子どもをキツイ言葉で叱るのをやめたい。「どいて!」「うるさい!」「邪魔!」どう変換する?
体調不良や疲れているときに子どもたちが言うことを聞かなかったら、つい大きな声で叱ったり、キツイ言葉が出てしまったりしますよね。うまい回避方法はないのでしょうか。
『ちょっと自分がイライラしたり叱ったりしているときに、「どいて!」「うるさい!」「邪魔!」を子どもに伝える場合、なんて言ってますか? この通り言いますか? それとも違う言葉に言い換えていますか?』
ママスタコミュニティにあがったこの質問に、ママたちのリアルな声が届きました。
よくないと思いつつ、ついつい言っちゃう
投稿者さんには3歳のお子さんがいらっしゃるそう。
『なるべく子どもには乱暴な言い方したくないと思いながらも、ついつい使ってしまいます。イライラしているときは難しい! 』
投稿者さんだけではありません。「私も……」という後悔交じりのコメントがいくつもありました。
『「はいはいはい! どいてどいてどいて!」「うるさーーーい!!」「じゃーまーーーー!!」。やば、どストレートに言ってるわ』
『うわ……。「うるさい!」「邪魔!」「どいて!」しょっちゅう言ってしまってる……。気をつけよう』
『「うるせー」「やかましい」「どいて」「邪魔」。普通に言ってるわ。夫に「言葉遣い気をつけて」って言われる』
せわしない日々のなかで、いつの間にかキツイ言葉が日常化してしまっている人だっているでしょう。でも気付いたそのときから直せばいいじゃありませんか。
『そのまま言ってしまう……。そして何回言っても聞かないと本気で怒るよ』
そもそも1回注意しただけで言うことを聞いてくれたらキレなくて済むんですよね。「何回も同じことを言わせるなー!」というママたちの怒りがよくわかる、言葉がけ段階活用をご紹介しましょう。
仏の顔も何度?段階的に変化
最初はぐっと我慢……、しかしママたちの心の中では、怒りのマグマが沸々としているのです。
『1回目→どいてくださる?
2回目→どいて
3回目→どいて
4回目→どけ1回目→うるさい
2回目→うるさい
3回目→うるせー
4回目→うるせーつってんのが聞こえねえのか1回目→邪魔なんですけど
2回目→邪魔
3回目→じゃーま
4回目→邪魔どけ』
『1回目
どいて→「ちょっとどけてくれるかな?」
うるさい→「静かにしてね!」
邪魔→「ちょっとどけてくれるかな?」
2回目
3つとも→「さっき言ったよね?! ママなんて言ったっけ?」
3回目
3つとも→「何回言えばわかるのかな?」』
子どもたちよ、ママたちはちゃんとあなたたちにチャンスを与えているのです。「ママ怖い」なんて言ったらバチが当たりますよ。
「丁寧に」「軽い感じで」がコツ!?
そういえば大人が大人に希望を伝えるときには「ちょっとすみませ~ん」「ちょっと〇〇してもらえますか?」なんて言い回し、よくしますよね?
『頭に「ちょいと」をつけているかも。「ちょいと、そこどいて」「ちょいとうるさいよ」「ちょいちょい」みたいな』
『「ちょっと失礼します」「ハイハイハイ、静かに静かに~」「ちょっと止めてくださる?」とか』
軽快なノリで子どもを誘導する感じでしょうか。敬語を使うのも有効なようです。
『「どいてください」って敬語使う(笑)。「静かにしてください」とか「声が大きいですよ」って。私がイラっとして大きい声出しそうになるから。敬語を使うと落ち着いたトーンになるよ』
『3歳児いるけど、最初は「通らせて」とか「静かにして」とか言って、次は声のトーン下げて敬語で言う。するとなぜか聞いてくれる』
『「ここあけてくださーい」「ちょっと静かにしてくださーい」ってとても静かに言う』
静かな口調とは別に、どこか怖い気配を感じるのかもしれません(笑)。大人だっていきなり静かに言われたら、「あっ」と思いますよね。
どうしてそうしてほしいのか、理由を伝えながら注意
遊びやテレビに夢中な子どもに、頭ごなしに「どいて」と言ってもなかなか動いてはくれません。なぜ動いてほしいのか、静かにしてほしいのか、面倒でもちゃんと伝える習慣は親も身につけたいものです。
『「危ないからどいてー」「通るからどいてー」。なるべく理由もつけて言ってるかな』
『「◯◯したいから、どいてもらっていい?」「静かにして」「そこだと◯◯の邪魔になるから、こっちにいて」』
『「聞こえないから静かにねー」「通るから端っこにどいてー」だよ。“自分の邪魔”じゃなく“人の邪魔”になるときは、とっさに「邪魔になるからストップ!」って言っちゃうんだけど、よくないのかな』
人の迷惑になるときや子ども自身に危険が及ぶときは、子どもの動きを止めることが一番大事ですから短い言葉で伝えたほうがいいかもしれません。理由は後から説明してわかってもらえばよいのではないでしょうか。
まだまだある変換バリエーション
1「どいて!」2「うるさい!」3「邪魔!」の順に、ママたちの言い換えの工夫をご覧ください。
『1.「はいちょっと失礼しますよ」「おどきになって!」
2.「シャラップ!」
3.「お邪魔!」「お邪魔虫になってる!」』
『1.「ごめん。ちょっと通るよー」
2.「ちょっとお耳が痛いです」
3.「そこどいてー」』
『1.「その場所譲ってー」「そこ失礼しますよー」
2.「もう少し小さい声でお願い」。子ども同士で遊んでるときなんかは「2人がお互いに聞こえるボリュームでよろしく」「ここ公園じゃないから」
3.ものが出しっぱなしのときは「回収よろしく」とか』
『1.「ちょっと失礼っ」
2.「うるさっ」
3.「おじゃマンボウ」』
懐かしのテレビ番組の名前が(笑)! ププッと吹き出すのはママ&パパだけ、子どもたちは「?」で動きが止まるかも?
「キツイ言葉で叱りたくない」と思う理由
ママたちが叱り方を気にするのは「キツイ言葉で子どもを傷つけたくない」という思いと同時に、「子どもにこんな言葉を使ってほしくない」という願いがあるからです。
『キツめの言葉ほど子どもが無意識に真似するなって思うので、一応気をつけている。もし子どもがキツイ言葉を使っていたら「人にお願いするときは、優しい言い方のほうが相手に気持ちよく聞いてもらえるよ」って言っている……。自分も気をつけよう(笑)』
『小さい頃から「どいて!」とか「邪魔!」とか言われてる子って、その言葉を悪気なく使っちゃうよね、きっと』
投稿者さんもママたちからのコメントを読んで、改めて思うところがあったようです。
『同じような方がいて少し安心する一方、やっぱり子どもに真似されたくない言葉遣いは気を付けなきゃと思いました。いろんなコメント参考にさせてもらいます!』
子どもは親の言うこと、することをよく見ています。どんなに「こういう言葉は使わないほうがいいんだよ」と諭しても、親が言っていたら説得力がないですよね。親だって人間ですから、イライラしているときは自分でも制御不能になってしまいがち。でも、そんなときこそ子どももママも気持ちが軽くなるような言葉でやり取りできるといいですね。ぜひママたちの“言葉変換”を参考にしてください!
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- 「どいて!」「うるさい!」「邪魔!」