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【中編】「性教育はまだ早い」と、もう言えない!戸惑うママパパ向け漫画『おうち性教育はじめます 一番やさしい防犯・SEX・命の伝え方』

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前編では日本の性教育の現状と世界基準の差をお伝えしました。中編では、ママパパに向けて性教育についての本をご紹介します。

幼い子どもからの“性”にまつわる素朴な疑問。何をどこまで答えて良いのか分からないというママパパも多いのではないでしょうか。日本では「性=恥ずかしい」というイメージがあって性の話題を避けて通りがちではないでしょうか。ママパパ自身も正しい性教育を受けてきていなければ戸惑うのは当然でしょう。しかし、まだ幼い子どもの純粋な疑問こそまさに性教育を始める良いきっかけとなります。

そこでママパパ向けの性教育入門編として、漫画『おうち性教育はじめます 一番やさしい防犯・SEX・命の伝え方』をご紹介します。わが子にどのように性の話題を切り出すのか、また性についてどのように答えるのかなど、実践できる情報が満載です。

家庭での性教育の必要性が分かる

フクチマミ氏と村瀬幸浩氏による性教育本

マンガイラストレーターのフクチマミ氏によりママパパが子どもとの日常で起こりうるひとコマをマンガで再現。性教育について必要性があると感じているママたちだけでなく、自然に覚えるものだと考えるパパも交えて会話形式で話が進んでいきます。さらに長年性教育に携わっている教育者の村瀬幸浩氏がキャラクターの一人として登場。村瀬幸浩氏により性教育とは日常の延長であり、とても重要な教育の一環であることが分かりやすく説明されています。

実は性教育の始めどきは3歳から

3歳と聞いて、そんな幼い子どもに何を教えるのか、と思うママパパも多いかもしれません。「性教育=性交」というイメージがあればなおさら避けて通りたいと思うでしょう。ここで言う性教育とは、自己肯定感を高くするための教育の一環であると伝えています。性とは自分の心と身体を大切にすることであり、性的なトラブルを未然に防ぐ力を備えるためにも必要なこと。だからこそ、言葉でコミュニケーションができるようになる3歳頃から日常的に子どもに伝えられることがあるのです。書籍では3歳の子どもにでもできる性教育の始め方や、家庭内でまず子どもに伝えておきたいことなどが分かりやすく説明されています。

男の子と女の子それぞれ体の仕組みを親子で理解し合う

男の子への教え方

男の子のママは異性なので、どのように性について話をしたらいいのか分からないですよね。パパにお任せというママもいるかもしれませんが、パパは性教育についてママと同じように考えていますか? 実は幼児期の子どもにはママからも性教育ができることが日常の場面であります。書籍ではママが注意することや男の子への声かけ法などが実践的に描かれています。幼児期の男の子だけでなく、思春期へさしかかる男の子への対応や、精通が始まった男の子への対応なども詳しく説明されているので、ママも心づもりができますね。

女の子への教え方

小学生の女の子のママならいつ月経が始まってもいいように準備しておかなくてはなりません。個人差はありますが、学校で学ぶ前に初経を迎える子どももいるでしょう。知識がないままに月経が始まったらショックを受けるかもしれません。書籍では女の子へどのように月経について説明すれば良いのか、また実際に初経を迎える子どもにママパパができることなども説明されています。ぜひ異性であるパパにも共通の理解を得たいですね。

戸惑う場面はQ&A形式で対応法を伝授

幼児期の男の子が「おちんちん」や「おしっこ」と連呼していたり、性器を触っているところを見かけたりすると戸惑いますよね。書籍では具体的にどのように声かけをすればよいのかなどが説明されています。他にも、子どもがアダルトサイトを見ていることが分かったとき、親子でテレビを見ていてベッドシーンがあったときの反応方法、性交や避妊についてなど、具体的で役に立つ情報が満載です。いつどんなときに遭遇するか予想がつかないので、事前にママパパが対処法を知っておくことはとても重要なのではないでしょうか。

性的被害者にも加害者にもしないために

性にまつわる犯罪やいじめは幼い子どもの間でも起きています。また、インターネットが普及している現代において、簡単にアダルトコンテンツを閲覧することができます。性に対する正しい知識がない子どもが歪んだ性描写の善悪を判断することができるのでしょうか。思春期になれば自然と分かるようになるから、などとのんびりしている場合ではありません。そもそも大人である自分自身の性の知識は正しいでしょうか。性教育とは大人がまず正しい知識を学ぶところから始まるのかもしれません。わが子に正しい性の知識をつけることが、性的被害者にも加害者にもしない第一歩になるのではないでしょうか。性教育はまだ早いと思っている幼児期の子どもを持つママパパにぜひ読んでほしい本です。

後編では幼児期から小学校入学前後の子どもに向けた性教育絵本『幼児・小学生そしておとなへ あっ!そうなんだ!性と生』をご紹介します。

後編へ続く。

文・ゆかりんご 編集・木村亜希

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