【前編】子どもの宿題が終わらない!集中してやる気にさせるためには?
「子どもの宿題がなかなか終わらない」。こんなお悩みを抱えたママはたくさんいそうですね。ある一人のママからお悩みが寄せられました。
『小学3年生の女の子。毎日、宿題、そろばんの練習プリント、ドリル見開き2ページをやらせてます。普通にやれば1時間かからないことも、下の子にちょっかいをかけたりして集中できず、終わるまでに2時間かかる。おかげで、友達と遊びの時間にいつも30分~1時間遅れる。「待ち合わせ時間に間に合えないようなら、その日は遊びに行けないことを友達に伝えなさい」って言ったの。そうしたら、すごく悲しそうな顔をしていて胸が痛んだんだけど……厳しすぎたかな?』
投稿者のママによると、3人きょうだいの一番上で、ほかに小学1年生の子と1歳の子がいるそうです。小学1年生の妹さんは、同じようにやったうえにピアノの練習もして、すぐに遊びに行くそうです。ママとしては、余計に「お姉ちゃんも頑張って!」と思ってしまうのかもしれません。この方法は厳しすぎる? 先輩ママたちにも意見を聞いてみましょう。
厳しすぎる!友達との遊びも大切な時間
まずは「厳しすぎる」と思うママたちの意見に耳を傾けてみましょう。
『厳しすぎだと思った。私も結構口うるさくて厳しいほうなんだけど、お友達と遊ぶ約束してきたときはそっちを優先させる。私の場合はもう諦めに近いかも(笑)』
『厳しすぎると思う。ほかの子は今ごろ……と思っちゃうから集中できないんだよ。学校でがんばって勉強してきたんだから、終わったら思いっきり遊ばせて、家庭学習はそれからにすればいいのに。友達との遊びの時間は後回しにできないんだから』
勉強も大事だけど、友達と一緒に遊ぶことで学べることもたくさんあります。投稿者のママもそれを十分理解しているからこそ、悩むところですよね。
勉強はやって当たり前。厳しすぎるとは思わない
続いてこちらは、「特別に厳しいとは思わない」というママたちの意見。
『厳しすぎるとは思わない。子どもなりに考えて行動するのを待って、全然できないっていうのならどこまでならできるのか、どうすればできるのか、話を聞いてみてはどうかな?』
『まず学校の宿題はやって当たり前だし、そろばんのプリントとドリル見開きって、別に多くもなんともないよね。30分とか1時間とか遅刻しつつも普通に友達と遊びにも行けてるみたいだし、ごく普通の話だと思う』
特別勉強の量が多いというわけでもなく、遊びに行かせないわけでもないので、厳しくはないという意見です。投稿者のママによると、娘さんが毎日取り組んでいるのは、宿題+そろばんプリント(10分)とドリル見開き2ページ(制限時間10分)。合計30分あれば終わる内容だといいます。家庭学習は「学年×10分」ともよく聞くため、量としてはちょうどいいくらいかもしれませんね。
宿題だけ遊びに行く前にやらせて、残りは帰ってきてからやる
宿題だけを先にやらせて、夕方帰ってきてから続きをやらせるというママたちの意見も寄せられました。
『各家庭の考え方だから何がいいとは言えないけど、遊ぶ約束してる日は宿題だけ先にやるようにして、あとは帰ってきてからにすれば?』
『せめて宿題終わらせて遊びに行って、帰ってから他をやるんじゃだめなの? うちは遊ぶ約束してるときは宿題やらないで遊びに行くこともあるよ。自分で決めさせてるけど、言わなくても帰宅後ちゃんとやることやるから、自由にさせてる』
これに対して投稿者のママは、もうすでに実践済だと話します。なにがうまくいかなかったのでしょうか?
『帰宅してからやらせる案も、実は実践済みで……。でも、結局ダラダラやるんだよね。漢字に1時間とか……。まだ下に2人いるからずっと付いているわけにはいかず、ダラダラ勉強されると夕飯やお風呂にも響くし、夕方以降になると1歳の末っ子が疲れてきてグズつき始めるし、そうするとうるさくて、ましてや本人も疲れてますます集中力が落ちる。前なんて22時までかかって、寝るのがすごく遅くなった』
友達と遊ぶ時間も大事だけど、遊びから帰ってきてから宿題をやらせると、疲れていて余計にダラダラしてしまう。こんな経験をしたママも多いはず。いったいどうしたら集中して毎日の学習を終わらせることができるのでしょうか。先輩ママたちに、実際に効果のあった声かけや方法を聞いてみました。
文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ
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