「車を貸して」としつこい親戚。身内に車を貸さないのは意地悪?みんなならどうする?
車を所有していると、他人に「車を貸してほしい」と言われることもあるかもしれません。気軽に貸せる人もいれば、大切にしている車が、万が一キズモノになって返ってきたり、もしものことがあったりしたら嫌なので、貸すことを拒否する方もいることでしょう。ある投稿者さんは、「親戚から車を貸してほしいと言われて、断ったら怒りだした」と相談しています。
「車を貸して」としつこい親戚と「貸してやれ」という親戚に困惑
『みなさんは身内に車を貸しますか? 旦那側のおじさんからわが家の車を「貸してほしい」とときどき言われます。うちは私が車を運転しないので、保険は旦那1人だけの本人限定特約をかけています。なので、そのたびに保険を理由にお断りしているのですが、相手は自分が信用されていないように感じるらしく、怒ります。そのことを他の親族に相談したところ、「気持ちの問題。車ぐらい貸せ」と言われました。確かにそうなのかもしれませんが、運転するのは「貸してほしい」と言うおじさんではなく、おじさんの友達です。知っている人ではあるものの、そう簡単に貸せない気持ちが大きいです。
また、1度貸すとまたしょっちゅう貸さなくてはいけないことになるかと思うので、ハッキリと断るしかないのですが。いくら身内とはいえ、こんなにも簡単に車を貸せと言える神経が私には全く分からなくて。みなさんは身内なら、保険関係なく快く貸せますか?』
「第三者に貸す保険に加入していない」と保険を理由に車を貸すことを何度も断っても「貸してほしい」と言ってくる旦那さんのおじさん。断るたびに「信用していないのか!」と怒りだしてしまうのだそう。しかも運転するのはおじさんの友達という、まったくの赤の他人です。
借りた車の事故に対して補償される「他車運転特約」のついた自動車保険や、車ではなく人にかけて、借りた車の事故に対する補償を行う「ドライバー保険」もあります。しかしそれらの保険が話題に上っていないということは、おそらく投稿者さんのおじさんは保険周りの考慮が抜けているのでしょう。さらにこのことを他の親戚に話をすると「車ぐらい貸せ」と言われたことで、投稿者さんは自分が間違っているのかと不安になってしまったようですね。
ママスタコミュニティでは「車を貸してという人が非常識!」の声が集まりました。身内からの頼み、納得してもらえる方法はあるのでしょうか?
「車を貸してという人が非常識!」万が一があれば家庭が壊れる
他人の車を貸してと言ってくるおじさんにも、「車ぐらい貸せ」と言ってくる他の親戚にも非常識さを感じるというコメントが集まっています。
『貸しません! 貸して何かあったら嫌なので保険も夫婦だけの保険にしている。貸してって非常識すぎるよね』
『貸してなんて言われたことないけれど無理。普通1回断ったら諦めるよね? 図々しい。「車ぐらい貸せ」と言った親戚が車貸してあげれば良いじゃん』
『他人の車を簡単に借りようとするおじも、貸せと言う親族も信じられない。信じられないから信用もない。だから貸せない貸さない』
『車の貸し借りどころか全ての関わりを遠慮したいわ。別にその人と上手くいかなくて投稿者の家庭が壊れるわけじゃないんだし無視無視。自分たちさえ良ければいい奴等は絶対に面倒事を連れてくるから』
ママスタコミュニティのコメントでは「車くらい貸してあげれば」とコメントした方は皆無でした。
もしも事故を起こしたときは車の所有者も責任に問われるから
ママスタコミュニティに集まったみなさんは「事故を起こした際には車の所有者も責任が問われる」からという理由で他人に車を貸すことをしないとコメントしてくれました。
『貸しません。安全運転していても、もらい事故もあり得る。そしたら貸した側も責任を問われるし』
『絶対に貸さない。旦那用にしか保険をかけてないなら、もしその人が運転して事故したときに、保険が効かないから責任を負ってもらえないよ? 全額負担だよ? 事故に相手がいて怪我でもしたら、旦那さんの責任にもなるよ? きっとそのおじは逃げると思う。それにそんな図々しい身内なら、旦那がかわりに運転していたことにしろ! とか言ってきそう。何がおきても、おきなくても面倒だからやめた方がいい!』
自賠法(自動車損害賠償保障法)の3条では運行供用者責任が定められており、以下のように記載があります。
『自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。ただし、自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかつたこと、被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があつたこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかつたことを証明したときは、この限りでない(引用:e-Gov「自動車損害賠償保障法 」)』
運行供用者には、”車の所有者”も含まれます。つまり、他人に車を貸して事故を起こした場合、車の所有者も責任を負うことになるということ。このような事態になるのを防ぐために、ママスタコミュニティのママたちは安易に他人に車を貸さないと決めている方が多いようでした。
貸さないトラブルよりも貸したトラブルの方が怖い!代替案は?
『絶対貸さない。そういう奴は車を傷つけても弁償しない。「信用されてない」って怒るなら、「はい信用してないので無理です」でいいよ』
『私もありえないって断る。他の親族に貸してやれって言われたら「じゃああなたの家の車を貸してあげたらどうですか?」って返す』
貸さないと怒られるし責められる、しかし、貸せば事故や車の故障などが心配。この2つを比べてみて、どちらのトラブルがより怖いかを考えればおのずと答えはでるのではないでしょうか。
ただ「貸さない」と返事するだけでなく、代替案を提案してくれるママもいました。
『貸さない。うちも旦那や私の身内からよく貸してと言われる。保険は夫婦限定(本人・配偶者限定特約)で、人には絶対貸さないと夫婦で話し合っている。「例外を作ると旦那も身内に貸しちゃうかもしれないからダメ」って言っている。「保険を変えて」とか、「自分で保険に入るから貸して」ってしつこく言われたりもするけど、「うちも子どもがいて突然車を使うこともあるから、カーシェアを使えば?」って言っている。うちも旦那がカーシェアを利用することもあるし』
『やだよ。しかもおじさんの友達って誰だよ! って感じ。妥協してレンタカー手配まではしてあげる』
『レンタカーなり、カーシェアなり車に乗る手段はあるはず!』
どうしても親戚が車を貸してほしいとしつこい場合は、レンタカーやカーシェアなどを提案すると良さそうですね。
「車を貸せ」という親戚の意見もありますが、この人は投稿者さんから見れば他人。おじさんが事故を起こしたとしても何の被害もなければ保証もしてくれないからこそ、安易なことが言えるのではないでしょうか。車を貸したことで自分にどんな不利益があるのかをよく検討し、自分の考えと判断に自信を持って貫いてくださいね。
文・物江窓香 編集・しらたまよ
関連記事
※ママ友とのお出かけに車を出したけれどお礼に納得できない!今後のお付き合いをスムーズにさせる方法とは- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 身内に車貸しますか?