＜究極の問い＞「産まない」のは女としておかしい？子どものいない人生は不幸なのか【前編まんが】

数年前のエピソードです。

その子は大企業の正社員。お給料もすごくいいみたいで、いつもブランドの服やバッグを身に付けています。都心の一等地のマンションに住み、夕食は外食が多いみたいで、SNSを見ると、おしゃれなダイニングバーの食事やお酒の写真が載っています。
正直、羨ましいです。充実した仕事があって、綺麗な格好をして……とても華やかで、海外ドラマのヒロインみたい。まさに勝ち組。彼女のことは大好きですが、少しだけ引け目を感じてしまいます。

でもそんなとき、私の両隣に「ママー！」と言いながら子どもたちが思いっきり飛びついてきました。あまりの可愛さに「ああ、私の人生はこれでいい」と心の中でつぶやき、静かに微笑んでいます。

ここで私は考えを巡らせました。彼女自身は、子どもは欲しくない。このままで良いと思っている。しかし高齢の親からの圧力で気持ちが揺らいでいる。そして出産のタイムリミットも迫ってきている。

人生の岐路に立つ彼女に、何て答えればよいのでしょうか……？

【後編】へ続く。
脚本・大島さくら　作画・イチエ

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