旦那が健康でいられるのは誰のおかげ?体調を崩しても休めないママの苦労も理解して!
子どもを出産するまでは全くの健康体だった私。しかし産後は風邪を引きやすくなったり、腰痛に悩まされたり……さらに加齢とともに年々体が弱くなってきていると感じています。特に子どもたちがインフルエンザや胃腸炎などに感染して体調を崩すと、看病する私は100%と言っていいほどうつります。
ところが旦那には全くうつりません。それどころか体調を崩すこと自体あまりないのです。同じ屋根の下で暮らしていて、同じ空間で過ごしていることに変わりはないはずなのに……。
ある休みの日のこと、私だけ風邪を引いてしまいました。熱も高いので旦那に子どもたちをお願いして休もうとしました。
イライラしながら布団で横になっていました。しばらくすると、寝ている私の元に子どもがやってきました。
「お母さん~、アレはどこ? お父さんに聞いてもわからないって……」
「アレならリビングの棚の上にあるよ」
旦那だって知ってるハズなのに……なぜわざわざ私のところに来させるの? そしてしばらくするとまた子どもに呼ばれました。
「お母さん~! 雨降ってきちゃったけど、洗濯物どうするの?」
「いや、お父さんいるでしょ? お父さんにお願いして」
「お父さん寝ちゃったよ。僕じゃ届かないよ~」
「はぁ!?」
……熱があって具合悪いのに……全然休めない!!
一方でリビングには、すやすやと昼寝している旦那。周囲は子どもたちのおもちゃで溢れかえり、お昼に食べたらしいコンビニ弁当のゴミもそのまま……。激しいイライラがつのり、私の体調はますます悪くなるのでした。
そして私は気がついたのです。どうして自分が体調を崩しやすくなってしまったのか。逆に旦那が体調を崩すことがあまりない理由も……。
ある日の晩、旦那がこんな話をしてきました。
「会社の同僚は俺と同じで健康なんだけどさ。奥さんがさ~、子どもを出産してからびっくりするぐらい体調崩しやすくなったんだってさ~」
女性はどうしてこう身体が弱いのだろう、と笑いとばす旦那。しかし私には奥さんが体調を崩しやすくなった理由が想像できます。きっと奥さんは、私と同じ仕打ちを受けているのでしょう。
私は精いっぱいの嫌味を込めて、こう言いました。
同僚さんへ向けた私の言葉は、鈍い旦那にもさすがに刺さったようです。次の日から旦那が変わり始めたのは言うまでもありません。