おっぱいにしこりが……まさか乳がん?乳腺外来に行くまでの葛藤と検査の体験談
『年齢階級別罹患率でみた女性の乳がんは、30歳代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎え、その後は次第に減少します。』
『乳がんが進行すると腫瘍が大きくなり、注意深く触るとしこりがわかるようになります。ただし、しこりがあるからといって、すべてが乳がんというわけではありません。(引用:国立がん研究センターがん情報サービス)』
『乳がんが進行すると腫瘍が大きくなり、注意深く触るとしこりがわかるようになります。ただし、しこりがあるからといって、すべてが乳がんというわけではありません。(引用:国立がん研究センターがん情報サービス)』
私はぐっと息を呑みました、そして意を決して、子どもたちを夫に預け、乳腺外来を受診しました。もし乳がんだったとしても、早期発見だったら、手術や治療は辛いけれど、命は何とか助かる。1歳と3歳の子どもたちを残して、まだ死ぬわけには行かない……!
乳腺外来では、まずマンモグラフィーを撮ります。人生初のマンモグラフィーだったのですが、おっぱいをぺったんこに潰して撮影するのは想像以上に痛かったです。
「痛い? もっと楽に撮影できると思ってました? ふふ」
と、放射線技師さんがエレガントに微笑んでいました。
そして次は、乳腺専門医の触診&超音波検査です。
「8ミリのしこりをひとつ見つけました。今、細胞を採取しますね」
しこりを注射器で吸い取ります。採取されたものを見て先生はひとこと言いました。
「ぱっと見たところ、たぶん良性です。でも念のため検査に回しますね」
たぶん良性です。
まだ正式な結果は出ていませんでしたが、もうそれを聞いただけで、ほっとして天にも昇るような気持ちでした。まだまだ子ども達と一緒にいられるんだ、子どもたちの成長をこの目で見ていけるんだ……! 思わず涙が溢れそうでした。
がん検診は確かにちょっと怖い。「がんです」と言わたらどうしよう……と身構えてしまうところも確かにあります。
でも、がんが「見つかる」ことは決して悪いことではありません。早期発見であればあるほど、命が助かる可能性がぐんと広がるのですから。
「私に限ってがんなんて……」と楽観視して、放置して……結果、進行してしまうのが一番怖い事です。
これからもがん検診や健康診断を定期的に受けて、子ども達のためにできるだけ長生きをしようと思います。
脚本・大島さくら 作画・イチエ
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