新型コロナウイルスの第2波が来たら学校は休校がいい?継続がいい?ママたちの回答
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が5月25日に全面解除され、外出自粛の要請なども緩和された地域が多いのではないでしょうか。しかし再び新型コロナウイルスの感染が広がるのではないかという懸念もあります。毎日の感染者数が報道されるたびに、またいつ学校が休校になるのか不安に感じているママも多いよう。ママスタコミュニティにもあるママからこんなコメントが寄せられました。
『早速、第2波が来そうなのかな。 やっぱり学校再開はダメだったね』
こちらのママは学校再開は少し早かったのではと感じているようです。他のママたちはどうでしょうか。ママたちの声を紹介していきます。
学校も経済活動も再開で良い
『第2波が来てもこのままだと思う。もうこのまま突き進まないと経済も学校もダメになるよね』
『必ずまた感染拡大の波が来るって言われていた話。経済を回すためにも消滅していないコロナとうまく向き合わないと。外出自粛が解除されても、収束したわけではないから。あとは、各自の良識ある判断と行動を』
『新型コロナウイルスの拡大の波が来ないように個々に頑張らなきゃね。もう本当に第2波が来たら、経済は破綻してしまうよ。企業が共倒れし始め、学費さえ払えなくなる』
再び緊急事態宣言が出され、全国的に長期休校するような事態になったら日本経済が破綻してしまうのでは、と懸念するママたちの声が寄せられました。第1波による自粛要請の影響で給料やボーナスが減ったり、外食やレジャーをしなくなったりしたという人も。家計の収支バランスが変わって困っているご家庭もあるのでしょう。ウイルスも怖いけれど経済破綻も怖いので、学校の再開や経済活動の再開は必要なことだと考えるようです。
子どものメンタルを考えるとこれ以上の休校は無理!
『子どもたちの休校も限界だったよね。学校に行くのが嫌になっているし面倒くさいって。これ以上学校を休むと、この世代はニートになるハードルが低くなりそう。学校がいくら対策したところで子どもたちは放課後に遊び始めているから、トイレ掃除までやっている先生が気の毒だよ。だから、心配な人だけ休んで学校は継続でいい』
子どものメンタル面への影響を考えて、学校は再開されて良かったと考えるママの声もありました。ママスタコミュニティにも休校の長期化により学校に登校するのが億劫になってしまったお子さんのお悩みなどが寄せられています。学校が再開しても毎日登校できるようになるまで時間がかかってしまったお子さんもいるかもしれません。そこで再び休校になったらどうなるのかママは不安ですよね。
感染対策をしながら子どもが学べる方法を
『学校の進級や卒業させるかどうかは文部科学省のさじ加減なのだから、無理に夏休みをなくしたり三密なことはしたりせず、家庭学習と分散登校でゆるく進めてほしい』
いきなり通常登校に戻すのではなく、分散登校を実施しながら足りない部分は家庭学習で補うなど、感染予防に配慮した方法が良いと思うママもいました。東京都内など感染が収まらないエリアは、まだ分散登校で対応している学校も多いのではないでしょうか。学校の休校か再開かの二択ではなく、学校と家庭が連携しながら子どもの学習を進める道が現実的だと思う人もいるようですね。
たとえば文部科学省は子どもたちの学びの保障と感染予防を両立させた学校や教育委員会の取り組みを紹介しています。事例のなかでは時間割編成を工夫する、学校でしか実施できない内容に重点化する、などのポイントが挙げられています。お子さんが通う学校の取り組みと照らし合わせて参考にしてみてもいいかもしれませんね。
オンライン授業の推進を本格的に望むママの声もあり
『これを機会にオンライン授業を本格的に取り入れたらいいのに』
『週の半分くらいはオンライン授業でいいわー。時差登校にして欲しい』
またオンライン授業の導入を本格的に進めてほしいといったママの声もありました。私立学校や学習塾など民間の教育機関はすでにオンライン授業を導入しているところもあるそうです。しかし公立学校におけるオンライン授業の導入は地方自治体によってまちまちのよう。オンライン授業を導入することで家庭学習の負担を軽減できるのではないかという声もありました。
誰でも感染する可能性はあり。感染した児童生徒への配慮も必要
『ウチの子が第1号になったら嫌だな。バイ菌扱いされたらこわいです』
こんなママの声もありました。誰がいつどこで新型コロナウイルスに感染するかは分かりませんよね。万が一子どもや家族が感染してしまったときの、子どもに対する配慮やケアも考えておきたいものです。
大勢の児童生徒が過ごす学校での集団生活が始まれば、子どもたちの感染のリスクは高まるかもしれません。しかし再び休校となれば子どもたちの学習に支障がでることも考えられます。どちらの状況も理解した上で、ママたちは子どもの感染予防と学習保障の両輪をめざす必要がありそうです。そのためには学校との連携をしっかり意識することも必要なのではないでしょうか。そして学校や各ご家庭での感染予防はもちろんのこと、感染してしまった人を責めないといった配慮も親としては忘れずに教えておきたいですね。
文・安藤永遠 編集・井伊テレ子
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