好きな食べ物を独り占めして注意したら大泣きをする義妹の子。その時周囲の大人ができることは
子どもは好きな食べ物をひとつでも多く食べたいと考えることもあるでしょう。数があればその場にいるほかの人も食べられますが、数に限りがある場合には独り占めすることになってしまうかもしれません。ママスタコミュニティに好きな食べ物を独り占めしようをする子どもについて投稿がありました。
『義妹の子どもが席についた途端、寿司桶のサーモンを1つ食べ、もう1つに手を伸ばそうとした。「1人1つだよ」と言ったら、「サーモン食べたいサーモン食べたい」と泣いた。義妹は「次回はサーモンだけの桶を頼んでおいて」だって! 人の家でこんな要求びっくりしない? 小1でこんなのありえる? ホントわがまま放題。うちの子びっくりしていたわ』
投稿者さんの義妹の子どもは、お寿司のサーモンが大好きで独り占めしようとしたようです。投稿者さんが注意をしたのですが、泣いてしまったそう。このように独り占めをしようとしたり、自分の思うようにいかないと泣いてしまう子どもに対して、どう接すればいいのでしょうか。他のママたちの意見を聞いてみましょう。
親が子どもに注意をしないといけないのでは
『子どもは、空気を読まずに好きな物食べ放題だもんね。うちの子もマグロ大好きで、親戚の集まりでお寿司が出たとき困ったよ。私と旦那の分をあげて言い聞かせたけどね。それを見た親戚の方たちが、「そんなに好きならマグロ食べなー!」と差し出してくれたけれど、申し訳ないからもちろん断ったよ。義妹さんの態度にビックリ!』
『泣いてワガママ言う時点で、親が注意しないと駄目だけどね』
『うちの子がそんなこと言ったら「人が集まるときは皆のことを考えて食べるのよ」と教えて止めさせる。そして後日子どもが食べたかった物を食べさせる。そのときに我慢しても、後日ちゃんと食べられると教えておく』
自分の子どもが好きな物を食べたいとわがままを言ったとしたら、親が注意をすべきという意見が出ています。子どもがマグロ好きというママは、自分と旦那さんの分をあげるなどその場で対処したようです。そのときは我慢をしても、後でちゃんと食べることができると教えてフォローするのも親の役目ではないでしょうか。
サーモンと他の寿司を交換してあげる
『交換してあげるかな~。だって子どもたちが苦手なやつもあるわけでしょ? きっちり1人1つ! とやりたければ、個々に桶を取るべきだと思う。その上で交換したりあげたりは自己責任だもんね』
もしかしたらサーモンが苦手な子がいるかもしれませんよね。そのときには、サーモンと他のお寿司を交換することも可能でしょう。子どもたち同士が交渉をして交換するならば、大人が口を出さなくてもいいのかもしれませんね。
今後お寿司を食べるときの対処法
1人分ずつ用意する
『全部独り占めはもちろんダメだけれど。1つずつしか食べられないなら、個別に盛り付けた方がマシだね』
『むしろ小学校低学年なら子どもだけでも取り分けるなり、個別の頼むなりした方がよくない? 大人でも1人1つとか、1人1つにも満たないような盛り合わせは食べにくいから嫌だ』
大勢が一つの桶からお寿司をとるのではなく、最初から個別に盛り付けておく方法があるのではないでしょうか。一人分ずつ盛り付けてあれば子どもも人の分にまで手を出すことはしないかもしれません。
少し余るくらいに頼む
『そもそも1人1つでは頼まない。少し余るくらい頼むよ。みんなで食事するのに足りないなんて嫌だわ』
『私なら足りないより多めに用意するけどなぁ。余ってもいいくらいに。小さい子なら100円の安い寿司でたくさん用意してあげたら?』
食事のときに足りなくならないように、多めに頼んでおくという意見もあります。小さな子どもであれば、大人とは別に好きなお寿司を用意してあげることもできますよね。
食事のマナーは大人も子どもも同じ。恥をかかないように教えておきたい
たくさんの人と一緒に食事をするときに、自分の好きな物を独り占めするのはマナー違反ですよね。他の人のことも考えながら食事をするマナーの大切さは、大人でも子どもでも同じことではないでしょうか。子どもだからと甘やかさずに幼いうちから食事のマナーを教えていくことも、親ができるしつけのひとつでしょう。ママたちからは自分の子どもだったら、その場で注意をするというコメントが少なくありませんでした。大人になって子ども自身が恥をかかないためにも、親をはじめとする周りの大人が折に触れて食事のマナーを教える必要がありそうです。
マナーを子どもに教える機会を作りつつも、子どもが受け入れやすいように一人分ずつ盛り分ける、といった食事の環境を整えることも併せてやってあげるといいのではないでしょうか。
文・こもも 編集・しのむ イラスト・Ponko