”旦那さんを立てる”ことは男尊女卑とイコール?ママたちが考える夫婦のあり方とは
普段の生活のなかで、妻が”旦那さんを立てる”ことを求められた経験をしたことがある人もいるでしょう。しかし、そもそも夫婦は対等であるはず、と考えるママさんからある投稿がありました。ママたちは”夫を立てる”ことについてどのように考えているのでしょうか。
『夫を立てる って今の時代にそぐわない。今の時代夫婦はフェアであるべき、平等なんだよ。男尊女卑の時代は終わった』
”夫を立てる”=男尊女卑?ママたちの賛否両論が渦巻く
”夫を立てる”=物事の最終決定権を持たせる、と考えるママ
『本当にそう思う。尊敬できる夫なら時代関係なく女は従っている。うちは何だかんだ最終決定権は旦那だけど、頼りにならない旦那なら私が主導権を握っている』
「夫を立てることは男尊女卑なのではないか」という投稿者さんの問いに対して、「そう思う」と答えたママがいました。具体的には”家庭の物事の最終決定権を夫に持たせる”ことが、“夫と立てること”であると判断しているようです。
”夫を立てる”ことは男尊女卑ではない!と考えるママも
『立てると男尊女卑は違うんだよ。私は旦那のことを尊敬しているよ』
一方で夫を立てることは男尊女卑とイコールではない、というコメントもありました。男尊女卑とは、男性を尊び、女性を卑しい(男性の方が地位や身分が上で、女性の方が下である)とする態度や思想を指す言葉です。投稿してくれたママが旦那さんを立てる理由は”旦那さんを尊敬しているから”であって、男尊女卑の考えからではないようです。
高度経済成長期あたりまでの日本では、妻たちに自らお金を稼ぎ、経済的に自立する選択肢はそれほどありませんでした。自分でお金を稼いで食べていけなければ、旦那さんが稼いだお金で食べさせてもらうしかありませんね。そこで、経済的な面においては、明確な上下関係が夫婦の間で生まれてしまっていたのです。ただし、そのことが男尊女卑の思想につながったかどうかは、夫婦によって、あるいは人によって異なるかもしれませんね。
今や女性たちは自らお金を稼いで、ときには一家の大黒柱となる選択肢も手に入れました。望めば独り立ちできる能力を手に入れた女性だからこそ、経済的な面においては”旦那さんを立てるか立てないか”を選べるという解釈もできそうですね。
”夫を立てる”ほうが夫婦仲がうまくいく?ママたちの真意とは
『そうかもしれない、経済力ある女の人も多いし。逆に、子育てや家事能力高い男の人も多い。でも子育て世代の親や祖父母世代がまだそういう価値観じゃない世代よね、形だけでも立てられる人の方がいろいろうまくやれそうには思う』
『男尊女卑と夫を立てるは全く別物だと思う。夫を立てた方が、何かと円満な家庭が多いと思う』
『3歩後ろを歩くことが夫を立てるとは思わないけど、夫をけなす人は、夫婦仲最悪だと思う。夫婦仲がいい人は、妻が自然と夫を立てられる人がほとんど』
”旦那さんを立てる”ことは男尊女卑の思想からではなく、旦那さんを大切にする、旦那さんの立場を優先することだと解釈しているママたちもいるようです。旦那さんを立てることをいとわないママたちからは、旦那さんを立てたほうが夫婦仲がうまくいくよ、というアドバイスがありました。ママのコメントにもあるように旦那さんを尊敬している妻のほうが夫婦円満でいられそうですね。
外へ向けて夫を立てればママが操縦しやすい!?ママのほうが一枚上手か
『外で適当に夫をたてておけば勝手に気分よくなってくれるから楽やで』
『昔っから円満な家庭は旦那をたてるように振る舞いつつ手のひらで転がしてるからね。たてておだてていい気持ちにさせて操縦できる夫なら楽だよ。家の旦那も典型的なそういうタイプだから、一応たてとくよ(笑)』
旦那さんを立てることについて、ママたちからは、あまり旦那さんの耳には入れたくない本音が漏れ聞こえてきました。真意はともかく対外的に旦那さんを立てておけば”扱いやすいから”とのことです。旦那さんには知られてはいけない本音ですね……。
夫婦がお互い尊重しあう仲でありたい。今日からママができる”夫の立て方”
『気持ちはわかるよ~。男なんだから子育てはしないとか、オムツ替えてる姿を見て可哀想にとか義理祖母は言っていたな(笑)。そんなのは古臭い考えだと思うよ。でも、お互いできないことを支え合って生きてるわけだからお互い尊重することはいいと思う。旦那の同僚の前では立てるし、ママ友とか旦那が絡んでくる人に旦那の文句は絶対言わない』
”夫を立てる”ことを男尊女卑だと感じる投稿者さんの考え方に一定の理解を示しつつも、決してそれだけが正解ではないよ、と優しく諭すコメントがありました。夫婦は支え合って生きていくものなので、お互いが尊敬しあえることは決して悪いことではない、とのことです。そのために、ときに旦那さんを立てることがあってもよいのでは? ということなのでしょう。
ママ自身が生涯の伴侶として選んだのが旦那さんです。お互いができないことを補いあえているからこそ夫婦として続いてきたのではないでしょうか。どこかひとつでも旦那さんの尊敬できるポイント、ママができないことを補ってくれているポイントを探してみると「ああ、ここが尊敬できるから結婚したんだ」「立てたり立てられたり、実際はお互い様なんだ」と再確認できるかもしれませんよ。
文・しのむ 編集・Natsu
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