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言葉の発達がゆっくりな娘が話す「娘独自の言葉や発音を認めることが大事」

言葉の発達がゆっくりな娘は、2歳半ごろでも喃語を組みあわせたような声をよく出していました。
名詞自体も少なく、親である私達でも何を言っているのかわからないこともしばしば。
療育に通い始めた当時、言語聴覚士さんや心理士さんからは「もし言い間違いをしても笑ったり、否定しない。
まずは言えた事を褒めてから「正しい言葉や発音」で返してあげてください」と言われていました。
娘独自の言葉1

当時はなかなかはっきりと「おかえり」とは言えませんでしたが、
パパにおかえりと言いたいという一生懸命な気持ちは伝わります。

そんな娘を見ていて
「そういえば、私もよく言い間違いをしていたな~」と思い出す私。
私自身も小さいときによく言いまちがえをしていて、周囲の大人に面白がってマネをされていたこと、
それが嫌でたまらなかった苦い思い出を思い出しました。

娘独自の言葉2

今思えば子どもの言い間違いや、舌っ足らずな話し方は大人にとってはかわいらしく見えたんだと思います。
だけど3歳の私にとっては恥ずかしくて悔しい気持ちでいっぱいでした。

娘独自の言葉3
そういうことがあったので、娘が何か言い間違えてもなるべく冷静に反応するようにしています。
でもかわいい言い間違えや面白い言い間違えもあるので、どうしても笑いそうになってしまいますが、あまりしつこく面白がったりしないようにしています。

「娘独自の言葉や発音をまず認めること、そして否定したり笑ったりしないこと」 これだけはいつも忘れないように心がけています。
と同時に「自分も面白がられたくなかったんだよな……うん、一生懸命だった」と改めて認識したことで少し私の心も軽くなったような気がしました。

文、イラスト・猫田カヨ

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