ママが怒ると変な動きと変顔をして笑わせてくる子ども……きちんと叱るにはどうしたらいい?
怒られることが分かると、変な動きをしたり変顔をしたりして笑わせてくる子どももいることでしょう。笑ってしまうと子どもも「許された」と思うかもしれませんし、空気が和んでママさんも叱りにくくなってしまうんですよね。あるママさんも自分が怒っているときに笑わせてくるお子さんへの対応に悩んでいるそうです。
『小4の子ども。怒っているのに子どもが変な動きしたりして笑ってしまう。笑うと許されたと子どもも勘違いしちゃうから、どうにかしたい』
お子さんがママさんを笑わせようと思って必死に面白いことをしている微笑ましい光景が想像できますね。しかし当事者のママさんとしては“微笑ましい”で終わらせることはできません。叱るところは叱り、子どもにきっちりとしつけをしたいと考えますよね。
一息ついて切り替えよう
多くのママさんがこのお悩みに対して「分かる! うちも子も!」と答えてくれました。
『分かる!! うちもある!! でもさ、その場が笑いになると和んだりする場合もあるよね、その怒ってる原因にもよるけどさー!』
『今年5歳なんだけど、さっきそんな状況だった(笑)女の子なんだけどね』
『わかるわー。この前「やっちゃダメって言っているでしょ!」って怒ったら「やる!」って思いっきり返事されて思わず笑ってしまった。そしてまたやられる……』
笑ってしまうと毒気が抜けるし「怒られても笑わせたらいいか」と子どもに思われても困ります。しかし面白くてつい笑ってしまう……子どもがずっとふざけて話にならなければ、一息ついて切り替えてから一歩引いて冷静にまた話し始めるのもいいかもしれませんね。
怒った顔より大好きなママの笑顔が見たい
まずは子どもがママを笑わせてくる理由を考えてみようと、子どもの行動を推測する声が集まりました。
『母さんが怒ってどうしていいか分からないんじゃないかな?』
『伝わってないんじゃないよ。たぶん、自分が笑えばお母さんも笑ってくれると思うんだって。やっぱり怒っているお母さんより笑ってるお母さんが見たいんだよね。だったら怒られる前に言うことを聞いて! って感じだけどね(笑)』
誰でも周りの人には怒るよりも笑っていてほしいもの。怒った顔ばかり見せられると「この人は自分のことが嫌いなのかな」と思うこともありますよね。大好きなママの怒った顔よりも笑顔のほうが好きなのは子どもの本能なのかもしれません。そのためママの笑顔を見たくて笑わせているのではないでしょうか。また「何が悪いか分からない、だからどうしたらいいか分からない」という思考になって「前はこれをしたら笑ってくれたから」と同じ行動を繰り返している可能性もあります。
まずは「叱っているときは相手の話をきちんと聞く」と教える
『叱っているときにきちんと聞く姿勢じゃないのは相手を傷つけているって言うことを伝えていますか?』
ママが怒っているときに子どもが笑わせる行動をしないためには、まず「叱っているときは相手の話をきちんと聞く」ことを理解させる必要があります。嫌われたくなくて必死にご機嫌をとっているような子には「怒っていてもあなたを嫌いになったわけではない」と伝え、ただ場をおさめたいだけの子には「相手の話を聞けないのはよくないこと」だと教えてみてください。
叱るときと叱っていないときのオンオフをつけよう
『ってことは意外とそこまで怒らなくて良かったことなのかもね。うちの子もわざとじゃなく危ないことを相手にしてしまったときとかはすごく反省している。子どもも分かっていたりするよ』
例えば子どもが飲み物をこぼしたときと、子どもが道路に飛び出したときでは叱り方を変える必要があるのではないでしょうか。同じ「不注意」に関することでも前者はママさんの掃除の手間がかかると叱り、後者は自分の命を守るために安全に配慮して行動することを諭す。毎回同じように「ダメだよ!」と叱っただけでは子どもも「ママがまた怒っている」と慣れを感じてしまうのかもしれません。内容に合わせて叱り方を変え、そして叱っていないときとのオンオフをきちんとつけることで子どもも「ママがまた怒っている、笑わせちゃおう」という気持ちから「真剣な話なんだ、きちんと聞こう」と切り替えられるはずですよ。子どもに理解してもらうことは大変ですが子どものためと思って根気強く続けていきましょう。
文・物江窓香 編集・秋澄乃
関連記事
※テーブルに上るわが子を例に反省した「母としての叱り方」とは- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 怒ってるのに子供が変な動きしたりして笑ってしまう。