<仕事と育児どっちが正しい?>保育園で泣きじゃくる子の親は……【後編まんが:園長先生の気持ち】
前回からの続き。義母から子どもを保育園に預けることを可哀想と言われても、仕事を辞めたくないママ。
保育園に子どもを預けることに悩んでいるママはたくさんいます。
そんなママたちへ、私は園長としてこう伝えているのです。
だから私は、悩んでいるママには「後悔のないようにね」って言ってるの。それで退園してしまうママもいるから、保育園の経営者としては失格なのかもしれない。それでもいつまでも悩んで立ち止まっている方がママにとっても、子どもにとっても良くないと思うのよ。
前にこの言葉をかけた女の子のママ、ゆきえさんはあれから少し経って仕事を辞めて、娘ちゃんも保育園を退園していったわ。それはそれでとても寂しいけれど、たまに街で見かける2人はとっても楽しそうで、安心しているの。娘ちゃんが幼稚園に入ってからゆきえさんがもう一度働き出したみたいって、風の噂で聞いたわ。あのときのゆきえさんは、とっても不安そうな顔をしていたから、本当に良かった……。
あの頃、同じように毎日泣いていた女の子のママ、さちこさんは頑張って仕事を続けて、ほどなくして娘ちゃんは保育園に慣れていったの。今では、保育園一元気な園児になっているのよ。ママがお迎えに来ると「えー! ママ、もう来ちゃったの?」って言っているくらい(笑)。さちこさんと「泣き叫んでいたあの頃が懐かしいですね」なんて冗談を言えるくらい、すっかり保育園が第二の家庭みたいになってくれたみたいね。
2人とも、本当に良かった……。
保育士としては、ママや子どもたちに「保育園で過ごした生活がよかった!」と言ってもらえると、本当に嬉しくて、あぁ頑張って良かったなぁって思うの。でもね、「保育園に子育てを丸投げ」じゃなくて、あくまで「子育てのパートナー」として見ていて欲しいのが本音ね。「全部プロがやってくれたら楽!」というより、ともに子育てを頑張る仲間……みたいな感じかしら。
ちなみに私は、自分の子どもが小さいうちはずっと一緒にいたくて、一時現場から離れて子育てに専念していたわ。そういうタイプの母親は無理に保育園に入っても逆にストレスをためちゃうのよね。
そのために私たち保育園のチカラが必要であるのならば、喜んで支えさせていただきますよ。
全国のママさんたち、どうか頑張りすぎないでくださいね。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・イチエ
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