「コンビニが仕事?」夫の仕事を笑うママ友「お前だって、専業主婦で楽でいいよな」【第4話まんが】
前回からの続き。ママ友の旦那さんの職業をあれこれ聞いては(きっと誰も、うちの夫の稼ぎにはかなわないわよね)とほくそ笑むのが私の日課でした。そんな私の夫は、外資系の金融企業に勤めています。同年代の会社員に比べて、その年収は圧倒的。おかげで私たち一家は、とても余裕のある暮らしができています。ある夜。 娘が寝静まったあと、帰宅した夫に夕食を出しながら私は言いました。
すると夫はしばらく何か考え込むような顔をしたあと、フッ……と鋭い笑みを浮かべました。今まで見たことがない夫の表情に、一瞬戸惑います。
一気にまくし立てたので、息が切れてしまいました。 すると夫は、いつもの穏やかな表情に戻り、落ち着いたようにうなずきながらこう言いました。
夫に言われた直後は、ショックでなかなか自分の頭が整理できませんでした。その夜ひとりになってから、じっくり考えました。(確かに、夫の言う通りだ……) この世の中にある仕事や役割は、どれだって大変で、大切な価値あるもの。給料の高い低いは関係ない。いえ、例え給料が出なくたって、育児や介護、地域のボランティアをしている人は、その家庭や地域で大切な役割を担っている。 そんなこと、とっくの昔にわかっていたはずなのに……。
数日後。私と娘はコンビニで買い物をしました。
お会計を済ませ、娘が店員さんから商品を受け取ります。
私「ほら、お店の人にありがとうございます、って言って」
娘「ありがとうございます!」
店員さん「お姉ちゃん、偉いね~。ありがとうございました!」
これからは、働いている人すべてに敬意を払いながら、日々を過ごして行きたい。そして、そういう姿勢をきちんと娘に見せて行きたいと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・ゆずぽん 編集・荻野実紀子