本当に、お母さんのミス！？旦那・子どもよ、”ママの万能”を信じてくれるな！
先日ママスタコミュニティでは「これはお母さんのミスですよね？」というタイトルで、高校受験を控えるお子さんのために、公立高校の説明会イベントに参加するのを忘れたママを責める内容の書き込みがなされました。以下が詳細です。あなたはこの事態、どう受けとめますか？
『今回の説明会、参加は必須ではありませんが、高校のことをよく知れるようです。でも、あるお家のお母さんは参加せず、説明会終了後の夕方に、子どもに「行った？」と聞かれ、初めて説明会のことを知ったと言います。
お母さんは普段から頻繁に「お知らせのプリントを受け取っていないから、知らない」と言うらしく、でも子どもは「そこに置いた」と言っているようです。
説明会のことをお母さんが夫に話したら「俺も言っただろ？ ネットでも確認できるだろ」と言われ……。お母さんは「説明会のプリントを渡された記憶がない」、「今朝言われて忘れたなら私が悪いけど、だいぶ前に言われたか言われないか分からないような状況だし、仕方ないでしょ」と開き直り。
お母さんはよく夫に「もうキャパオーバーで、あなたの期待するようにはできない。ずっと一緒にいて、私がこうだって知っているのに、いちいち怒らないで」と言っているようです。
そのお母さんはフルタイムで仕事をしていますが、今回のことはそれとは関係ないですよね？』
説明会のことは伝えた、と主張する子どもと父親。一方「聞いていない」と言い張る、日頃から”キャパオーバー”を痛感しているママ。この状態をママスタコミュニティのママたちはどう見たのでしょうか？
なぜ「母親が行くもの」と決めつける？
ママたちがまず感じたのが、育児・家事全般「どうして、何でもママに任せるの！？」という怒りを伴った疑問かもしれませんね。
『なぜ母親が行かなきゃいけない？』
『お母さんはフルタイムで働いているし、父親でもいいはず。なぜお母さんだけの責任なの？』
『全部、母ちゃんのせいにしちゃえば楽だもんな』
『そうそう、悪者にされるのはいつも母親……』
家庭に関するあらゆることを丸投げされながら、問題が起これば速攻非難されがちな母親という立場。「悪者にされるのはいつも母親」――ママが味わう、この苦々しい気持ち、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか（泣）？
「母親だけ」の責任なの？
親子で暮らしていれば、家事に育児に仕事にお付き合い……重大ごとから些末なことまで、やるべきことは山のよう。ママがフルタイム勤務であれば、なおのことですね。そうした家庭のすべてを「ママが一手に引き受けるもの」と、パパや子どもが信じて疑わない印象が、世間一般にありませんか？ 同じママとしては、投稿者さんの書き込みにあった、「キャパオーバー」という言葉が胸に残ります……。本当に、母親が一切合切の責任を負わなくてはいけないのでしょうか？
ママたちが、父親の態度を痛烈批判
『父親、あなたも親だろ。母親だけを責める資格はない』
『父親も「一度言えばそれで、自分の任務は終了」みたいな態度はNG。再度母親に確認しても良かったんじゃない？ 夫婦なんだからそれくらいはやって当然』
『母親がよく忘れると知っているなら、どうして当日に言ってあげないの？』
子どもの意識にもダメ出し！
『プリントを置くのは渡したとは言えない。と言うか、誰が行く高校の説明会なの？ 子どもがしっかり伝えないとダメでしょ』
『うちの子も黙ってプリントを置く。「誰の受験なのか？ 重要な内容なら、受験に間に合わないこともある」と何度も叱った。お母さんだけのせいじゃないわ！』
そしてやはりママたちの結論は、親子3人そろって意識が甘かったというところに着地。
『子どもはプリントを置いただけで、渡したつもり・母親は意識が低いのか忘れっぽい・父親はそんな母親に直前に釘を刺さなかった……よって、それぞれが悪いです』
ぜひ親子で意識改革を！
親子3人みんな抜けている点があった、と考えられる今回の騒動。ママたちからは、失敗を嘆くだけでなく、それが今後に生きるよう、親子の連携を強めるためのアドバイスが届けられました。
『たしかに受験は親子で挑むことだけど、忘れっぽい母親なら、父親も子どもも直前に確認すべき。誰が悪いというよりも、この家族は他人任せすぎて、チームワークがないと思う』
『良くも悪くも、母親に期待しすぎない方がいいかも。「また忘れてる！」とイライラするより、直前に再確認するとか、カレンダーに予定を書いて就寝前に夫婦でチェックするとか、そもそも大事なことは母親に頼まないとか、うまく工夫した方がいいと思うよ』
『子どもはプリントをもらったら、目立つ場所に貼っておくといい。私は専業主婦だけど、大切なプリントは目立つように貼っておくよ。ミスしたら大変なこともあるものね』
今回の親子さんには「重大なミスの前に、問題に気付けてラッキー」くらいに考えてもらって……自分たち家族に合ったチームワークの高め方を、ぜひ探っていってほしいですね！
文・福本 福子 編集・山内ウェンディ
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