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【子どもと一緒に楽しむ家庭菜園06】苗の茎がポキッと折れた!大切に育てた苗、もう諦めるしかない?

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家庭菜園で野菜を育てていると、ときには思わぬアクシデントが起きることもあります。ママスタコミュニティに、こんな相談が寄せられました。

『プランターで育てているきゅうりの太い茎が強風で折れてしまいました。ビニールテープで補強すれば、まだ育ちますか?   それとも諦めないとダメですか?』

さらにこの投稿に寄せられたコメントの中には、

『実はうちのトマトも、茎が折れて真下を向いてしまっています』

と、同じように茎が折れて困っているママからも相談がありました。

わが家の家庭菜園ではカボチャの茎が折れた

筆者の家でも植えたばかりのカボチャの苗をポキッと折ってしまったことがあります。投稿者さんは「強風で」と書いていますが、わが家の場合は当時まだ未就学児だった次男が原因でした。
水やりをしているときに、畝(うね)の向こう側へ行きたかった次男が、ヒョイと畝をまたごうとしてカボチャの茎を蹴ってしまい、茎が真っ二つに折れてしまったのです。ショックで大泣きした次男。「今度から気をつけようね」となぐさめ、本人は泣きやんだものの「さて、このカボチャどうしたものか?   諦めなくちゃいけない?」と筆者も投稿者さんと同じように悩みました。

諦めるのはまだ早い!教わった方法は2つ

このとき対処方法を教えてくれたのは、農業を営む近所の友人でした。友人が言うには「植物は根っこが痛んでいなければ、土から上の部分に多少ダメージがあっても生き続けられる場合がある」と。そして茎が折れたときに試したら良い方法を2つ教えてくれました。

1.折れた茎と茎をつなぐ

まずはじめに試す方法は、折れてしまった茎と茎をつなぐ方法。折れたり切れたりした茎の部分同士を、できるだけ元に近い形でつなぎ、添え木などを当ててセロハンテープやビニールテープなどで巻き固定します。イメージは骨折をしたときに添え木をあてて包帯で固定する感じですよ。茎と茎を真っ直ぐ固定できたら、そのまま数日置きます。折れた先端のほうが、しおれてグッタリしてこなければ成功です!

わが家のカボチャは割り箸を添え木代わりにしてビニールテープでぐるぐる巻きに。まるで外科手術をしたような状態になりましたが、無事に茎同士がくっついてくれました。そのままおよそ1ヶ月、添え木を固定したままにし、つなぎ目が他の茎の部分と変わらないくらいになった頃に、添え木とビニールテープを外しました。次男は自分が折ってしまったカボチャの茎が無事にくっついたことを喜びましたが、固定された茎を見ていた1ヶ月ほどの間は、毎日のように「畝はまたがない」と自分に言いきかせていました。子どもなりにいろいろと考える機会になったのだと思います。

2.茎をつなぐのに失敗したら次の手は?

では先ほどの茎と茎をつなぐ処置をしたけれど、元のように茎がつながらず先端のほうが枯れだしてしまったら、どうしたら良いのでしょう。この場合、枯れ始めてしまった茎の先端部分は、もう諦めたほうが良いとのこと。折れた先端のほうは潔く切り落とします。でも根から折れたところまでの苗は、まだ生きているのです。

生き残っているほうの苗をよく見てみましょう。根から折れ目までの茎の部分には、枝分かれして別の茎が伸びていたり、葉のつけ根のあたりから新しい芽が出はじめていたりしませんか?   植物はメインになっている茎が折れてしまったら、今度は脇に生えていた小さな茎がメインになって生長することもあるそうです。ですから、その新しくメインの茎になってくれる小さな茎が育つように、お世話を続ければよいのです。

筆者は茎と茎をつなぐ1の方法で無事に生長させることができたので、2の別の茎が伸びてくるのを待つ方法を試したことはありません。教えてくれた友人は「だいたいどっちかで、なんとかなるもんだ」と言っていましたので、1が無理だった場合にはぜひ2を試してみてくださいね。

すぐに諦めず、根付いた野菜を大切に

できれば茎が折れるといった植物にダメージを与えるようなことは気をつけたいものですが、家庭菜園で野菜を育てていれば、雨や風、台風などの天気や子どもの不注意など思わぬアクシデントが起きることもあるでしょう。もしもアクシデントが起きてしまっても、すぐに諦めないでくださいね。筆者が教えてもらった方法は、絶対に成功するとは言い切れませんが、試してみる価値はありますよ。またほかの方法もあるかもしれませんから、身近な経験者に相談してみるのもよいのではないでしょうか。ぜひしっかりと根付いた野菜を大切に育てていってくださいね。

文・間宮陽子 編集・Natsu

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