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「ママに怒られるからダメ!」の言い方にモヤモヤ……怒るのにはきちんとした理由があるんです!

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筆者が息子たちと小児科を訪れたときの話です。当時1歳半だった双子の息子たちは、39度近くの熱でぐったりしていました。待合室には私たちのほかに5組くらいの親子が順番を待っていました。具合が悪そうな子どももや、元気いっぱいの子どもなどさまざま。すると待ち時間に飽きてしまったであろう5歳くらいの男の子が、弟と一緒に待合室で追いかけっこをはじめたのです。

病院の待合室で聞いた「先生に怒られるから静かにしなさい!」に筆者はモヤモヤ

待合室に追いかけっこをするようなスペースはありませんし、そもそも待合室は走りまわる場所ではありません。待合室にいるほかのママや、小児科の受付さんの表情から「うわぁ、追いかけっこがはじまっちゃったよ」との気持ちが読み取れます。筆者自身も「わが子たちはぐったりしているし、お願いだから静かにしてよ」とイライラが募りました。

筆者がイライラした原因はもうひとつあります。追いかけっこをはじめたきょうだいの母親は、スマートフォンをいじっていて注意しようともしません。見かねた受付さんが「走るのはやめようね」とやさしく注意をすると、母親はようやくスマートフォンをしまい、「ほら、先生に怒られるから静かにしなさい!」と子どもたちに注意をしたのです。追いかけっこをしていたきょうだいは、一時的におとなしくなりました。しかし筆者は「先生に怒られるから、静かにしなければならない訳ではないよね?」とモヤモヤした気持ちが残ったままでした。

「怒られるからやめなさい」は注意になっていないのでは?

筆者は「なぜ病院の待合室で静かにしていなければならないのか」を考えました。病院は具合の悪い人が訪れるところです。待合室ではできるだけ静かに過ごしたいでしょうし、もしかしたら騒がしさのせいでさらに体調が悪化してしまうかもしれません。また診察室では、医師が聴診器を使って診察することがあります。待合室で騒いでいると、診察に必要な音が聞こえづらくなるかもしれません。

受付さんが注意をしたあとも、子どもたちが追いかけっこをしたり騒がしくしたりすれば、先生が本当に怒ってしまうのでは? と筆者は思いました。しかし「怒られるからやめなさい」と注意するのは、裏を返せば「怒られなければやめなくていい」と捉えられてしまうこともあるのでは? と気になりました。

「怒られるよ」って注意しているのがキライ!

ママスタコミュニティにも、筆者と同じ感情を抱いたママたちから意見が寄せられていました。

『本当に「○○に怒られるよ」って注意のしかたがキライ。うちは旦那が子どもに向かってよく「ママに怒られるよ!」と言っていて、何度もケンカになった。私が怒らなければやってもいいのか! と思った』

『母も孫にあたるわが子が、レジ近くのお菓子を触るとすぐに「お店の人に怒られるよ」という。店の人は怒らないよね』

『「○○が怒るからダメ」「○○に怒られるよ」って言葉が子どもに響くわけないし、その場限りの言葉で残念だなって思う。「神様に怒られるよ」とか「サンタさんがこないよ」とか「鬼が来るよ」とか、同じ感覚でいっているんだろうけど、目の前で直接言われたり聞いたりした方はいい気がしないよね』

『誰かに怒られるからじゃなくて、ダメな理由をちゃんと教えなきゃいけないのにね。「叱る役を人に任せるな」と思う。「怒られるからやめなさい」は叱っていることにならないし、しつけともいわない』

子どもに「今すぐにやめてほしい理由」があるからこそ、ママたちは叱ったり注意したりするのではないでしょうか。「怒られるからやめなさい」では「なぜやめなければならないか?」の根本が抜けてしまっています。しかも「○○が怒るからダメ」のように○○に当てはまるのが自分自身だった場合は悪者にされたうえに、子どもを叱る役割も丸投げされたような気持ちになってしまいそうです。

ママに怒られるのは慣れっこ?「他人から注意されるのは効果がありそう」

子どもはママに怒られたり注意されたりすることが日常茶飯事。子どもの年齢によってはママの反応をおもしろがるかのように、悪事を働かせることもあるでしょう。そういった場合「ママが怒っているから」ではなく、「ほかの人が怒っているから」と伝えると効果があるのでは? との意見もありました。

『「お店の人に怒られるよ」はママに怒られるより、他人に怒られる方が怖いこともあるから効果はありそう。うるさい子どもを放置するよりマシかな』

『ママに怒られるのはいつものことだから、子どもには効かない。場の責任者として「お店の人や病院の先生から怒られるよ」と言っている』

たしかに普段、怒られているママよりも怒りそうにない人から、注意される方が効き目はありそうです。しかし子どもとしては「なぜ今、怒られているのか?」の部分を理解できないと、同じことのくり返しになってしまう可能性があるのではないでしょうか。そのたびにママはイライラして、悪循環になってしまいそうです。

子どもに「どうしてダメなのか」をくり返し言い聞かせ、理解してもらうことが大切なのでは?

冒頭の小児科でのできごと以降、筆者は「○○に怒られるよ」という言葉にたいへん敏感になったと感じています。家庭内でも子どもが自由に歩き回れるようになった頃、よく耳にするようになりました。

「ママに怒られるから、テーブルに乗っちゃダメだよ」
違います! ごはんを食べるところであって、遊ぶ場所じゃないから。テーブルに乗ったら、落ちて大けがをする可能性があるから。

「ママに怒られるから、キッチンに入っちゃダメだよ」
違います! キッチンでは火や包丁を使っていて、危険がいっぱいだから。キッチンはお料理をするところで、遊ぶ場所ではないから。

たしかにママは怒ります。しかしママが怒るのは、いつだって子どものことを考えているから。危険な目にあったり痛い思いをしたりしてほしくなくて、人様に迷惑をかけてほしくなくて怒るのです。筆者は旦那や義父から気軽に「ママに怒られるよ」発言をくり返えされてとてもイライラしたため、釘を刺しておくことにしました。

「怒るのはママだけの役割じゃないし、お義父さんが怒ってもいいんですよ?」

釘を刺した効果もあってか、現在は「ママに怒られるよ」といわれることがなくなり、スッキリしました!

注意するときは子どもの目を見て、理解しやすい言葉で伝えてみては?

日ごろから大人ですら、1度言われたくらいでは理解できないこともあると思います。子どもならなおさら理解できず、覚えてい続けることだって難しいでしょう。子どもに注意をする際にはその場かぎりではなく、理解できるまで何度もダメな理由をいい聞かせることが大切なのではないでしょうか。年齢に合わせて「ブーブーがきたらストップ!」や「アチチだからだめよ」など、想像しやすい伝え方でいいと思います。「どうせ子どもに言っても理解しないし」と思わず、子どもの目を見てしっかり伝え続けることで、お子さんの意識が少しずつ変わるかもしれませんよ。

文・吉岡可奈 編集・藤まゆ花

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