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軽く注意しただけで床を殴る、布団を叩く……物に当たる高校生の息子にどう接したらいい?

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子どもが成長して中高生にもなると、身長や体重がママを追い越すこともあるかもしれませんね。特に男の子だと力ではかなわないという場面も出てくるよう。ママスタコミュニティにも、高校生の息子がイラ立ったときにみせる激しい行動に困り果てているというママからの相談がありました。

『高1の息子がいます。食事中にスマホで動画をみてるので今日軽く注意しました。そしたら拳で床をドン! 食事が終わると自分の部屋に行ったのですが、何やら布団をバシバシとベルトで叩いてる音がしました。
学校が遠くて部活も忙しく、ものすごくストレスが溜まっているのはわかるのですが、物に当たるこの態度。どう対応したらいいのでしょう』

息子さんは軽く注意しただけでイラ立ち、床や布団など物に当たってしまうそうです。その反抗的な姿にはママも嫌気がさし、顔も見たくないと思うほど。トピックにはどのようなコメントが集まったのでしょうか?

イラ立つ息子の態度に悩むママたち

中高生男子のイライラした態度や物に当たる行動は、とてもママが止められるものではないそうです。なかには壁に穴が開いてしまったと証言してくれた人も。

『うちとそっくりだよ。それですごく悩んでる。反抗期だからある程度はスルーしてきたけど、最近はちょっとひどすぎるからスマホに関しては預かろうと思ってる』

『うちなんてお風呂にも入らないから。帰ってきて中に着てたジャージのままゲームするし。ある程度我慢してるけど、今は本当話すのも見るのも嫌だわ』

『うちも壁に穴あくよ、穴だらけだよ。食事のときはスマホ見ないように言ってる。あとはなに言ってもダメ。あれこれ命令口調で注意するのは一番反抗してくるから、餌まいてるようなもんだよ』

反抗期ならそんなもの。本当は優しい子なのでは

息子さんが物に当たるのは「反抗期」ゆえの行動なのではという声も寄せられていました。子どもの発達段階ごとの特徴によれば、中学生頃には親に対する反抗期を迎え、親子のコミュニケーションが不足しがちになり、思春期特有の課題も現れるとされます。きっと物に当たるのは息子さんなりのストレス解消の方法なのでしょう。イラ立ちをママではなく物にぶつけているのだから、むしろ優しい子だという意見もありました。

『中学生の頃は反抗期なかったんですか? ストレスを発散させられる方法を考えては?』

『反抗期真っ只中なのかな? お母さんに対しての甘えもまだまだ抜けない感じだね。母親の存在自体がウザい時期でもあるから、しばらく放っておけば?』

『お母さんが鬱陶しいから、お母さんに手をあげたいけど、それは流石にできないので物に当たってるんじゃないの? 色々溜まってるものがあるんだろうね』

『投稿者さんに手を出さないのだから優しいですよ。部活がそれだけ大変ならイラ立ちも酷くなるのは仕方ないです。うちの反抗期は、中2の夏から中3の夏ぐらいでした。うちも殺気だってました』

反抗期の息子への声のかけ方は?

たとえ忙しい日々でストレスがたまっていても、食事中のスマホを注意しただけでイライラされるのは困りもの。反抗的な息子に対して、一体ママはどう接したらいいのでしょう? 先輩ママたちからは、命令口調で強く注意するのは逆効果だというアドバイスが寄せられました。

『うるさく言うと、逆効果。なんもメリットない。高校生になったら、ルールを決めて縛るより、マナーとして行儀わるいと思うことはしっかり叱る。ルールを守るかどうかは自己責任』

『ストレスたまるのは仕方ない。優しい子なんだよ。注意するときは「これだけしてやってるのに」とか論点ずれないようにキッパリ一言だけ。命令しないであげて。言うなら一回だけお願いな感じで強めに言う』

『ルール決めてなくても、食事中にスマホ見ないのはマナーとして分かってて欲しいところだよね。「何見てるの?」「一緒に見ていい?」とかグイグイ近寄ってみたら?』

『スマホなんて今は生活に必要不可欠なツール。もう高校生なんだから取り上げたところでどうもならない。うちは皆で食事をする時には見ない。勉強、準備、寝起き、やるべき事をやるなら、好きにして良いというルールだよ』

子どもにルールやマナーを守ってもらうために、ママたちは伝え方を工夫しているようです。本人が素直に聞き入れられるよう、何度も口うるさく言わない、命令しないといった点に気を遣っているようです。

『子どもの対応って本当に難しいですよね。疲れますよね。わかります。子ども自身も大変なのはわかるけど母親も大変ですよね。いつかお互い報われる日がきますように』

反抗期の息子のイラ立ちにつきあうママたちは大変でしょう。もし対応を間違えたらいっそう激しく反抗されてしまうかもしれないと、緊張感を持ちながら接しているかもしれません。しかし子どもの発達段階において、高校生の頃は自立した大人となるための最終的な移行時期とされています。物に当たるような激しさもいずれ過ぎるはず。今は子どもの自立を手助けしていると思いながら、落ち着いて見守るのがいいかもしれませんね。

文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
物にあたる息子への対応