言葉の発音がおかしい娘。思い出してしまった”人間関係の辛い記憶”
2歳のとき、言語発達遅滞※(げんごはったつちたい)と診断された娘。まずは目の前にいる娘と向き合い、言語発達遅滞を「娘の個性」として受け入れてきました。
そんな娘をみて私が小学生のとき、先生や友人に叱られたりからかわれたりした出来事を思い出してしまったのです。
※言語発達遅滞:聴覚障害や対人関係の問題、言語学習に限定された特異的障害などやあるいはそれ以外の何らかの理由によってことばの発達が同年齢の子どもと比較して遅れている場合をさします。(参考:学校法人川崎学園「言語発達遅滞」)
幼いときのことを思い出し、本当に辛かったです。
自身の経験から「うまく発音できない、気持ちを伝えられない」と娘が感じるもどかしさはよく分かりました。
娘の言葉に関して、私の目標は「自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを知り、コミュニケーションを円滑にする」こと。
たくさんの情報がありますが惑わされ過ぎず、目の前の娘と向き合うように心がけています。
幸い、理解のある幼稚園や優しいお友達に恵まれて娘はのびのびと過ごしています。
その楽しそうな姿をみて、私も母としての幸せを感じるのでした。
文、イラスト・猫田カヨ 編集:blackcat
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