カレーがいつもスープカレーのようになってしまう……。水っぽくなってしまう原因はアレだった!
家庭料理の定番と言っても過言ではない「カレー」。お肉や野菜の種類、辛さや隠し味など、ご家庭によってさまざまなこだわりがあるかもしれませんね。老若男女問わず愛されることから、みなさんのご家庭の食卓にあがる回数も多いのではないでしょうか。毎日の献立作りに悩む主婦にとって、お助けマンのような存在であるカレーがなぜか毎回失敗してしまうとしたら……。
『カレーがいつも水っぽくなります。今日もカレーを作ろうと思うんだけど。毎回絶対にスープカレーのようになるの。なんで?』
「今日もカレーを作ろうと思う」ということなので、投稿者さんのご家族はみなさんカレーが好きなのでしょう。トロっとした絶品カレーに仕上げるため、ママスタコミュニティのママたちの英知がここに結集しました!
サラサラで水っぽいカレー、作ったことがあります
まずは投稿者さん同様、水っぽいカレーを作ったことがあると話す方たちから意見をご紹介します。
『実母の作るカレーがサラサラしていて水っぽい。それが当たり前だと思っていたので、初めて旦那にカレーを作ったときにドン引きされました』
食べる機会が多いであろう実家の料理は、自分にとってのベースになることでしょう。人様に出したとき、初めて他家との違いに気づいた……というのはカレーに限らず起ることかもしれませんね。
『キャンプのときのカレーは、水っぽくなりがち』
いつもとは違う状況下で作ることになるキャンプでは、水っぽい仕上がりになってしまうこともあるかもしれませんね。しかし「大自然」と「青空の下」という特別なスパイスのおかげで、水っぽさもそこまで気にならないのがキャンプカレーの素晴らしいところですね。
カレーが水っぽくなってしまう原因とは?
ママスタコミュニティのママたちは、「カレーが水っぽくなってしまうのは3つの理由がある!」と考えたようです。
理由1.水の量
『水入れすぎなんだよ』
まずは「水を入れすぎだ」というママたち。きっちり量らず、「お鍋にこれくらいかな」という“感覚”で水をいれている方も多いでしょう。水っぽくなってしまうのは、主婦の感覚で作るからこそ起きる水分量が原因だと憶測したようですね。
『水を少なめにして、ドロドロし過ぎたらあとから少しずつ水を足す感じにしてみたら?』
『市販のルーを使っているなら、水を箱に書いてある量よりだいぶ少なくして作ってみたら? 私は1200mlとなっていたら、900mlくらいに減らして作るよ』
いつもよりも水を少なくして、あとから足すのはどうかという意見も届きました。カレーの水に限らず、それ以外の料理でも調味料を少しずつ足す方が「ちょうどいい」を見つけやすいのかもしれませんね。
理由2.ルーの入れ方・煮込み時間
『水をちゃんと量っているなら、煮込み時間が足りないんじゃない?』
『ルーは火を止めてから入れる。沸騰している鍋にルーを入れたらとろみが出にくい。一旦火を止めて、少し冷ましてから入れた方がとろみつく』
「火をつけたままルーを入れると、とろみがつきにくい」との意見も届きました。もしかしたらママたちは火をつけたままルーを入れたことで水っぽくなってしまったという経験があるのかもしれませんね。水分量に問題がないのなら、火を止めてからルーを入れ、煮込み時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
理由3.食材の量やタイミング
『新じゃがや新玉ねぎだと、いつもより水っぽくなることがある』
『蜂蜜入れている? 蜂蜜はルーを入れてから加えると、とろみがなくなるよ』
『野菜をたくさん入れすぎて、野菜からの水分が多くなっているのでは?』
『じゃがいもを入れないと水っぽくなりがち』
『水分の多い野菜をたっぷり入れているとか? あとはルーを入れたあとに蜂蜜を入れたら緩くなっちゃうらしい』
野菜の量や隠し味を入れるタイミングによってもとろみがなくなってしまう可能性があると語ってくれた方もいました。食材の量や隠し味を入れるタイミングによって仕上がりが変わってしまうなんて……カレーって、もしかしたらと繊細な料理なのかも!?
目指せ、トロっとした絶品カレー!
ママたちが考えた「水っぽくなってしまう理由」に心当たりがない場合、こんな方法はどうでしょうか?
『箱の裏に書かれているレシピ通りに作れば問題なしよ。具材の量も水の量も、メーカー側がルーを生かす最高のバランスを教えてくれているんだから、その通りに作りましょう』
箱の裏に書かれている分量通りに作ったことがある方は、意外と少ないかもしれませんね。メーカーが推奨する分量で作れば、CMに登場するようなトロっとしたカレーが完成するのではないでしょうか。
『ルーをもう1箱余分に買っといたら? ルーを足せば解決じゃないかな?』
量が増えるのを覚悟して、ルーを足してみるのはどうだろうという意見もありました。その際は大きめの鍋で作ることが必須ですね!
『私は最後にじゃがいもをすりおろしている』
じゃがいものデンプンを利用した料理上級者からのご意見。ポタージュのような、自然なとろみのあるカレーになりそうですね。
『塩分を考えてルーを足したくないなら、最後に水で溶いた小麦粉か片栗粉を入れると固まるよ!』
塩分を気にして、あまりルーを足したくない方もいるかもしれませんね。最後に水溶き小麦粉や片栗粉を入れることで、塩分を気にすることなくとろみをつけることができそうです。カレーうどんやおそば屋さんのカレー丼などのイメージなのかもしれませんね。
カレーは簡単なようで奥が深い料理なのかも?
ママたちの経験から煮込む時間、ルーや隠し味を入れるタイミング、食材の量などによって、水っぽいカレーにも、トロっとしたカレーにもなり得ると言うことがわかりました。家庭料理の定番であるカレーは、もしかしたら奥が深い料理なのかもしれませんね。
『新玉ねぎを使っているし、ジャガイモは入れないようにしていた。とろみをつけるために蜂蜜も入れていた。たぶん原因はこれかな。ここ数回全然カレーにとろみがつかなかったけど、原因がわかってよかったです。みんな、ありがとう!』
ママたちのカレー(華麗)な憶測によって、投稿者さんのお悩みは吹き飛んだようですね。きっと今後は、トロッとしたとろみのあるカレーができることでしょう。
みなさん、今日の夕飯は……カレーに決まりですね!
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ イラスト・春野さくら
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