45歳で貯金が5000万円、老後資金としては安心?
子育てがある程度落ちつく年齢になると、老後について考えだす人も少なくないでしょう。そしてそのとき気になるもののうちには、やはり「お金のこと」も含まれるのではないでしょうか。あるママさんは、老後も安心して暮らせるくらいの資金があるとママスタコミュニティに投稿をくれました。
『45歳で貯金が5000万円。老後資金は余裕です。よかった!』
45歳で5000万円の貯金があるママさん。しかし老後資金の考え方は、家庭の収入だけではなく子どもの年齢や人数、子育て世代と子育てが終わった世代でも大きく違ってくるでしょう。ママスタコミュニティのママたちは、老後のお金についてどう考えているのでしょうか。
ママたちの「老後のお金」事情は?
『老後は食べる量も減るだろうし、着るものにも今ほどお金はかからないだろうし。退職金も出るし、子どもにかかるお金もあといくらくらいか見通し立ってきた。余裕かどうかわからないけれど、なんとかなりそう』
『5000万円と年金と保険があれば、たしかにカツカツ貧困にはならなくてすみそうだよね。うちは貯まるかな~。子どもが成人したときに40代前半だから、頑張ろう』
『羨ましいな。うちなんて30代なのにマイホームもまだ買えていない。老後か。あまり長生きしたくないと思ってしまう』
老後資金のことを本格的に考えていくのは、子育てが終わった後、子どもが自立をしたタイミングになるのかもしれません。もちろんその前からコツコツ貯めている場合もあるかと思いますが、自立前は子どもの学費などなにかと入り用も多く、思うように貯まらないこともあるでしょう。また老後資金の前に住宅の購入など大きな買い物が控えている場合もあります。そのため老後に不安を感じるあまり「長生きしたくない」と考えてしまうママもいるようですね。
45歳での5000万円、正直不安が残るというママも
『45歳で人生経験したように言えちゃうの? まだ人生残り半分かもしれないよ? 何歳まで生きるか知らないけれど』
『5000万円かー。私は足りないわ。夫の定年後は家を立て替えたいし、子どもには迷惑や心配をかけたくないから施設に入りたいし。全く足りないな』
『5000万円だと余裕ではないかな。いつまでも元気なわけではないので、介護が必要になったときに、それなりのいい施設に夫婦で入るとなるとお金がかかるよ』
この先何歳まで生きるか、またどんな大きな出費があるのか見通しがたたないこともあるでしょう。それに自分や旦那さんに介護が必要になったり、施設に入るなど思いもかけない出費も考えられます。そうなると老後資金としての5000万円は足りないと考えるママも少なくないようです。
子育てがまだ終わっていないママたちの老後資金の見通しは?
『早くに産んだから、子どもが巣立ってから貯める予定』
『45歳で子ども2人の手が離れるから、それから貯金します』
子どもにまだまだお金がかかる家庭では、老後資金を作っていくのはもう少し先になることもあるようですね。まずは家族の日々の生活にお金を使い、子どもが独り立ちをしたことで減った支出を自分たちの老後資金の貯蓄にシフトするかたちもありそうです。
老後にどういった生活をしたいかでも「余裕」の度合いは違う。したい生活にあわせて必要な金額を計算してみては
ママさんは5000万円の貯金があるため老後は安泰だと考えていますが、一方でこの金額では老後は安心できないとの意見もあります。老後のお金に関しては、まずは実際にどのくらい必要なのかを計算してみるといいのではないでしょうか。総務省統計局の2019年の家計調査年報の家計収支の概況によると、世帯主の年齢階級別消費支出額(二人以上の世帯)は世帯主が60〜69歳の世帯では約29万円、70歳以上の世帯では約24万円となっています。もちろん住む場所が大都市と地方でも違ってくるでしょうし、どんな趣味があるのかや健康状態でも老後に必要な金額は違ってくるでしょう。また人によって安心できるための「余裕」の考え方が違うので、自分がどういった老後を送りたいのかも考える必要がありますね。
その老後の「余裕」を生活の最低限と考えるか、それとも充実した生活を含めたものに定義するのかでも、必要になる金額は違ってくるでしょう。一度老後の生活設計を具体的に考えてみると、現在の自分の貯蓄額が本当に安心かどうか見直せるのかもしれませんね。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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