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スマートキーのシステムを悪用した車の盗難「リレーアタック」とは? おすすめの対策法を紹介

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車のキーを身に着けた状態で車に近づけばドアノブのボタンを押すだけでドアの解錠ができる便利なスマートキー。その後はエンジンスタートボタンを押すだけでエンジンもかかるので、小さな子どもを連れて荷物が多くなりがちなママにとってはとても助かる機能です。しかしそんなスマートキーのシステムを悪用した「リレーアタック」という手法の盗難があることをご存知でしょうか。

『リレーアタックとは、自動車のスマートキーから常に出ている微弱電波を特殊な機器で受信・増幅させ、リレーのように繋いで自動車の鍵を開ける盗難手口です』

今回はこの「リレーアタック」に関する防犯対策についてご紹介します。

愛知や大阪で実際に発生した「リレーアタック」

スマートキーはその便利機能を可能にするために常に微弱な電波が発信されています。微弱電波を車本体に内蔵された受信機で受信することで、車のドア解錠やエンジン始動などのコントロールができる仕組みになっています。

「リレーアタック」とは、特殊な機器を中継点としてそうしたスマートキーと車から出ている微弱電波を不正に送受信。スマートキーが車の近くにある状態と同じ環境を作り上げることでエンジンを始動し、そのままキーなしで車を盗んでしまう犯罪の手口です。

2019年12月兵庫県警察はこの「リレーアタック」に関する注意喚起を大々的に行いました。しかし2019年5月には愛知県内で、さらに大阪府内でも「リレーアタック」の手法を使った車の盗難被害が発生しているとのこと。全国的にはまだ被害件数が明らかになってはいないものの、スマートキーの車を持つママは注意をしたいですね。

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微弱電波を遮断して「リレーアタック」対策を

そんな「リレーアタック」は”スマートキーから出ている微弱電波を遮断すること”が有効な防犯対策です。

節電モードにする

まずはスマートキーを使用しないときには、節電モードに切り替えること。節電モードになると微弱電波が飛ばない設定になるので、最も手軽な対策とも言えます。

微弱電波を遮断するポーチや金属缶に収納する

また家の中にスマートキーを置いておく際には微弱電波を遮断するポーチや金属缶に収納することもおすすめ。その際には、必ず電波が確実に遮断されているかの効果を確認した上で使用しましょう。

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持ち運びにも便利でインテリアにもなる電波遮断キーケースも

筆者はリレーアタック対策としてスマートキーを収納できるキーケースを使用しています。“ぬい撮り”で人気の「ちょっこりさんずのキーケース」が全国のイエローハットで新発売しているのです。

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こちらのキーケースはもふもふとかわいらしい見た目ですが、生地には微弱電波を抑制する素材を使用。中にスマートキーを収納するだけで簡単に「リレーアタック」対策ができます。

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さらにスマートキーを中に入れたらファスナーを閉じることができるので、 キーホルダーとしてバッグにつけることも可能。お出かけの際にはバッグにつけて家の中ではスマートキーを収納しつつも、鍵の置き場所にちょこんと座らせてインテリアとして楽しむこともできます。最近ではこうしたスマートキー用の電波遮断アイテムがたくさん出ているので、皆さんもお気に入りを見つけてみてください。

車は盗まれたらあまりにも損害が大きいものです。盗難補償に入っていなかったり盗難補償の限度額によっては新たな車を購入する資金や手間が必要となることでしょう。「リレーアタック」という名前を初めて知った方も多いかもしれませんが、もしものことを考えて対策をするに越したことはありません。皆さんもこの機会にキーケースやポーチなど、手軽にできる「リレーアタック」対策を始めてみてはいかがでしょうか。

文・AKI 編集・物江窓香

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