上の子のやきもちがひどすぎる!そのときママにはどんなことができるのか
弟にやきもちを焼いてしまう娘さんについて、あるママから投稿がありました。
『8歳の娘と4歳の息子の母です。娘の弟に対する嫉妬が酷くて、毎日毎日「やっぱり○○には優しいじゃん」「○○にだけずるい」「私の事好きじゃないんだ」「私の話は聞いてない」などと言われます。もちろんそんなことをしてるつもりはありません。下の子は嫉妬をしないので、お姉ちゃんだけにあげるおやつとか、お姉ちゃんを必要以上に褒めたりもしています。でも下の子がしたことに対して、少しでも笑ったり褒めたりすると、すぐ拗ねます。もう本当に気が狂いそうです』
8歳の娘さんが4歳の弟に対して、やきもちを焼くようです。あまりにもひどいので、投稿者さんもうんざりしてしまっているようですね。上の子が下のきょうだいにやきもちを焼く場合、他のママたちはどのように対応するのでしょうか。
子どものやきもちに悩んだママたち
『分かる! 被害者意識が強いというか、じゃあどうすればいいんだ! と思うときがあった』
『うちも同じでした。下が男の子だと余計ですよね。私は小さい子の相手をするのと大きい子とでは、違って当たり前だと話しました。「○○がいろいろなことができて凄いのをわかっているよ。たくさん我慢してくれているのもわかっているよ。ごめんね、ありがとう」と何度も話しました。それでも中1の娘と喧嘩になったときに、弟には優しいのに! と言われてしまいました。その後話し合ってやっと本音で分かり合えた気がします』
上の子が下のきょうだいに対してやきもちを焼いてしまうことは、少なくないようです。上の子と話をしても、なかなか理解をしてもらえないこともあり、ママたちも悩んでいる様子です。
投稿者さんの気持ちが娘さんに伝わっているのでは?
『「娘はすぐ拗ねる。こんな面倒な娘は可愛くない。気が狂いそう」という思いが、無意識に娘さんに伝わっているんだろうね』
『必要以上に褒めたりしているということは、それ以上に褒めることはないけれど、拗ねるから無駄に褒めているということでしょう。そういうのが伝わっているんだよ』
投稿者さんはやきもちを焼く娘さんに、うんざりしている気持ちがあるのかもしれません。それが無意識に態度に出てしまって、娘さんに伝わっているのでは? という指摘がありました。投稿者さんの気持ちが伝わっているせいで、娘さんが余計にやきもちを焼いてしまうのかもしれませんね。
下のきょうだいにやきもちを焼く上の子に対してできることは?
上の子と2人で出かけてみる
『旦那さんが休日のときに下の子を任せて、1日娘さんと一緒に出かけてきたら? 「あなたのことがとても大切なんだよ。大好きだよ」と全力で伝えたらいいと思うよ。ギュッと抱っこしてあげたら?』
『我が家も4歳差の姉弟。私はよく息子を旦那に預けて、娘と2人で出掛けていたよ』
旦那さんに下の子を任せて、娘さんと2人で出かけてみるのもいいでしょう。ママを独り占めできるので、娘さんも喜びますよね。上の子と二人きりのときに投稿者さんの気持ちを伝えたりギュッと抱きしめたりすれば、きょうだいをひいきしていないこと、上の子も下の子も変わらず愛していることを伝えられそうです。
上の子と交換日記をする
『お姉ちゃんと交換日記をしてみるのはどうかな。お母さんとお姉ちゃんと2人だけの世界を作ってあげたら?』
娘さんと交換日記をするというアドバイスがありました。口では言えないことでも日記になら書けることもあるでしょう。娘さんの本音もわかるかもしれませんね。
下のきょうだいへのやきもちは「同胞葛藤」かも
民間資格であるチャイルドカウンセラーの資格をもったママスタセレクトのライターによると、下にきょうだいがうまれたあとに、周囲の大人の愛情や関心が自分から下のきょうだいにうつり、親を独占できなくなることをおそれて問題行動を起こすことを「同胞葛藤(どうほうかっとう)」といいます。具体的には赤ちゃん返りをする、下のきょうだいをいじめる、上の子本人の体調が悪くなるなどの状態があります。もしかしたら投稿者さんの上の子もこの「同胞葛藤」の状態にいるのかもしれません。
上の子と二人きりの時間を作ろう。ママは子どもの気持ちを受け止めてあげて
上の子が下のきょうだいにやきもちをやく行動をみせたときには、親は叱ったりせず上の子がなぜやきもちをやいているのか、子どもの行動の真意をくみとってあげる必要があるでしょう。子どもの真意をくみ取る方法のひとつとして上の子とママやパパ、親子が二人だけで過ごせる時間を毎日少しでも作ることが挙げられます。下のきょうだいを先に寝かせて、毎晩上の子と寝る前に一日あったことを話す時間を作ると親も無理なく時間をとることができそうです。
上の子と話すときには「今日あった嫌なこと」「今日あった楽しかったこと」などテーマを決めておくと子どもも話しやすいでしょう。子どもにテーマを決めてもらうのもよさそうです。ママは子どもが話すことを否定せず「そのことが嫌だと感じたんだね」「そのことが嬉しかったんだね」など聞き役に徹してあげましょう。自分の気持ちを言葉にしてママに聞いてもらうことで、上の子が下のきょうだいに嫉妬する気持ちも少しずつ落ち着いていくのではないでしょうか。
文・こもも 編集・しのむ イラスト・カヲルーン