兄嫁に子ども服をあげたら「迷惑なんだよ!」ってキレられた!なぜ親切心を怒るの?
よかれと思ってしたことが実は相手に迷惑がられていた……、こんな経験はありませんか? 相手はそんなことをおくびにも出さなかったのに、「迷惑だったようだよ」と他人を介して噂話のように相手の本音が自分の耳に届いたことは? あるママさんはお兄さんのお嫁さんに子ども服のお下がりをあげていたら、なんと本人から直接、「迷惑だ」と怒られてしまったそうです。
『兄嫁に子どものお下がりの服をあげたら「迷惑なんだよ!」って言われた……そんなに怒ること?』
この相談に兄嫁が怒った理由を推測する声や、今後の対策がアドバイスされているのでご紹介します。
兄嫁さんが怒った理由を推測
「お下がりをもらえば兄嫁さんも洋服代が浮いて助かるはず。むしろ感謝されるべきで、怒られる筋合いはない」とはあくまでママさんの考えです。ではなぜ兄嫁さんは怒ったのでしょう? 理由を推測する声が届きました。
『趣味が全く違ったりすると嫌なのかも……。私はありがたく頂戴して、着ないやつは売っている(笑)』
『毛玉だらけの服ばっかりなら迷惑だよ』
『安物のおさがりはいらない。プチプラの子ども服はお下がりに向いていないよ』
『ゴミ同然のお下がりはいらない。キレるってことは「うちをゴミ箱代わりにしないで」ということなのでは』
もしかしたら、お下がりとしてあげていた洋服は兄嫁さんの趣味に合わなかったり、状態が良くなかったりして兄嫁さんのお眼鏡に叶わなかったのかもしれません。そのために起き場所にも困り果て、どうしたものかという思いが怒りに変わってしまったのではないでしょうか。
兄嫁さんの気持ちを理解するママたちの意見
そこで実際にちょっと困ったお下がりをもらった経験があって「兄嫁さんが怒る気持ちがなんとなく分かる」というママたちのコメントを紹介しましょう。
『義姉からしたらお下がり以下のレベルだったんじゃないかな。うちは子ども服を百貨店で買うから、お下がりでそれ以下の服、しかも中古をもらったら、申し訳ないけれど生かすことはできない。兄嫁の子どもが着ている服に見合うお下がりだったの?』
『義母に旦那や義妹が着ていた20年前以上前の子ども服を貰うことがあって、困っています。でも古くなっても大切に取っておいたようだから、こちらも捨てるに捨てられない』
デザインなどにこだわりがあったり、子どもには新品を着せたいというママもいます。そういうママにとってはせっかくのお下がりも迷惑な物になってしまうようですね。また自分は「まだ着られる」と判断できるものでも、相手には「古くて着させられない状態だ」と映ることもあります。難しいですね。
「ありがた迷惑」と受け取られないように、事前確認を
今後はもしもお下がりを兄嫁にあげようと思ったら、事前にいるかいらないか確認するといいという声が集まりました。
『ちゃんと「こんなのがあるけれど、お下がりにいる?」って義理姉に聞いている?』
『キレる兄嫁もどうかと思うけれど、頼まれてもいないのにお下がりをどんどん渡すのはありがた迷惑』
『勝手にあげるのは迷惑だよ。聞いてからあげようよ』
『なんで聞いてからにしないの? そりゃ、義妹の不用品を次から次へと渡されるお義姉さんからしたら迷惑に決まっている。でもあなたの「喜んで貰えるはず」は身勝手、自己満足でしかないかも。これからは何でもちゃんと聞いてからにしたほうがいい』
『たくさん貰っても、必ず「助かる」と思うとは限らないよ。欲しいかどうかも確認なし、ひたすら一方的なら、むしろくれないほうが助かるな。好みじゃない、状態が良くない、自分で買いたい……理由は何だろうね。でも理由以前に、不要になった服を押し付けてくるような行為自体が迷惑なんだよ。気持ちは有難いけれども、実際着ないものの行き先を考えるのは手間だし、親切心を押し付けられた挙句、良心を痛めなきゃならないこっちは気分が落ちるからね。ほんとうにやめて。まずは確認だよ』
義妹にしたら好意でしかないと分かっているはずなのに、うっかり嫌がらせをされているかのように感じてしまい、そんな自分自身を責めるお義姉さん……、それも想像できますね。この受け身の状態を続けていてはよくないと思い立ち、「相手を傷つけることになったとしてもはっきり言おう」と事実を告げてくれたのでしょうか。実際、今回兄嫁さんがきっぱり言ってくれなければ、ママさんはお下がりをあげ続け、兄嫁さんは心の中でモヤモヤを抱えたままになっていたでしょう。ズバっと言ってくれたことで、これ以上の仲たがいやトラブルを防げた可能性を思うと、よかったのかもしれませんね。
文・物江窓香 編集・blackcat イラスト・春野さくら