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怒ると物に当たる旦那。激しい行動は治るもの?ママたちが自分を守る方法は

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心穏やかに毎日を過ごしたいと思っていても、生きていれば腹が立ったり苛立ったりすることもあるもの。怒りを感じたときの表現方法は人によってさまざまでしょうが、あなたの旦那さんだったらどんな態度を取るでしょうか? ある投稿者さんは、旦那さんが腹を立てると物に当たることに悩みを抱えているようです。

『結婚して10年です。子どもが2人います。旦那が物に当たるタイプで、以前賃貸に住んでいたときは何度か壁やドアに穴をあけました。何度も離婚した方がいいのか悩みましたが、子どもがまだ小さいので、色々不安で離れられずにズルズルきて、半年前に一軒家に引っ越しました。
さっき旦那が帰宅をし、機嫌が悪かったのか玄関と旦那の部屋で激しい物音がしました。まだ確認していませんが絶対にどこか穴が空いている気がします。
今まで1度もありませんが、子どもに手をあげないかと怖くて激しい物音をたてられると手が震え、吐きそうになります。
このまま我慢していくのか、離婚をする準備をすすめるのかどうしていいのかわかりません』

機嫌が悪いと物に当たる旦那さんに不安を抱きながらも結婚生活を10年続け、新居に引っ越したばかりの投稿者さん。しかし旦那さんは物に当たるので、そのうち子どもに手をあげないか不安で、大きな音を聞くと手が震えて吐き気をもよおすほどだそう。こんな旦那さんの行動は今後治るものでしょうか? 悩むママに、リアルな経験を元にした声が届いています。

物に当たる旦那に悩む妻たち

怒りに身を任せて物などに当たる人が家庭にいると、一緒に生活する家族は心穏やかに過ごせませんよね。しかしママスタには、多くのママが物に当たる旦那さんに困っていたのです。

『うちも引っ越して1ヶ月で穴空けられたよ。
ホントにショックで今でも覚えてるよ』

『私の旦那もそうです。うちは結婚13年目になります。新築で引っ越した家も旦那が傷ばかりつけます。
日常的ではないですが子どもがいるにも関わらず物に当たり、私にも手を出してきたり……
何年も我慢してきましたが最近耐えきれず義母に相談しました』

『うちは子どもにも手をあげることがありました。
それは今はなくなりましたが、そのぶん物と私にきてますね……
どうしたらいいのか私もすごく悩んでます』

『もともとモラハラが酷かったし怒鳴ることもあったけど、今日初めて泣いてる私を真っ直ぐ見つめながら拳を握りしめ、震わせて車を殴った。
怖かったし、今まで我慢してきたけどこれ以上エスカレートするようならいつかDVもあると思う。初めて限界がきた気がした』

子どものために離婚した方がいい?その理由は

悩む投稿者さんに対して、今すぐ離婚を考えるべきというママたちのコメントが寄せられていました。その理由は一体何なのでしょうか。

『子どものために離婚すべき!』

『うちと同じ。もうこれは治らないよ。離婚を考えたほうがいい』

『そういう人は治りませんよ。うちの旦那です。それでも私はまだ一緒にいます。
「物に当たるのはやめて。自分で一生懸命稼いで買ったものでしょ。その物を壊すなんて嫌じゃない?」って言ったら、「子どもを殴るよりマシじゃね?」と。あと「別にいいよ、俺が稼いで買ったものだし」と開き直ってました』

『お子さんはまだ小さいですか? 大きくなれば手をあげてしまうこともありますよ、きっと。
何があってもお子さんを守り抜く自信があってそういう旦那だと諦めて一緒にいるか、離婚か決断するときですね』

ママたちが離婚を勧める理由には、物に当たるような旦那さんはこの先も変わらないだろうと予想されるからだそう。物を壊したり叩いたりしないように説得しているにも関わらず、聞く耳を持たず改善しない旦那さんもいるようです。

子どもへの影響は大きい

何かに怒ったときに物に当たる人が家庭にいることで、子どもへの影響を心配しているママもいました。

『物に当たりだしたら次は人、だよねぇ?』

『結局許すから治らないんだよ。
あなたに暴力をふるうなら子どもも悲しいし、そんな中で育ててたら子どももおかしくなります。
あなたが耐えられなくなったらまた子どもに矛先がいくので早く離れてください。
DVの父親なんて子どもに必要ありません』

普段から物に当たる人は、今はそうでなくてもそのうち妻や子どもにも手をあげるだろうとママたちは考えているようです。投稿者さんや子どもが危険な目にあう前に離れたほうがいいというママの声が寄せられています。また、子どもがその姿を見て、そのうち真似をすると考えているママもいました。

『子どもが真似するようになるよ。
イライラして怒ったら物に当たっていいんだって』

一方で、子どもに悪い影響が出ているため離婚を切り出しているにも関わらず、相手が応じないこともあるようです。

『子どもに影響が出ているのは事実なので、離婚も切り出してますが応じてくれません。
旦那が怒るのは私のせいだと言われるので、私が怒らせないように生活しなきゃダメなんですかね……』

物に当たる旦那さんを怒らせないように、日々気を使って生活していることを教えてくれたママもいました。子どもへの影響が出ているにも関わらず離れられない状況を考えると、ママや子どもの精神的な苦痛はどれほどのものかと心が痛みます。

子どもの頃に同じ経験のあるママの今は

ママスタには、同じように物を当たる父親がいたと教えてくれたママもいました。今もその影響が残っていると告白してくれています。

『私がそうだった。うちの父も物に当たる、壊す人でモラハラもあったけど、母は子どもがいたから離婚できなかったと言ってた。言われなくても何となく分かってたから、子どものために離婚できなかったと言われたときは本当に辛かった。
私はいまだに父みたいな大声出す人や大きな物音も苦手。勝手に涙が出てしまうくらいトラウマ。私も母も離婚しなくて良かったことは何もなかった』

いまだに大きな物音や大声を出す人が苦手で、トラウマになっているとのこと。物に当たる人は、そのときだけでなく、子どものその後の人生まで影響を及ぼすこともあるようです。

怒ると物に当たる、物を壊すといった行動で表現する旦那さんは、やめてほしいと伝えても改善されないこともあり、子どもへの影響も大きいことがママたちからの声からわかりました。もちろん話し合いで改善することもあるかもしれないため、まずはママが旦那さんと話し合うことが必要でしょう。ただ「子どもに危害を加えるといっておどすこと」や、「なぐるそぶりや物をなげつけるふりをして、おどかすこと」もDV(ドメスティック・バイオレンス)と見なされます。何度話しても改善が見られない場合や、自分や子どもに危害が加わるなど危険な状況になりそうな場合には、「婦人相談所」や「DV相談ナビ」といった公共の相談窓口に相談することも一つの手かもしれません。

参考資料:男女共同参画局 ドメスティック・バイオレンス(DV)とは

文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
物にあたる旦那
旦那が物に当たる