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保護者から「マスクして!」と怒鳴られた。マスクが手に入らない保育士さんの悲痛な声

pixta_41668508_M新型コロナウイルスの感染拡大によって不足が続いているマスク。政府は国内メーカーを24時間体制で稼働させ、通常の3倍の増産を継続しているようです。しかし個々に行き渡るまでには時間を要しているようで、感染拡大を防ぐために使いたいけれど手に入らないという人も多いですよね。そんななか子どもたちを預かる保育士さんから「マスクがなくて保護者に怒られる……」という悲痛な声がママスタコミュニティに寄せられました。

『保育士なんだけど、先生がマスクして来ないから預けません! って怒鳴られたよ。なんかもう対応する気力がなかった。思わずそれならもう登園しないでって言いそうになった。マスク……手に入るものならつけたいよ。節約して使用しても、園児に引っ張られてしまったり日常なんだし、園の在庫も無い』

マスクをしたくても手に入らないジレンマ

政府より緊急事態宣言が出され全国的にも在宅勤務や臨時休業などの対応が加速している現在。そんななかでも保育園は働く親のライフラインとして開園しつづけているところも多いようです。冒頭の保育士さんによる訴えに対して、感染におびえながら働く保育士さんへの同情の声も集まりました。

『預けない選択ができるなら最初から登園自粛すればいい。そんなこと言われたって、じゃあ明日からマスク着用でなんてできないのはわかりきってることなのに、とりあえず文句言わなきゃ気が済まないんだね』

『保育士さんだって自分もコロナかかりたくないからマスクしたいのはやまやまだよね。手に入らないのは考えればわかること。感染リスクを犯してまで出勤してくれてることにまず感謝』

同じ立場の保育士からは厳しい声も

政府は医療施設はもちろん、保育所などの児童福祉施設や高齢者福祉施設に対しても、優先的に備蓄していたマスクを提供するよう自治体に呼びかけています。しかし、まだまだ現場には行きわたっていない模様です。マスク確保への苦労が感じられる一方で、保育士や幼稚園教諭の立場から苦言を呈するママもいました。

『うちの園では、保護者もみんなマスクしてるし保育士はマスク必須だよね。うちの園も支給なくてみんなマスクの話ばかりしてるよ。保育士同士余分にある人から貰ったり手に入ったら返したりして何とかしてる』

『保育士です。マスクは自治体からもらえましたが、毎年インフルエンザや胃腸炎が流行り、園の看護師からマスク指示がでるので、コロナが流行する前に自分でマスクを購入して用意していました。子どもに広げても悪いし、保育士が子ども同士の感染の媒体になるのも困ります。だから、やはり保育士は毎年マスクの用意は必要だと思います』

保育園は子どものセーフティーネット

人によって保育園は「共働き家庭のための育児サポーター」という印象が強いかもしれませんが、それだけでなく経済的に厳しいシングルマザーや経済的DVを受けているママ、虐待の心配がある家庭など、さまざまな環境下における子どものセーフティーネットにもなっています。また保育園の役割には、虐待を発見し通報することや、保育園に入っていない地域の子育て家庭のサポートなども含まれます。経済活動への影響はもちろんですが、こうしたセーフティーネットの役割を担うからこそ、保育園は学校などに比べて休園が慎重に検討されるのです。実際にママのなかには「預けざるを得ない」という声や「保育士にはマスクをしてほしい」という本音もありました。

『先生達にも子どもがいたり大変なのに休みが取れず大変だよね……私は子ども2人とも保育園を休ませたいけど仕事に行けなくなるし行かせてる。先生達には感謝してるよ!』

『仕事なんかしたくないに決まってる。でも預けなくちゃいけない。保育園に子どもの命を預けてる気持ち。マスクしない保育者いたら何で?って思う』

医療従事者や警察・消防、インフラ関係で働くようなママたちも仕事を休むことができず、感染に怯えながらも勤務しています。筆者の身内には医療従事者がいますが、彼女もまたいつも以上に長い時間、子どもを保育園に預けています。同じように保育園に子どもを預ける同じ母としては、冒頭の保育士さんに怒鳴ったママさんの気持ちがなかなか理解できない部分もありますが、何かしら心の余裕をなくしてしまっている理由があるのかもしれませんね。

在宅勤務で保育士さんのありがたみを実感!

今回の新型コロナウイルスの影響で、急遽在宅勤務がスタートしたママも多いでしょう。筆者も普段はフルタイムで働いているため、つい数日前まで保育園に子どもを預けていましたが、現在は在宅勤務のため登園を自粛している1人です。実際に在宅勤務をしてみると、年長の子どもでさえ、5分おきに「ねぇ見て!」「お菓子食べたい!」「公園いこう!」とほとんど仕事になりません。正直、心の中では常に「1時間でいいから預かって……」という気持ちでいっぱいです。

保育士さんありがとうの気持ちでマスクを寄付するママも

思わず怒鳴ってしまうほど追い詰められたママがいる一方で、働くママの多くは保育士さんに感謝の気持ちを持っています。なかにはマスクを寄付したり先生方に手作りマスクをプレゼントしたというママもいました。こんなときだからこそ普段の恩を返したいというママたちの温かさにジーンとしますよね。この状況に悲観したり誰かを責めるだけでなく、こんな状況下だからこそ協力しあって乗り越えたいですよね。

『入園式で50枚入りの箱マスクを2箱寄付してきたよ。元々箱マスクは常に多めに常備していたし、念のために注文していたガーゼマスクも届いたから。大変喜んで頂けたよ。保育士さんのおかげで育休明けて働くことができます。ありがとう』

『幼稚園でパートしています。全部で20人くらい先生がいますが、ある保護者の方が1人1枚マスクを寄付してくださいました』

『うちは保護者が使い捨てマスクを寄付してくれた。本当にありがたかった!』

お互いに支え合う世の中に

実は筆者自身も保育士資格を持ちながら別の仕事をしている「潜在保育士」の1人です。今回の新型コロナウイルスによる騒動で、保育士をはじめ福祉現場や医療現場で働く人たちがどれほど国民の生活を支えていたのかが浮き彫りになったと感じています。とくに近年は働く女性が増えたことで、保育園の休園がサービスの提供や生産活動の滞りにつながる場面も増えたように思います。一方で、福祉職は給与と責任のバランスがとれていないことも多く、担い手不足が続いているとも感じます。今回の経験を機に、政府がさらに待遇改善や福祉職の地位向上に動いてくれることを願っています。どの場面でもそうですが、緊急時だからこそお互いを思いやる心の余裕を持っていられたらいいですね。

文・犬山柴子 編集・Natsu

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
保育士なんだけど、先生がマスクして来ないから預けません!って怒鳴られたよ