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離婚後の父親と久しぶりの面会。家族みんなで集まれると思っていた私に、母親がとった驚くべき行動

私が中学1年生のころ両親は離婚し、親権は母親が持つことになりました。

両親は協議離婚でお互いに合意の上離婚したので、父子の面会についてなどは特に決まりはなく「父に会いたいときに会えばいい」と、私たちの意思に任されていました。
けれど、両親が仲違いして別れて、私は母側に引き取られている身。父に会いたい気持ちはありましたが、母と暮らして世話をしてもらっているのに父に会うのは、母への”裏切り行為”なのではないかと考え、自分から父に会うことはできずにいました。

両親が離婚して半年がすぎた頃。父が倒れ、重篤な状態となって入院したことを知らされました。

01

半年ぶりの父との再会。大好きな父とはいえ、とても緊張しました。だけど、母も弟も一緒に来ている。病室ではあるけれど、久しぶりに家族みんなでいられるんだと私は期待しました。
しかし、いざ病室に入ろうとしたときでした。

02

てっきり全員で再会できると思っていたのに。母と弟は病室へ入らず、私は困惑したまま、短い時間でしたが父を見舞いました。そして、廊下で待っていた母と弟に、ショックと怒りを抑えきれず思いをぶつけました。

03

母を裏切るようなことはしたくない。だから父に会いたいとはずっと言わないできたのに! 一緒に病院に来てくれたのだから付き添ってくれると思ってたのに! 死んでしまうかもしれない父に会うなんて、すごくすごく怖かったのに!

このときの私はまるでだまし討ちにあったかのような気持ちになっていました。
自分が怒っているという気持ちを母に伝えたのは、きっとこのときが最初で最後のことだったと思います。

そして、そんな私へ母から返ってきた言葉は「アンタが会いたいって言ったから会わせたんでしょ! 連れてきただけでも感謝してよ! こっちは”勝手”に付き合わされてるんだから」でした。弟も冷ややかに私と母の様子を見ていました。
私は二人の様子から、やはり父と会いたいと思うことは、家族の中で背徳であり、裏切ることになるのだと悟りました。

父はその後、幸いにも命の危機を脱することはできましたが、後遺症が残り、長く施設での療養生活を送り数年前に他界。この間、私は母と弟の反応がすっかり怖くなって、二度と父と会うことはありませんでした。

離婚までしたのだから、母が父に会いたくない気持ちは理解できます。けれど、会いたくないにしてもせめて、病室に入る前に「一人で会うことになる」ことを話しておいて欲しかったなと思います。見舞いを終えて病室を出るときの父の寂しそうな顔。忘れられません……。

子どもにとって親の離婚は大きな出来事。事情の説明や親の気持ちなど、すべてとは言いませんが、子どもにもその都度丁寧に話してほしいと思います。

文、イラスト・Ponko

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