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子どものしつけに悩むママ。何歳までに何を教えればいい?先輩ママたちが子どもに教えたこととは

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子どもに人としての礼儀やマナーを教えるしつけは、親が子どもにする教育の1つですよね。大人になったとき最低限の礼儀を知らないと、子ども自身も恥をかいてしまいます。そのため早めに礼儀やマナーを身につけさせたいと思うママは少なくないでしょう。一方で子どものためを思ってしつけをしているけれど、何をどこまで教えるのか判断に迷うママもいるようです。ママスタコミュニティにも子どものしつけについて投稿がありました。

『子のためにしつけを頑張っているんだけど……。あんまりガチガチにしつけちゃうと、子どもらしさがなくなって逆に可愛げないかなとか。ここまでする必要はないかな? とか。何をどこまでとかわからなくなってくる』

投稿者さんは子どものしつけの境界線がわからないとのことです。このお悩みに対して子どものしつけをしてきたママたちからアドバイスが寄せられています。

「挨拶ができる」「自分がされて嫌なことはしない」基本はこの2つ

『ありがとう、ごめんなさい これがちゃんと言えて挨拶できれば大丈夫』

『しつけは頑張らないでいいんだよ。自分自身や人を傷つける行為はいけないこと。自分がされて嫌なことは人にもしない。大切なのはこの2つ。マナー的なことなら成長過程で都度考えられるように、自分の力で前に進むように教えてあげればいいんだよ』

『挨拶をする。自分がされて嫌なことは人にしない。時間を守る。という基本的なことを教えてあげて』

「ありがとう」「ごめんなさい」「おはようございます」「こんにちは」など、人としての基本的な挨拶を身につけることが、子どものしつけのスタートになるとの意見がありました。特に「ありがとう」は人間関係を築く上で大切な言葉になりそうです。また「自分がされて嫌なことは他の人にもしない」という、人として最低限の礼儀も教えていく必要がありそうです。

自己肯定感を育てる

『しつけもやりすぎはだめだよ。ある程度マナーを教えること。あとはお母さんの笑顔と優しさ言葉遣い。それ見ていたらちゃんと育つ。自己肯定感はすごく大切だと思う。あれだめ、これだめでは、自分で何にも考えられない大人になる』

『いつまでも口出して「あれは駄目よ、これはこうしない」といちいち言うのは駄目出しと同じ。過干渉で自己肯定感なんて育つわけないよね』

自己肯定感とは、自分のあり方を評価できる感情、自分の価値や存在を肯定できる感情などを意味する言葉です。最近よく耳にする言葉ですが、自己肯定感が高いと自分に自信が持てたり物事に取り組む意欲が高くなると言われています。しつけをする一方で、過度な口出しや否定的な言葉を繰り返してしてしまうことは子どものやる気や自信を損ねてしまう可能性もあります。

しつけは何歳までにするのがいい?

『しつけられるのは小学生までだよ。だから同じことを何度も言わないで一度に一言。口調は優しく』

『しつけは原則小学生までにしておかないと、思春期からは全く親の言うことを聞かなくなる。しつけをしておかないと周りに迷惑をかけたり、何より本人が嫌われて孤立する原因になるから、小学生までが勝負だと思っている』

『中学生までに一通りできるようにしつけておくと、後が楽。自宅学習も含めて。中学になるとあれこれ言われるの嫌がるから、そこまでが肝』

コメントくれたママの場合には、しつけは小学校までにしていたようですね。中学生になると、子どもが親の言うことを聞かなくなってしまうとのこと。かといって厳しく言うと反発されてしまうこともあるでしょう。そうなると親の口調もさらに厳しくなり、ケンカになってしまうこともあるかもしれません。学習習慣を含め、人としての礼儀やマナーを知らないと、困るのは子どもです。ママたちの経験から、早めのしつけが大切になりそうです。

しつけをするときのママの心構え

「できない」ことを前提にする

『そもそもの前提として「できない」ということを念頭に置くとよいです。もちろん、子どもさんにあなたはできないと言うのはだめですよ。できないを念頭に置くのは、自身の感情のコントロールが容易になるからです。できるはずと思ってることができていないと怒りになりますが、「できない」を想定してると怒りにはならず、逆にできていると誉めることに繋がるからです』

ママが子どもに礼儀やマナーを教えるとき、「最初からはできない」と思っていれば、できなかったときに怒ることもありませんよね。できないことに対して怒ってしまうと、子どもは「最初からできるわけがないじゃない」と感じてしまうかもしれません。ママと子どもの関係を悪くさせないためにも、親の心構えとして「子どもはできないものだ」ととらえておくといいのではないでしょうか。

何度も繰り返す

『何度も何度も同じことを繰り返してください。ダメなものはダメ。なぜダメなのか。どうしてそうなるのか。そうするとどうなるのか。場面によってはさまざまです。これが後に活きてきます。ある程度の年齢になってくると、自らが「そういえばあのときこんなん言われたな」「しつこく怒られたな」と。子どもの記憶に記録されたら、それはもう成功です!』

1回言えば言うことを聞いて、その通りにしてくれる子どもは稀かもしれません。そのため何度も同じことを繰り返して教えていく必要がありますね。ママにとっては「何度言えばいいの?」と思えることでも、根気強く伝えることで子どもも理解していくようです。

親自身が子どもを愛していることを伝える

『それより親が子どもを大好きなことを、言葉で毎日伝えた方がいいよ。心が安定していれば、そんな悪いようには育たないと思う。親に愛されてる実感が自己肯定感を育てる。ダメ出しばかりはひたすら子どもの存在を否定することにつながる』

自己肯定感を子どもに持たせるために、まずは一番近くにいる親が子どもを認めて、肯定することが大切でしょう。その方法の1つとしては、「大好きだよ」「愛しているよ」と言葉で伝えることがありますね。

愛情を持って繰り返し何度も伝えていこう

子どもに礼儀やマナーなどを教えていくしつけは、ママにとっても大きな課題となっていることがわかりますね。まずは「ありがとう」「ごめんなさい」「おはようございます」などの挨拶から始めて、「自分がされて嫌なことは他の人にもしない」という基本的なことを伝えていくことがしつけのポイントになるようです。また親自身が子どもを認めることで、子どもの自己肯定感も育っていく、とのこと。同じことを何度言っても聞いてくれないこともあるでしょう、しかし根気強く、「大好きだよ」と言葉で伝えながら、子どもに接していくこともしつけをするときのポイントになるのではないでしょうか。

文・こもも 編集・kunel

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