DV疑惑。恐怖の置き去り夫。ドライブ中に機嫌を損ねて、幼い息子と私を置いて帰る……【中編】まんが
前回からの続き。車で出掛けた先で、夫に置き去りにされることが多発しました。
仕方ない、ドライブ中は夫を怒らせないように黙っていよう。そう、思っていた矢先……。
とある休日。私たちは高速に乗り、隣県の観光地へ出かけていました。
ドライブ中は夫の機嫌を損ねないように、地雷を踏まないように、と細心の注意を払っていたのですが、またもや些細なきっかけで口論になってしまいました。
途中、息子のおむつを替えるためにサービスエリアに立ち寄ったときのこと。おむつポーチとハンカチだけを持ち、息子を連れてトイレに向かいます。
数分後、戻ると……なんと、車がありません。
高速道路のど真ん中で置き去りにされてしまったのです……! しかも最悪なことに、今回は財布もスマホも車の中に置いて来てしまいました。お金もない、連絡手段もない……呆然としながら、息子を抱っこしてサービスエリアを彷徨います。
(今度こそ本当に帰れない……どうすればいいの……?)
フードコートの隅で泣きながら途方にくれていると、従業員らしい年配の女性が、声をかけてくれました。
従業員の女性が声をかけてくれて休憩室へ連れていってくれました。皆さん、息子を抱っこしてあやしてくれたり、お茶やお菓子を出してくれたりして、親身になって話を聞いてくれました。
助けてくれた従業員の女性はこう続けます。
「こんなこと言うのは無責任かもしれないけど……もし頼れる実家とかがあるんだったら、できるだけ早く別れた方がいいんじゃない? お金もない、食べ物もない、スマホもない。そんな状態で小さい子どもと一緒に、こんなところに放置して行くなんて……その旦那、あなたたちふたりを思いっきり危険に晒しているじゃない。これは立派なDVよ。例え直接手を出したわけじゃなくても」
「これは立派なDV」
そう言われて、思わず息を呑みました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・ちょもす 編集・横内みか