったら……。とても責任を取り切れないと考えるようです。
『ケガしたときに文句を言われる、物を壊される、絨毯を汚された、とかあるかもしれないから、預かるなんてできないなー』
『あり得ないよ。預かっていいのは甥や姪までかな。どんなに後でお礼されても嫌かな。何かあったら困るし』
『結局、何ごとも起きないってのが前提ですよね。預かってあげて、さらに何かあったらって考えたら、預かる方のリスクだらけじゃん』
預かろうとしてくれるママには「申し訳ない」気も
逆に「預かろうか?」と申し出てくれても躊躇するとのコメントも。相手にリスクを押し付けているようで申し訳ない気持ちになるそうです。
『私は逆で「預かろうか?」って言われたことがあるけど断ってる。申し訳なさすぎるから。ママ友に預けるなんてあり得ないよ』
『私の友達もそんな話してたけど、まず自分が申し訳なくて預けられない。何かあったとき、ちょっとのことならいいけど、大きなことが起きたとき、責任取ってなんて言えないし。その後の関係にヒビが入るのも嫌だし』
『うちは学童に行かせてるんだけど、頼んでないのに子どもを預かりたがるママ友がいる。ママ友に子どもを預けるなんて気が重いし、お礼考えるのが面倒だから断ってる』
積極的に子どもを預かると言ってくれる人は、もしかしたら自分の子どもの遊び相手になってほしいなどの理由があるのでは……とも推測されていました。ただ預かってもらうとなると、その後の付き合いに気遣いが必要になることも。どうお礼しようか悩むなど、余計な面倒が増えると思うと気が進まないようです。
毎日でなく緊急なら預かってあげることも
やむを得ずよその子を預かったときの体験を話してくれたママもいました。快く預かろうと思えたのは相手のママに「どうしてもすぐに帰れない」「大切な用事がある」などの事情があったからだそう。お互いの緊急時には、助け合いの気持ちで引き受けてあげたいもののようです。
『仕事でトラブルがあってどうしても帰れないとかなら預かったことある』
『ボランティアとか親の介護とかでたまーに預かるぐらいならいいけど』
『ごくたまに「仕事が押して」とか「下の子の病気で」とかでお願いされて、仲良いから「いいよ」って快諾する』
『毎回、ママ友に預ける前提で働く人なんて聞いたことない。ただ近所には、例えば仕事の日に急に下校が早まったりしたときに預かってもらったり、助け合う人たちはいるみたいよ。それは良いことだと思う』
快く預かってもらえる条件とは
もっとも親しくつきあっているママ友関係の場合、持ちつ持たれつの精神で預け合いをすることもあるとの声も。「ママ友に預かってもらおうかな」との言葉も、そういった特別な仲の良さを踏まえての発言だったのかもしれません。
『幼稚園の知り合いで「上の子をママ友に預かってもらうことが多い」っていう人知ってるけど、そこのおうちは預かってもらってる代わりに参観日とか行事で車だしたりしてるって言ってたから、持ちつ持たれつならありなのかもね』
『友達が私立の小学校に通ってるんだけど、話を聞いてると友達含めママ友さんたちの団結力がすごくて、ママ友同士の子どもの預かりはもちろん、その子どもの親が同行しなくても泊まり旅行とか連れてったりしてるみたい』
実際に預かりを行っていたママのなかには、仕事としてきちんと対価をもらっていたという人もいました。お互いがファミリーサポートに登録し、組織を介して預かりをお願いする方法も紹介されています。
『時給1,000円で預かってたよ私(笑)。家庭教師や翻訳の仕事されててかなり忙しいママさんだった。1年半くらい続いたかな。トラブルもなく良好な関係でした。そのママは「すごく安心して仕事できる」と言ってくれてた。私もお金もらってるから宿題みてあげたり、わが子と一緒に予習させたりした』
『「預かってもらうなら仲の良い慣れたママのところに……」って人が、きちんとお金お支払いしたいからと、ファミサポの講習受けてもらって預かってもらってる人いるよ』
親しいママ友が放課後の子どもの預け先に困っていたら、すすんで助けてあげたいと思う場合もあるでしょう。ただコメントではよその子を預かる責任感から「気軽には引き受けられない」と考えるママが多かったようです。リスクを避けて絶対に預かれないと考える人もいれば、条件によって預かってあげたいと思う人もいるよう。今回の相談については預ける方と預かる方のお互いの関係性で判断すること、と臨機応変に考えておいてはいかがでしょうか。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・なかやまねこ
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