小学生ママの素朴な疑問「100点満点って当たり前?」
ママも子どもも気になる学校のテストの点数。このテストを巡って、あるママさんはママ友からこんなことを言われたそうです。
『公立小学校のテストは、100点満点が当たり前なの? ママ友から言われたけれど、みんなはどう思う?』
公立小学校のテストでは、本当に100点満点が当たり前なのでしょうか。ママスタコミュニティのママたちに聞いてみましょう。
いつでも100点満点というのは難しい
『普段の授業で習ったことがぼぼそのまま出るから、まあそうだと思う。ケアレスミスも多少あるから、いつでも必ず100点! とはいかないけれど』
『ちょっとしたミスをすることもあるから当たり前とまでは思わないけれど、取りやすいとは思う』
『ノーミスは結構難しいんじゃない?』
テストのレベルによっては100点満点を取ることもできそうですが、毎回満点を取れるかと言うとちょっと難しいのかもしれませんね。ときには本人が気づいていないところでミスがあったり、問題の受け取り方を勘違いしてしまうこともあるでしょう。高得点は狙えてもノーミスを続けることは、小学生にとって至難の技といえそうです。
100点満点と学年は関係ある?
『何年生かにもよるよ。1、2年生なら100点は当たり前だけれど、6年なら当たり前じゃない』
『1年生は1年生特有の理由で点数を落とすものだよ。つい最近平仮名を覚えたばかりの子からすれば、制限時間内に問題文を読み終えて、今自分が何をきかれてるのか理解するだけでも大変なこと。問題を解けた後に、それを文字に書き起こすのも時間がかかるからね。ちょっとした思い違いや、テストというものに慣れていないが故のケアレスミスも多いんだよ』
「学年」と「100点満点を取れるか」ということは関係しているのでしょうか。今回コメントをくれたママたちの場合、同じ1年生に対してでも見解が違っています。低学年の場合には学習内容もそこまで難しくはないと感じ、満点は取りやすいと考えるママもいます。その一方で平仮名を習ったばかりの子どもが問題を解くことに、ハードルの高さを感じているママもいるようですね。
先生の採点によって点数が変わることも
『先生の丸付けの厳しさによる。昨年の担任は丸付けが甘いから満点続出。今年の担任は厳しく細かい書き損じ(句読点の打ち方、式の書き方とか)を見るから、わかってるのに50点以下の点数を取る子が続出らしい』
『そうでもないよ。毎回100点が何人とか言うらしいけれど、2、3人みたい。漢字の採点が結構厳しい先生になった』
担任の先生によって、テストの採点基準が異なり、点数が変わることもあるようです。漢字であれば「とめ・はね・はらい」がしっかりできているか、計算ならば答えが合っているかだけでなく正しい式かなど、細やかな部分は先生次第のようですね。筆者の子どもが小学生のときにも、解答と別に文字を丁寧に書いているかどうかをチェックされていましたよ。子どもが急いで書いた漢字が読みにくかったようで、バツになってしまったテスト解答もありましたね。
毎回100点満点とるためにしているママの工夫は?
『小学校は100点取れて当たり前、それ以外は論外。小学校で100点取っていなかったら認めない、これから先は無理だろうと考えるママもいるよ。そういうママたちは、100点取るのが当たり前だから子どものことを褒めたりしないのかなと思った。うちは100点を取ったらすごく褒めるんだけれど』
『テストの結果を褒めるのではなく、それまでの過程を褒めるのがいいよ。100点じゃないときも過程は褒める。結果を褒め続けると、結果が出ないとダメなんだという気持ちになりやすい』
『「100点すごい、えらい」ではなくて、「100点取れるように頑張ったんだ! すごい、えらい。やったねー!」とか「頑張っているもんね!」とか。頑張ったことを認める』
100点を取った子どもは、きっと嬉しそうにママたちに点数を報告してくれることでしょう。そのときママたちは、「頑張ったね」「よかったね」などと子どもを褒めてあげますよね。そのときに「ずっと頑張っていたよね」と、点数と一緒に過程を褒めてあげることが大切だとの声がいくつかありました。結果だけでなく頑張りを含め認めてあげることは、子どもが満点をとり続けるためにママができることの1つではないでしょうか。
点数より頑張りを認めることで、子どももやる気を出せるのでは?
ママスタコミュニティに届いた、公立小学校のテスト問題は毎回100点満点をとれるのかという質問。人や環境によってさまざまなので、答えをだすことは難しいでしょう。ですがテストを子どもが見せてくれたときに親がどんな反応をするかは、もしかしたら点数よりも重要なのかもしれませんね。点数だけでなく頑張った過程を褒めることは、子どもの努力を認めることに繋がると思います。そして子どもはやる気を出したり、さらなる向上心を持ってくれるのではないでしょうか。また頑張りを理解してあげることは、テストだけでなくスポーツやお手伝いなどでも活かせそうです。できることを当たり前と思わずに、できるために努力している姿を認めてあげること。頑張る子どもにとってそんなママの存在は心強く、一番のパワーの源になるのかもしれませんね。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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