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言葉の発達がゆっくりな2歳児の娘が「言語発達遅滞」と診断された日

言葉の発達がゆっくりな娘が発達センターを訪れてから2ヶ月が経ち、専門医の診察を受ける事になりました。娘が2歳7ヶ月のときです。

診察当日、家族3人で病院へ向かいました。
初めは病院を怖がっていた娘でしたが、優しい女性の主治医だったのですぐに打ち解けて診察室をぐるぐる歩き回り落ち着かないご様子。

娘が落ち着いてから、先生が動物の絵が描かれたカードを娘に見せます。
「これはなあに?」と馬の絵を指差して娘に質問しますが、娘は固まったまま何も言いません。
次に猫の絵を指差すと「ねこ!」と娘は大きな声で答えました。
先生はじっと娘の様子を観察。娘に他のカードを見せますが、なかなか名詞が出てきません。おおまかな基準として2歳半くらいであれば2語文が出て来る頃ですが、娘は2語文は話せませんでした。
先生は娘に様々な質問をしますが、娘はニコニコしたままで会話になりませんでした。


しばらくして私達は先生に呼ばれました。
先生は「娘さんは言語発達遅滞だと思われます。言葉の発達にも個人差があって、あくまでおおまかな基準としてですが、娘さんの場合は2歳7ヶ月時点で名詞や2語文が出てこない点が気になります」と。
私は不安になって「言語発達遅滞(※1)ということですが、知能の発達度合いも関わっているんでしょうか?」と聞きました。
先生は「今の時点では知能の発達度合いではなく、ただ言葉の発達だけが非常にゆっくりという印象です。詳しい検査となると発達検査を行う事になりますが、3歳過ぎてから行ったほうがいいですよ」と慎重に、かつ丁寧に答えてくれました。

(※1)『言語発達遅滞のはっきりとした定義はないが,言語発達が定型発達から幼児期は1歳以上,学童期では2歳以上の遅れを認めた場合に言語発達遅滞であると定義されることが多い(引用:小児耳鼻咽喉科疾患セミナーⅠ―聴覚・言語発達の異常と対応――言語発達遅滞―より)』


娘が「言語発達遅滞」と診断されたとき
「ああ、やっぱりそうだったんだ」と受け入れた自分と「なんで娘が? なんで?」という気持ちがごちゃまぜでした。
冷静に先生に質問していたものの、かなり動揺していたと思います。
帰宅途中、私の不安な気持ちを察した旦那が
「不安なのはわかる。でももし何か自分のせいだとか思っているのなら、それは違うよ。言葉の発達のゆっくりさは娘ちゃんの個性だと思おうよ」
「そっか……個性かあ。言われてみればそうだよね」
言語発達遅滞の要因はさまざまです。

ですが、まずは目の前にいる娘と向き合い、言語発達遅滞を「娘の個性」として受け入れてみようと思いました。
今後は診察とST(言語聴覚士)さん(※2)との面談もあるし、娘のペースに合わせてやっていこうと気持ちを切り替えました。

そしてその後のSTさんとの面談のおかげで少しずつ解決の糸口が見えてくるのでした。

(※2)『ST(言語聴覚士)言葉や聞こえ、嚥下などに障害のある人たちにさまざまな訓練や指導を行う(引用:小児耳鼻咽喉科疾患セミナーⅠ―聴覚・言語発達の異常と対応――言語発達遅滞―より)』

文、イラスト・猫田カヨ

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