<ママ友の監視>プライベートを覗き見される日々「えっなんで知っているのよ……!?」【中編まんが】
前回からの続き。向かいの一軒家に住むママ友夫婦に、常に監視されている私たち家族。最初は「私の被害妄想かもしれない」と思っていましたが、「いつも車を出す時間に車があったね?」「友だちが来ていた?」と相手のママに言われて目が覚めました。明らかに監視されていることがわかったのです。
そういえば、初めて話したときも……。
引っ越してきたばかりなのに使っている駐車場を当てられました。
そのときは「変わった人だなあ」くらいで済んでいたのですが……。
その後じわじわと「初対面であんなこと言うかな……?」と疑問が膨らみましたが、なるべく気にしないように過ごしていました。
そんなある日のこと、駐車場に行くと……。
アパートの住民が集まってガヤガヤとなにか話し込んでいました。ただならぬ雰囲気にトラブルの気配を感じた私は、あわてて住民たちに向かって話しかけます。「何かあったんですか?」すると、集まっていた人たちの中にいた大家さんが答えてくれました。その内容は……。
「ちょっとこれ、見てくださいよ」視線のさきにはわが家の車が……。なんとコインで引っかかれた傷が付けられていました。
「ちょっとこれ、見てくださいよ」視線のさきにはわが家の車が……。なんとコインで引っかかれた傷が付けられていました。
よく周りを見ると、うちの車だけではなく、駐車場内に停められていたほとんどの車に「コインで付けられた痕」が……。「ひどい……」「誰がこんなことを……?」「警察を呼ぼう」集まっていた人たちもそれぞれ、怒っていたり、困惑していたりと、その場は騒然としています。私も驚きで言葉を失っていたところ、聞き覚えのある音がしました……。
「シャッ……」
集まっていた人たちの会話の中、私は聞き逃しませんでした。それは、カーテンが閉まる音。「まさか……」
思わぬタイミングで起こった駐車場トラブル。「どうして……? 誰がこんなひどいこと……」そんなときに耳に入ったカーテンが閉まる音。「まさか……ママ友が?」私は恐怖でその場に立ちすくんでしまいました。いくらなんでもそんなことはないはず……でも今回の事件とママ友の監視行動はどちらも私の中で「恐ろしい対象」として結びついてしまったのでした。