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<不登校のわが子と歩んだ10年間>母としての葛藤の軌跡【第4話:友だちとの関わり方】

前回からの続き。学校に行かないことを選択したときに、頭を悩ませたのはお友だちとの関わり方でした。
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友だちに「遊べるのになんで学校に来ないの?」と言われて、戸惑う息子。私もなんと返事をすればいいのか迷っていました。すると意を決したように息子が答えました。

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「早く治るといいね!」友だちから言われると、嘘をついているような気になったのでしょうか。その後「なんで学校に来ないの?」という疑問に、息子は「自分でもよくわからない」と答えるようしていました。お友だちは不思議そうな顔をしますが、それが息子の本音だったのだと思います。

そんな息子の姿を見て、私自身もママ友たちからの「なんで行けないの?」という質問に「よくわからないの」と答えることにしました。 平日学校に行かず、親子で過ごしている私たち。やはり昼間出かけるときは、ヒヤヒヤしたものです。
でも……。

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私の心配とは裏腹に、誰ひとり私たち親子を責めるようなことはなく、むしろ多くの人が好意的で、そっと応援してくれていたように思います。なにげなく「おはよう」「元気そうね」そう声をかけてくれるのがどんなにうれしかったことか! どこか世間から孤立したように感じていた不登校期間でしたが、家にひきこもらないことを意識したことは、結果的によかったと思っています。そんな息子が将来就きたい仕事があると言い出しました。

それは……。

【第5話】へ続く。

原案/脚本・編集部 作画・よしはな

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