家庭菜園の野菜が採れすぎて困っているママ。家庭で使い切るのが難しい……どうしたらいい?
自分の家で食べる野菜は自分で作ろうと、家庭菜園をする人は少なくありません。旬の野菜を新鮮なうちに食べられますし、多少なりとも「家計の助け」になるのでしょう。ただ季節によっては野菜が採れすぎてしまうこともあるようで、あるママさんがママたちの交流の場所である「ママスタコミュニティ」にこんな投稿をしてくれました。
『家庭菜園の野菜が採とれすぎて困っています。毎日採らないと大きくなりすぎるし、採ったところで食べきれないし。はじめはご近所さんとかにあげていたけれど、あげてもあげても減らない。毎日採れるし、もうどうしたらいいのかわからない……。作り過ぎちゃったかな……。昨日もキュウリ40本とかなすび50個とか、もう手に負えなくなっている』
家庭菜園をしている投稿者さんは、毎日のように夏野菜を収穫しています。しかしあまりにも採れる量が多く、ご近所さんや職場の人などに差し上げてはいるようですが、それでも翌日にはまた同じくらいの量の野菜が採れるという状況に、どうしたらいいのか困っています。このような投稿者さんのお悩みに対して、ママたちからはいろいろな意見が寄せられました。
うちも同じ!野菜が採れすぎて困っちゃう
『うちもだよ。近所にあげたり、ときには腐らせてしまったり……。冷蔵庫もいっぱいだし、どうしようかね。今夜もピーマンとナスを食べなくちゃ……』
『同じく。とにかくキュウリがなりすぎて困っている。今朝キュウリを3本収穫して、昼過ぎにはまた3本大きくなっていたから収穫した。ずっとこのペースでなるから、毎日キュウリだよ……。もうさすがに飽きてきて、誰か貰ってくれるなら勝手に採って持っていってほしいくらい!』
野菜が採れすぎて困っているのは、投稿者さんだけではないようですね。毎日よく育った野菜をたくさん収穫するので、同じ野菜を食べ続けることもあるようです。家庭菜園をしているママたちが、あまりにも大量に収穫できるので、自分の家では消費しきれず「誰か食べるのを助けて!」と思っていることがわかりますね。
なんて羨ましいの!野菜を送って!
『くださーい』
『着払いでいいから送ってー』
『心の底から羨ましいです』
野菜の消費に困っている投稿者さんに「羨ましい」という声も寄せられました。自分の家で野菜を作っていなければ、当然野菜をどこかで買うことになります。採れる時期や収穫量によっては野菜の値段が高くなることもありますから、家庭菜園で旬の野菜が採れるとなれば家計の面でも大助かりになるのでしょう。
採れすぎた野菜、どうすればいい?
加工して冷凍保存がオススメ。
『ピークを過ぎたら、パタっと収穫できなくなるよ。冷凍保存できるものは加工して冷凍する』
『うちもトマトとブルーベリー、青紫蘇を育てているけれど、トマトはソースにして冷凍、ブルーベリーも冷凍、青紫蘇は大量にできすぎてお裾分けしたりしてるけれど、それでもワサワサできている。餃子の種を作って冷凍して消費してるよ』
そのまま冷凍できる野菜もありますが、ひと手間かけて冷凍をしておく方法はいかがでしょう。トマトなどはソースにしておけば必要なときにさっと使えます。筆者の母がよく作る「キュウリの佃煮」も冷凍保存ができます。キュウリを薄くスライスして砂糖醤油やみりん、生姜と一緒に煮込むだけですが、ご飯のお供にもなって美味しいですよ。
販売してみるのはどう?
『自宅前で無人販売』
地域によっては自宅の軒先で野菜の直売をしている家がありますよね。自宅の敷地内で野菜や果物をそのまま販売するだけなら許可は不要です。しかし野菜を加工したりすれば保健所に、販売する場所が自宅の敷地から出ている場合は警察にと、それぞれ許可や届け出などが必要となることもあります。直売を検討しているようなら、まずは保健所に相談してみると安心でしょう。
捨ててしまうくらいなら、タダであげる
『近所に配りまくるしかないよね。うちの母もよく送ってくるよ』
野菜を腐らせて捨ててしまうのがもったいないと思うならば、今後もご近所さんや職場の人に少しずつ配ってみてはどうでしょう。普段から野菜を買っている人からすれば、野菜をもらえたら家計も助かります。ただこれについては投稿者さんとしてもちょっと気が引けるようで、こんなコメントをしてくれました。
『職場とかで欲しいと言ってくれた人に配ったけれど、毎回配るのも変かなって』
職場の人にはすでに野菜を配ったようで、毎回配ることについては抵抗を感じてしまうようです。でももらう側としては、投稿者さんが思うほど「困る」とは考えていないかもしれません。
『去年、職場の人からミニトマトやキュウリ、みょうが、ナスをもらっていた。本当にありがたくてお返しに菓子折りをあげたら、秋までいろいろな野菜をいただいて本当に助かったよ。その人が旦那さんの転勤で引っ越してからまたスーパーで買うようになったけれど、どれだけありがたかったか再認識した』
野菜は毎日使う食材ですし、ある程度の日数なら保存もききます。そのため投稿者さんが思っているほど、他の人は迷惑とは感じていないのではないでしょうか。「野菜が採れすぎて困っているので」と事情を話せば、欲しいと思う人は「ください」と名乗り出てくれるかもしれません。
来年は少し株を減らしてみては?経験から工夫をするのも家庭菜園の楽しみ
『どれだけ植えたの? 来年からは株を減らしたらいいさ。失敗は成功のもと!』
今年は野菜の出来がよかったのか、毎日大量に野菜を収穫している投稿者さん。自分の家では消費しきれずに困っているのですが、野菜を買う立場からすれば、羨ましいかぎりですよね。
今年はたくさん採れて困ったとのことですので、来年以降は苗やタネの数を減らしてみてはどうでしょうか。1つの株からどれだけ収穫できるのかがわかったので、調整もできそうですよね。もちろん天候によっては収穫が極端に減るなど、最初に計算した通りにはいかないかもしれません。筆者の母も家庭菜園をしていますが、天候が悪かったり、台風などの被害もあり、野菜作りは難しいと言います。しかし「難しいけれど、楽しい」のだそうです。自分が作った野菜を腐らせてしまったり、あまりにも多くて捨ててしまうのは悲しいよねとも話していました。投稿者さんもきっと筆者の母と同じ気持ちでしょうから、今回の経験を経て、収穫した後のことも一緒に考えて野菜作りをしていくといいのではないでしょうか。
文・こもも 編集・清見朱里 イラスト・Ponko
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