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<ルール作り>【後編】子どもの宿題が終わらない!集中してやる気にさせるためには?

069_教育・習い事_みとうさゆ

前回からの続き。学校から帰ってきて、宿題やそろばんの習い事、毎日のドリル練習をやらせてから遊びに行かせたいママ。だけど、小学3年生の娘さんはなかなか勉強が終わらず、いつも友達との約束の時間に遅れてしまうそうです。相談者のママからのお悩みに、先輩ママたちは実際に試してみて効果があった方法を教えてくれました。

実践してみて効果のあったルール作りは?

宿題も毎日の学習も、やる気がないとついだらだらしてしまいます。子どもが集中して勉強できるようにするために、先輩ママたちが実践してみて、効果のあった方法が寄せられました。

『うちは、友達との約束の時間を優先させてる。でも夕食の時間はいつもどおりにしてる。夕食の時間までにやることを終わらせるように、自分で帰宅時間を決めさせているよ。そのうえで、「夕食までに終わらなかったら、1週間遊ぶのは禁止」っていうルールだよ。みんなより早く帰ってくるのは嫌みたいで、宿題のスピードは早くなった』

『分量が多いかもね。そろばんとドリルどちらかでいいんじゃない? うちは宿題を丁寧にやらせていたから宿題だけで1時間はかかっていたよ。それプラス進研ゼミ。そろばんも習っていたけど、練習はそろばんに行く当日のみで、その日は進研ゼミの課題はナシ。その代わり、帰宅したらしっかりやること。できない場合は翌日の遊びはナシにして、今日やるべきだった家庭学習をやらせる。しっかり守って、中学では困らないくらいの勉強習慣がついたよ』

『うちもそれくらいの勉強をやってるけど、友達と約束したならそれを守ることの方を優先しちゃってるな。ただし先に遊ぶならそのぶん、勉強を上乗せする(笑)。ドリルをプラス○ページとか』

『学校の宿題以外の勉強は、朝少し早起きして登校前に半分くらい終わらせておくわけには行かないかな? うちの小2も似たようなことがあって、それでもほぼ毎日友達と約束してくるから、朝のうちに粗方終わらせる方式にしたよ』

短期集中にはタイマーを活用!効果的な方法は?

宿題に時間がかかってしまう原因は、娘さんが集中しにくいことが原因かもしれません。「集中力が途切れないようにするために、タイマーを活用してみては?」との声に、すでに実践済だと答える投稿者のママ。

『タイマーは、いつもはかってるの。でも結局ダメだったんだ。「時間過ぎたらダメ」の感覚が鈍くて……。結局、罰とか与えなきゃになるでしょ? でもそれもなんかなーって思って、ご褒美とかにしたんだけど(時間内に終わったらシール1枚で、15枚たまったら好きな本を買ってあげる)、まぁ最初だけだよね。がんばるの』(投稿者のママ)

終わらなかったら罰を与えることになるといいますが、果たして、先輩ママたちはどんな使い方をしているのでしょうか?

『タイマーかけて15分集中してやらせて、10分休憩してからまた15分ってしてみたら? 下の子たちもその15分は近くに寄らないようにさせる』

『下の子が幼稚園以上なら、タイマーを10分とかにしてみんなで集中する時間にしたら? 投稿者のママさんは読書10分とか。終わらせなきゃと思っちゃう30分とかにするよりも、10分だけ集中する時間の訓練のつもりでやったほうがいいと思う。10分が無理なら5分集中、5分休憩』

目標時間に終わらせるだけじゃない。タイマーのより良い使い方は?

タイマーで時間をはかる場合、決められた時間内に終わらせるというのもいい案ですが、娘さんのように時間を過ぎると諦めてしまうことも。こんな時は、前の日と比べて何分速く終わったかを計測するのもいいですよ。たとえば、前日トータル30分かかったなら、今日は29分で終わらせることを目標に取り組んでみる。たとえ目標時間内に達成できなかったとしても、昨日よりも1分でも短くなったら達成感が得られます。翌日、宿題に取り組むときの1つの目標となります。

また、タイマーで図る時間を5分くらいの短い時間で設定するのもいいでしょう。見開き10分で終わるドリルなら、5分でその半分のページを終わらせることを目標に取り組むのもおすすめ。ゴールまでの道筋を細かくわけて、それぞれに中間目標を立ててあげると、集中力を維持しやすいですよ。また、1つでも達成できたら、その達成感から次の問題にもより集中して取り組めるようになり、結果としてトータルで早く終わるようになります。

達成感を味わえるようにご褒美シールをあげる

投稿者のママによると、タイマーで時間をはかるほかに、時間内に終わったらシールをあげて、15枚たまったら好きな本を買ってあげる約束をしているといいます。ただこの案も最初しか続かなかった様子。

こんなときは、ご褒美シールでもらえる特典の回数を短くしてみてはどうでしょうか? たとえばシール3枚もらったら「夕食に好きなものをリクエストできる」というのはいかがでしょうか? 3枚ずつの小さなご褒美を決めながらも、シールが合計15枚たまったら娘さんの好きな本を1冊買ってあげるという約束にすれば、最後までがんばれるかもしれませんね。

子どもは、勉強に対して嫌な思い出ができてしまうと、取り組むのも終わらせるのも時間がかかってしまいます。宿題をやる時間や内容を見直すとともに、タイマーやシールなどを取り入れて、楽しく勉強できるようになるといいですね!

文・間野由利子 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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