子どもが自分の身を守るために大切な「性教育」。何歳から、どの話から始めた?
子どもへの性教育についての相談があります。
『テレビで、子どもの性教育についての特集を見ました。我が家も性教育について旦那と話し合っていたので、とてもタイムリーな内容でした。みなさんはお子さんに性教育しますか? できますか?』
みなさんのご家庭では、性教育、はじめていますか?
子どもへ最初に「性」を教えるなら……何の話から?
親である私たちは、子どものころからあまり親子で性の話をしてこなかった人が多いのではないでしょうか。子どもへの性教育、どう教えていいか戸惑いますよね。しかし性教育はとても大切なこと。だからまずは最初の一歩として、「触らせてはいけない部分」と「触ってはいけない部分」についてのお話をしてみませんか?
『「変な大人がいるから、おちんちん触ろうとしてきたりする人がいたら大声を出して逃げて」とかは言っている』
『うちの子はまだ5才だから「水着で隠れる所は人に触られたらダメなんだよ」って言ってる』
『プライベートゾーンの話はした。見せない触らない触らせない。それはきょうだいでもだよ、と。うちの子どもは兄と妹の組み合わせだからなんか心配なんだよね』
『幼稚園のときからしてる。お股は他の人には触られてはいけない場所とか』
性教育をしたことがないまま子どもが成長……
必要なことも、大切なことも、頭ではわかっていても実際にはなかなか難しいというママも少なくありません。
『必要性はわかるけど、低身長で経過観察中で、思春期が早くなっていないかとかチェックしている状態。ソッチを気にするあまり、気持ちから大人になるのが早くなってしまわないかとハラハラしてる』
『中1の男子だけどどこまで説明するか迷っている。ネットで知識とかありそうだけど、間違って覚えていたら怖いから。どこまで話すものなのかな』
『したことないまま高3、高1。もう学校で教わってくるし、親がなんやかんや話すより良いかな』
『高3の息子いるけど、改まって話したことはないな』
子どもが興味を持ったら、すぐ親子で性について話せるように準備を
「いつからはじめたらいいの?」「まだ早くない?」そんなことを考えているうちに、子どもは思春期になり、ママやパパと性についての話なんてしてくれなくなるでしょう。できればその前に、子どもが興味を持ち話をしてくれるうちに伝えておくのが理想的ですね。
『聞かれたら正直に教えています。小1で、「おまた」という言葉が好きなので、ちゃんと『おまた』っていう言葉を使って説明してあげます』
『小学生のときに学校で覚えてきた言葉「◯◯って何?」から始まって、なんでも伝えている。面白おかしく話さずに淡々と。「友達やネットから間違った知識を得られることの方が怖いから」ということも伝えている。何一つ濁すことなく伝えている』
『小4でムチムチしてきたから、とりあえず生理を教えた』
『小3と小1の娘がいるので、軽く教えてる。一緒にお風呂に入るから、生理についてとかは結構前に教えたよ。赤ちゃんはどうやってできるのかもちびっ子向けな感じでは教えたけど、聞かれるとアワアワして上手に教えられてない気がする』
『中1の生理が来たタイミングで話したよ。生理が始まったってことは妊娠できる体に成長したってことだからと。保健体育の授業で習っていたからすんなり理解してた。まだ彼氏はいないけど、いつか彼氏ができたときには妊娠しないようにまた釘をさすつもり。「男は何の痛みもないのに、心も体も将来も傷つくのは女なんだよ」と』
『息子にはしてる。「私、今日は安全日なの」って言われても絶対にするなって言ってある。女の子に安全な日なんてないんだからって』
親子で性の話をするのはタブーのようだった世代が、今まさに子育てをしている世代です。性教育だけではなく、自分が知らないこと、親から教えてもらっていないことを子どもに伝えていくのは難しいものです。しかしだからといって、教えなくていいということにはなりません。知らなくても知らないなりに、親としてインプットして、子どもにアウトプットすることには積極的に取り組んでいきたいものです。それが子どもを守ることにつながるのですから。
文・鈴木じゅん子 編集・しらたまよ
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